見出し画像

偏っている・・・・占ってみても。


 私、できないことがとても多いです。

というか、できること探すと、嗤えるくらい少ないです。

随分 昔のことですが、

付き合っていた男性に、

「お前、そんなんで これまで良く生きてこられたな」と、

言われたことがありますが、

その点に関しては、まさにその通りです。

 とにかく不器用で、洋裁とか全くダメです。

手編みのマフラー作りとか、学生時代に流行っていましたが、

表編みと裏編みのやり方が、どうしてもわからず、

挫折しました・・・

 運動神経も、「なめてんのか!」と、

怒鳴られても致し方ないくらい 鈍い。

不器用で 運動神経が鈍いとなると、

子供の頃は、真っ暗な毎日なようですが、

そうでもなくて、

良く大人から、「幸せそうな顔してる」とか言われてました。

何にも考えない、あんぽんたん(!)って思われてたのかな?

いつも、夢想の中にいたから、しょうがないか。

 兄も姉も、そこそこ優秀で、

特に姉は、美人で優秀だったので、

学校の先生から、

「お姉さんは、そんな風じゃなかったぞ」と言われたりしましたが

全然平気でした。

人間は、生まれつき 能力がちがうんだ と、

その頃から思っていましたから。

両親も 末っ子のみそっかすだから

出来が悪くて当たり前と、思っているふしがあり、

ちょっとこ狡い私は、それに乗っかって、

自分は、生まれつき こんなもの。

出来なくて、当たり前。

むしろ、これくらいやれているのは、私なりに努力しているから。

なんぞと、自己肯定している始末。

負けん気も、ほぼないに等しかったので、

劣等感は、強かったけれど、

それに押しつぶされることはありませんでしたね。

実は、心の奥底で

「だけど、あたしって 実はたいした能力の持ち主なんだから」

というわけのわからん自負なんぞ抱えていましたから。

思い返すと、ほんとただのアホですが・・・

 長じて、色々ありましたが、

人生、中盤を過ぎるころから、

自分が偏っていることを自覚するようになりました。

 私、大の占い好きで よく占ってもらいますが、

自分でも、多少のことはわかります。

私の太陽星座は、おうし座。

月星座は、ふたご座です。

自分なりに読み解くと、

どっしり安定した生活を確保しつつ、

己がやりたいことも、決して諦めず、

フットワーク軽く、あちこち動き回る。

こういう生き方が、一番 私にはあっているような気がします。

あくまでも、ベースは 安定した生活です。

ここは、絶対外せません。

若い頃、出来ないことだらけの自分を顧みて、

いわるゆ「普通のお勤め」とか絶対無理と、思い込み

演劇に足を突っ込んでしまい、大やけど!

もちろん、挫折しました。

そして、安定した地盤が、自分には必須なんだと、思い知りました。

それから、結婚により、安定した生活を手に入れたのですが

子育て期間は、自分のやりたいことが全くやれず

家事と育児に忙殺される毎日に、精神崩壊寸前。

児童虐待すれすれまでいってしまいました。

育児から、少しずつ開放されて、やりたいこと探しの始まり。

ここは、月星座ふたご座ですから、あちこち首を突っ込んで、

人との衝突も辞さず かなりアクティブに動き回りました。

今は、声楽を習い、発表会やら仲間内とのコンサートやらで

かなり忙しくしています。

 牡羊座・おうし座・ふたご座の3つに

太陽・月・火星・水星・木星・金星までが集中しているので、

どうしても、偏ってバランスの悪い人間になってしまうようです。

 東洋占術(鬼谷算命学)で占ってみても、

中心星は、正財が2つ、どっしり構えています。

これは、字の通り。

お金をためて、安定した生活確保が、

己の絶対条件の星です。

しかし、自分自身を表す星は「灯」であったりします。

これは、己の灯を消さず、ずっと動き回るのを良しとする星です。

移り気で、興味がなくなると すぐにどうでもよくなったりしますが、

とにかく灯を消さないようにしないと、

やる気のない、使えないやつになってしまいます。

私のイメージでは、生涯のパン食い競争。

目先に目標ぶらさげて、くらいついていかないと、

充実感は決して得られない・・・

 どちらの占いも、示すところは同じで、

安定した生活地盤の上で、好きなことやってごらんと、示唆しています。

ただ、好きなことを 仕事につなげるほどの才気はないので、

そこは、分をわきまえろよと、苦い経験が教えてくれました。

 星座が偏っているせいもあってか、欠けていることがたくさんあります。

特に、目上の人を敬わず、これは、若い頃ずいぶん怒られました。

自分では、そのつもりではないのですが、

出来ない奴の癖に、

慎み深く、一歩下がって傾聴するという態度が皆無なので、

目上の方に不遜と思われたわけです。

 親しくしている若い女性が、

あまり異性に積極的でもないのに、30を過ぎたころ

突如、婚活を始め、見事 幸せな結婚を果たしました。

彼女曰く、

「占いみてもらったら、結婚運はないから、

婚活しないと 結婚できないよ、と言われたので、

意を決して婚活始めたんです。占いみてもらわなかったら

婚活なんてしなかったかも・・・」

これは、占いの良い活用法ですね!

生まれた日によって、人間 どうしても向き・不向きが決まっているような

ので、占いで指摘された不向きなことを カバーする努力をしてみた。

それが、見事に結実した・・・

 私は、弱点てんこ盛りですが、自分で大体把握できているので、

苦手なことからは、出来るだけ遠ざかるようにしています。

社会的な背景を頭に入れて行動するのが、苦手なので

PTAとか、夫関連の付き合い、地域の女性の集いとかが、不得手です。

極め付きは、仲人!いやいや2回やりましたが、2回とも離婚!

土台、若い人を見守り、時には説教もし、正しい方向に導くなんて

私にできるわけがない!大人に、しょうもない奴と、ため息つかれて

いた人間ですからね・・・

そうそう、私が演劇 諦めた決め手になったのが

その頃 所属していた小劇団の会計をやっていて、そのお金を自宅で

全部 盗まれてしまつたことです。自分で弁償する貯金もなく、

すべて母に出してもらい、事なきをえましたが、

このままいくと、3畳一間 裸電球のアパートの1室で暮らし、

人を羨み 己を呪って生涯が終わるなと、はっきり将来が見えました。

それから、凄まじいばかりの方向転換をして、無理やり結婚を勝ち取った?

感があります。

ちなみに、泥棒が入った時、私は 今の夫とデートしていて外出中でした。

そして、今も 自営の会社では、金庫番が役どころ。

ほんと、お金にひっついていたい性分なんでしょうね!

 占いは、人生のナビゲータになりうる存在です。

上手に使って、恵み大き人生を!

 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?