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仕事の記録、スティーブ・ガッドのインタビューを2008にしたのだった。

だんだん仕事への集中力が途切れがちになる。
考えてみればもう還暦が視野に入っている年になっていた。
吉田拓郎の「今はまだ人生を語らず」を座右の銘にしていたが、終活がわりに(終活という名の断捨離は別途必要だが)思い出せる範囲でやってきた仕事をここに書いておこう。Web時代になってからのものしか載せられないが。

ドラマーならみんな憧れるであろうスティーブ・ガッドのインタビューをヤマハArtist wit Yamahaというブランディングサイトでしたことがあった。調べてみたが当該ページはもうなくなっていて、自分が当時ブログにそのことを書いていた記事だけが残っている。

このブログにも書いたが、スティーブ・ガッドは、ドラムや音楽については、ほとんどなにをきいても語らないに等しかった。

たとえば様々なスタイルの音楽ができるのはどうしてか「音楽が僕にどうやるかを教えてくれる」。

たとえばエリック・クラプトンから、ジェイムス・テイラー、ジャズ系ではクルセイダーズ、ステップスアヘッドなど、あらゆるジャンルのトップアーティストから声をかけられるがどうしてか。「昔からの友だちだから」。

とこんな具合だった。

で、最後に撮影のためにドラムを叩いてくれと頼むと、それまでの柔和な顔が一変して、非常に厳しくも静かで、しかも殺気をたたえた表情を垣間見せたのには驚いた。赤い服で写真を撮っているのは、水谷カメラマン。この時の写真を自分の個展でもよく展示していた。その水谷カメラマンは、残念ながら去年急死してしまった。

そしてLife goes on.

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