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義母は着付けの先生

夫の母は着付け講師でした。
着付けだけではなくお茶お華お香の先生でもあり着物で出かけることが多く着物のことをよく知っていました。

友だちの結婚式・お宮参り・お正月
行事がある毎に着物を用意してくれました。

聞けば、女の子が欲しかったけど男の子ばかりの三兄弟でキレイな赤いおべべを
着せてあげたくても出来なかった。
嫁であろうとやっと女の子に着物を着せてあげれる。
夢いっぱい広がるわ。
とのことでした。
義母にとっても私にとっても着物好き冥利に尽きる✨と言うことでしょうか笑
実家の母が持たせてくれた着物の出番がないほどでした。

ウチに女の子ができると義母の着物熱が再燃!
娘にいずれ行くだろうから一つも惜しくない。とさらに誂えてくださり嬉しいを通り越しいつしか重圧に。
チョコやクッキーをいただくのとは訳がちがう。
これからどれほど無理難題を叩きつけられるのか?疑心暗鬼になってきました。汗

義母と私の身長差は10センチ以上。
それゆえに状態の良いものは洗い張りに出して仕立て直してプレゼントしてくれました。

このまま甘えていても良いのかな?せめて私サイズに縫い直すことぐらい自分で出来なくては?そう思い始めました。

何だか楽しそうな雰囲気の和裁教室を見つけ習い始めることになったのですがこれが中々難しい!ミシンが大好きで縫い物には多少の自信があったのですがミシン目のように縫い目が揃わない。縫ってはほどき縫ってはほどきの繰り返し。
浴衣二枚・長襦袢一枚を縫ったところで挫折。
全国の和裁士さん心の底から尊敬します!美しい縫い目に出会うと痺れます!

しかし・・・
その和裁教室には着付け教室が併設されていました。
FBの走りのころでしょうか その着付け教室の先生がほぼ毎日 着姿をFBにアップしていらっしゃいました。
「なんて完璧✨」しっくり来る言葉が未だに見つかりませんが沸々と湧き始めていた着付けへの疑問を全て解消して下さると確信しました。

ちょっとまち!アンタ姑さんが着付け先生ちゃうの?!失礼な嫁やな!誰もがそう思うでしょう。
でもどうしてもここの先生の技術とセンスを見逃すことはできない。

和裁教室からの着付け教室の流れを義母に話すと「良いんじゃない」と背中を押してくれました。なんて男前❣️

そんなこんなで目出たく吉澤暁子先生の門下生となりました。

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