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入寺20周年

こんにちは。keikaです。
山形県のお寺の女性住職、尼さん、お坊さんです。

私は、お寺に入る前 銀行員でした。
結婚相手がお寺の住職で、結婚を機に銀行を退職して お寺に入ることになりました。


今では 私も住職、結婚相手も住職です。
紛らわしいので お相手の住職のことは 隆聖住職と呼びますね。


隆聖住職は、東京出身で ご縁があって山形県のお寺(遍照寺)に入りました。
遍照寺の副住職を経て、のちに住職になりました。


私にとっては 夫であり、師匠(師僧)である隆聖住職は、この2022年11月25日で入寺20周年を迎えました!

隆聖住職は入寺 当時 20代。

それまでずっと都会暮らしでしたから、マクドナルドもスターバックスも無い、大雪に見舞われる土地での暮らしは どれほど大変であっただろうかと思います。


あれから丸20年。

記念すべき節目に この10年間の出来事をまとめてみました。

(その前の10年間にご興味がおありでしたら コメントでお声掛けください♡) 


平成25年から令和4年のあゆみ

                 
平成25年4月 
弟子keikaを修行に出した (5回目の修行 於宗務所 詠歌研修所1年目)
「御詠歌」(仏様に献じる歌)の指導者育成研修所です     
                                 
                       
平成26年4月 
弟子keikaを修行に出した (6回目の修行 於宗務所 詠歌研修所2年目)


同年4月
馬頭観音様の修復記念 特別御開帳
私keikaが住職を務めるお寺 普門坊 の行事 

隆聖住職と二人 力を合わせて乗り切りました
3日間で3,000人を超える方々のご参拝!
ボランティアの皆様のお力添え無くしては成し遂げられなかった大事業

御本尊 馬頭観音様の特別御開帳を迎えた 普門坊 本堂
3日間の期間中に3千人を超えるご参詣
心強かった応援団の皆さん
間も無く拝観時間終了の時

                                 
平成27年4月 
弟子keikaが「詠秀」(御詠歌の指導者)を拝命   
詠歌研修所に2年通い 最終試験を突破
毎月の研修、日々のお稽古に 隆聖住職の応援と協力が無ければ 叶わなかったこと

御詠歌をお唱えするkeika



同年7月 
遍照寺の年会費 コンビニ振込を導入         
アンケートからお檀家さんのご希望を反映しました
システム構築に尽力くださった皆さんにも感謝


平成28年3月 
遍照寺本堂の大修復
平成24年の雪害で向拝屋根の銅板がベロベロに剥がれていました
時間は掛かったものの ようやく念願が叶った年
有志の方々の勧進が有り難かったです

向拝屋根を葺き替え
工事完了から現在まで安全を保っている遍照寺本堂
最新の画像


平成29年7月 
屋根裏で猫が生まれ 壁に穴を開けて救出 
この頃から伽藍に動物の侵入が増えて、対策に知恵を絞る日々がスタート

同年9月 
台風で境内のアカシアが倒木
この時 庫裡の屋根が壊れました


倒木したアカシア 庫裡屋根に直撃


同年冬 
雪害ものすごい被害に見舞われました
本堂大屋根鬼歪み 冠木門柱折れ
庫裡玄関外壁崩れ 渡り廊下屋根トタン剥がれ

平成30年1月 遍照寺の天井裏に猫が侵入
住職二人と猫の知恵比べはひと月にも及びました    

防犯カメラは見た!
天井裏を歩き回る猫


同年春 
風害 暴風雨で庫裡客間のガラスが窓枠ごと吹き飛びました

同年冬  
まだまだ終わらない雪害
庫裡外壁損傷 墓地板塀倒壊  


同年冬   
ハクビシンが本堂に侵入していることが発覚


令和1年4月  
前年の雪害の修理・撤去工事
経年劣化していた本堂の漆喰修復工事
ハクビシンの侵入口を発見!のち対策

令和2年1月  
境内の倒木が相次ぐ(紅葉・竹)    

同年秋  
危険樹木の剪定(アカシア・杉・ホオノキ・欅)   
    

令和3年4月  
遍照寺&普門坊のYouTube「けいかチャンネル」の毎週配信をスタート
最新動画は金曜 夜7時☆ 


同年冬  
危険樹木の大伐採(杉ほか およそ60本)



同年冬
雪害 蔵が倒壊しました


令和4年春
鳥害 庫裡 外壁に穴が空きました 
この穴からムクドリが侵入して、修復工事 待った無し


同年夏  
雪害の蔵 解体 工事  
永代供養付き「新しいお墓」スタート

永代供養付き コンパクトな お墓


ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー  ー

隆聖住職が山形に来て20年。

応援団の皆さんに支えられて ここまでやってきました。


遍照寺の本堂・庫裡は、そろそろ築100年。


着実に老朽化していることに加え、東日本大震災で 建物が 一層 歪んだのでしょう。
その後、雪害、風害、動物の害と、ぐんと被害が多くなって、伽藍の修繕維持に追われた10年でした。

まだまだ未着工のものが残されていますが、遍照寺と普門坊を護り、後世に伝えるべく 二人揃って励んでいこう!という思いです。

これからも応援よろしくお願いします。

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