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BONNIE PINK INFINITY TOUR in HIROSHIMA
ちょっと昔の話になってしまうのだが、当時は外回りの営業の仕事をしていて、ラジオを聴きながらノルマに追われながら残業100時間こなしながらお客さんを回っていた。なんせコンプライアンス何それおいしいの?(いやはやこの表現自体がもうすでに古いわ)という時代だったので、ノルマと残業にはなんの抵抗もできずにいたんだけど、これはちょっと酷い酷すぎるあんまりだ訴えてやるという事態になってきたので、マジでそういう
もっとみるバンクシー展 天才か反逆者か
名古屋で開催されている『バンクシー展 天才か反逆者か』に行ってきた。
元名古屋ボストン美術館で開催されたんだけど、料金もなかなか立派なんで、どんなもんか期待半分不安半分だった。結果的には2フロアに渡って所狭しと多数の作品があり、映像や、ディスプレイも凝っていて満足できる内容だった。
バンクシーは社会批判的な内容のゲリラアートで有名だが、例えば資本主義のもたらす過剰な消費行動、国家間の不毛な争いに
chasing hope - BONNIE PINK
前作”BackRoom”はセルフリメイクアルバムでした。セルフリメイクアルバムと言えば聞こえはいいですが、過去のヒット曲を引っ張りだしてきてアレンジを直して、1曲だけ新曲を入れたアルバムの事です。これは大物アーチストが曲を書けなくなって売れなくなって、仕方なく過去の遺産で食ってく為の手法で、現役のアーチストがやる事ではないと思っていました。それを愛すべきボニーちゃんがやってしまったのは、かなりショ
もっとみるPINK FLOYD / Is There Anybody Out There: Wall Live 1980-81
ネタのない時に不定期で連載するこのシリーズも9回目になりました。これまで数々のプログレバンドを取り上げてきましたが、いよいよ登場してもらいましょう。Pink Floydです。プログレ界の皇帝、あるいは仙人的存在、あるいは孤高のプログレバンドなどと揶揄されるこの音楽集団は、1967年にイギリスで結成されました。以後、数々の名曲、歴史に残るアルバムを発表し続けて、今なお、世界の音楽シーンに大きな影響力
もっとみるバーバレラ(68年アメリカ映画)
以下のテキストは2009年に書いたものです。
いやー、すげー映画です。何もかもぶっ飛んでます。うわさ以上に軌道を外れてました。もはや人類の存在意義さえもナンセンスです。このような作品が完成して日を見る事ができたのは、まさしく奇蹟と言えるでしょう。
映画『バーバレラ』はジェーンフォンダ主演のSF映画です。宇宙飛行士のジェーン演じるバーバレラは、行方不明になった科学者デュランデュランの捜索を依頼され
エヴァンゲリオンに至るSFアニメ絶対正義の没落
以下のテキストは、2009年7月に書いたものです。青臭いことを書いていますが、黒歴史としてここに残しておこうと思います。
以下本文。
SFアニメの源流ともいえる作品は、ともに72年放送の「マジンガーZ」「科学忍者隊ガッチャマン」でしょう。おそらく同世代でしたら、その名を知らない人はいないと思います。どちらも興行的には大成功で、後の世代への文化的影響度も大きく、評価も高い作品です。
この2作品で