はじめに
どうも、慧紀です。
遊戯王は明日で11期が終わり12期へと移行します。時が過ぎ去るのは早いですね。
新たな召喚方法やマスタールールの改訂などはおそらくなさそうですが、公開されているカードを見ると、各カードのテキストの記載方法は少し変化しています。
今回は現状判明しているテキストの変化をさらっとまとめていく記事です。
テキスト短縮
テキストが短くなっているケース。
最近のカードはテキストがギチギチになりがちなので嬉しい変化ですね。
1.除外されている→除外状態
個人的には一番驚いたテキスト変更。
12期のカード1発目の《くず鉄の神像》で初公開され、「遂に除外ゾーンが定義された!」と話題になりましたね。
例に挙げた《『焔聖剣-アルマス』》のような墓地と除外両方を指定する効果は、墓地・除外状態とひとまとめに括れるようになったために恩恵がとりわけ大きいです。
除外状態の定義によって既存の裁定が変化する可能性もあるため、明日は遊戯王DBを忘れずにチェックしたいところですね。
2.フィールドの表側表示のカード→フィールド(表側表示)
自分フィールドの表側表示のカードを指定する際の記載方法が変化しました。
長ったらしかったのが短くコンパクトになっています。分かりやすくていいですね。
3.召喚に成功した場合→召喚した場合
召喚などに付随していた「に成功」が削除。
言われてみれば確かになくても困らないなという感じですね。
4.リンク召喚→L召喚
シンクロやエクシーズと同様にリンクもアルファベット1文字で略されるようになりました。最初からこれで実装すればよかったのでは?と思わなくもない
S素材やX素材のように、リンク素材もまたL素材と表記されるようになりそうですね。儀式や融合もそのうち何かしらで略されてもおかしくなさそう。
5.対象を取らない効果の「選んで」が削除(例外あり)
《トリシューラ》など対象を取らない効果の代名詞でおなじみ「選んで」がなくなります。ちょっと悲しいですね。
かつての相方「選択して」の後を追うように表舞台から姿を消すんだね…。
と初見では思ったんですが、その後に公開された《爆炎帝テスタロス》のテキストでは引き続き「選んで」が採用されています。統一してくれ
これは手札を選ぶ場合限定のように見えますが、その場合手札と場と墓地を除外する《トリシューラ》はどうなるのか?気になりますね。
6.(EXデッキの)表側表示/裏側表示→表側/裏側
EXデッキから表側表示、裏側表示という概念が消え、単に「表側」「裏側」となりました。
テキストの長さがより問題になりがちなペンデュラムにはありがたいですね。
7.(フィールドの)裏側表示のカード→裏側表示カード
上述したEXデッキの場合とは異なり、フィールドのカードを指定する場合は「裏側表示カード」となっています。あまり大きくはないですが1文字の短縮。
単に「裏側のカード」としなかったのはなぜなんでしょうか?EXデッキの裏側とわかりやすく区別したかったのかな?
テキスト簡易化
こちらはテキストがわかりやすくなっているケース。
初見では間違えやすいルールなどが比較的わかりやすくなっています。
テキストが長くなっているケースもありますが、初心者に優しくなったり裁定でもめにくくなったりといった恩恵もあるのでこちらも歓迎したいですね。
8.装備カード扱いとして→装備魔法カード扱いで
「装備カードは元々がモンスターカードや罠カードであってもルール上装備魔法カードとして扱う」という裁定が明記されました。テキストが2文字増えそうなところを、「扱いとして」→「扱いで」で2文字削っているためテキストの総量は変化なし。
KONAMIさんの努力を感じます。
9.《融合》のテキスト変更
「《融合》など融合素材を墓地へ送って融合召喚するカードは、本来テキスト通りの挙動であれば融合素材を墓地に送れなければ融合召喚できないが、実際は融合素材が除外されたりEXデッキに加わったり消滅したりして墓地へ送れなかった場合でも融合召喚が成立する」という特殊裁定があります。
直感に反するよくわからない裁定でしたが、12期に入ると同時に《融合》のテキストをエラッタすることでこれを修正。
わかりやすい!ついでにテキストも短い!神!
10.モンスター効果における「発動と効果は無効化されない」の記載位置が移動
記述が括弧書きで効果処理の前に移動。
テキストを軽く見ただけでも発動と効果が無効化されないことがわかりやすいですね。
11.モンスター効果における「発動するターン」にかかる制約の記載位置が移動
上記と同様、「発動するターンにかかる制約はカードの効果が無効化されても残る(カードの効果ではない)」ということがわかりやすくなっています。
初心者が躓きやすいところなので、さらに見分けやすくなったのは好印象。
終わりに
というわけでテキスト変更のまとめでした。
こうして振り返ってみるとなかなか多いですね。テキストを短くしよう、テキストからルールが理解しやすいようにしよう、というKONAMIさんの努力が伝わってくるようです。
それでは、今回の記事はここまで。最後までご覧いただきありがとうございました。