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日本人、ライダー。

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記事一覧

語りたいライブアルバム名盤 10選+1 後編

ネタに困って定期的に登場するこのシリーズも6回目、そろそろこっちもネタ切れな感じなんですが、細かいことは抜きにして話を進めて参りましょう。前回、私がのめり込んだ…

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2週間前
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語りたいライブアルバム名盤 10選+1 前編

優れたロックバンドは優れたライブを演出できます。いくらスタジオ版でいい音を出していても、生でその音を出せなければウソです。そんな素晴らしいコンサートの音を再現で…

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3週間前
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BONNIE PINK INFINITY TOUR in HIROSHIMA

ちょっと昔の話になってしまうのだが、当時は外回りの営業の仕事をしていて、ラジオを聴きながらノルマに追われながら残業100時間こなしながらお客さんを回っていた。なん…

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8か月前
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レイ・ブラッドベリ 華氏451度

ニーヴン&パーネル「悪魔のハンマー」クラーク「渇きの海」ヴォネガットjr「プレイヤーピアノ」ホイル&エリオット「アンドロメダのA」フィニィ「盗まれた街」バロウズ「地…

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9か月前
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666-APHRODITE'S CHILD

『音楽』と言う言葉がその通りに『音を楽しむ』ことなら、例えば、今、こうしてパソコンに向かってキーボードを打つ音、或はマウスのクリック音、はたまた、走る車のエンジ…

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9か月前
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周回遅れで韓ドラにハマった結果

なんとかクラス→イソかわいい 不時着→セリかわいい ウヨンウ→ウヨンウかわいい サイコ→サイコかわいい 恋慕→あ、やっぱウヨンウがかわいい(ウヨンウじゃないけどな)…

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1年前
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龍臥邸事件

名探偵とその助手が事件を解決するパターンと言えば、やはりコナンドイルが生み出したホームズとワトソンのコンビが思い出されます。このスタイルは多くのミステリ愛好家に…

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2年前
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アトポス

何事にしても第一印象は大切なもので、例えば小説など最初に読んだ作品で評価が決まってしまう事も多いのです。最初に読んだ作品がそれなりですとそれなりの作家になってし…

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2年前
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バンクシー展 天才か反逆者か

名古屋で開催されている『バンクシー展 天才か反逆者か』に行ってきた。 元名古屋ボストン美術館で開催されたんだけど、料金もなかなか立派なんで、どんなもんか期待半分不…

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3年前
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百億の昼と千億の夜

ここでは『百億の昼と千億の夜』について語りたいと思います。 (本編の重要な内容に触れていますので未読の方はご注意ください。) 『百億の昼と千億の夜』は、日本のSF…

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3年前
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chasing hope - BONNIE PINK

前作”BackRoom”はセルフリメイクアルバムでした。セルフリメイクアルバムと言えば聞こえはいいですが、過去のヒット曲を引っ張りだしてきてアレンジを直して、1曲だけ新…

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3年前
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PINK FLOYD / Is There Anybody Out There: Wall Live 1980-81

ネタのない時に不定期で連載するこのシリーズも9回目になりました。これまで数々のプログレバンドを取り上げてきましたが、いよいよ登場してもらいましょう。Pink Floydで…

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3年前
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人生に物語の名言を

「タフでなければ生きていけない、やさしくなくては生きている資格がない。」 フィリップ・マーロウ/プレイバック 「一流のパイロットだからできることとできないことがわ…

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3年前
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バーバレラ(68年アメリカ映画)

以下のテキストは2009年に書いたものです。 いやー、すげー映画です。何もかもぶっ飛んでます。うわさ以上に軌道を外れてました。もはや人類の存在意義さえもナンセンスで…

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4年前
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SUPER MOON

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4年前

エヴァンゲリオンに至るSFアニメ絶対正義の没落

以下のテキストは、2009年7月に書いたものです。青臭いことを書いていますが、黒歴史としてここに残しておこうと思います。 以下本文。 SFアニメの源流ともいえる作品は…

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4年前
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語りたいライブアルバム名盤 10選+1 後編

語りたいライブアルバム名盤 10選+1 後編

ネタに困って定期的に登場するこのシリーズも6回目、そろそろこっちもネタ切れな感じなんですが、細かいことは抜きにして話を進めて参りましょう。前回、私がのめり込んだYESを含めて、その時代をブイブイ言わせてた4大プログレバンドのひとつ、GENESISを紹介しましたが、そうなると他のバンドも語らなければならんでしょう。

EL&Pと言えば、日本では大人気の3ピースプログレバンド、マジでギタリストなんでみ

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語りたいライブアルバム名盤 10選+1 前編

語りたいライブアルバム名盤 10選+1 前編

優れたロックバンドは優れたライブを演出できます。いくらスタジオ版でいい音を出していても、生でその音を出せなければウソです。そんな素晴らしいコンサートの音を再現できるライブアルバムは実に貴重なものです。最近はDVDの方が主流になりつつあるので、アルバムとしてのライブCDはあまりないような気がしますが、そこはやはり耳で楽しむのが音楽、本流はアルバムでしょう。
そんなライブアルバム、これまで私が聞き込ん

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BONNIE PINK INFINITY TOUR in HIROSHIMA

BONNIE PINK INFINITY TOUR in HIROSHIMA

ちょっと昔の話になってしまうのだが、当時は外回りの営業の仕事をしていて、ラジオを聴きながらノルマに追われながら残業100時間こなしながらお客さんを回っていた。なんせコンプライアンス何それおいしいの?(いやはやこの表現自体がもうすでに古いわ)という時代だったので、ノルマと残業にはなんの抵抗もできずにいたんだけど、これはちょっと酷い酷すぎるあんまりだ訴えてやるという事態になってきたので、マジでそういう

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レイ・ブラッドベリ 華氏451度

レイ・ブラッドベリ 華氏451度

ニーヴン&パーネル「悪魔のハンマー」クラーク「渇きの海」ヴォネガットjr「プレイヤーピアノ」ホイル&エリオット「アンドロメダのA」フィニィ「盗まれた街」バロウズ「地底世界ペルシダー」デッシュ「人類皆殺し」グイン「所有せざる人々」メルル「マレヴィル」ヴィンジ「雪の女王」ゼラズニイ「アンバーの九王子」ローマー「時の罠」スミス「宇宙のスカイラーク」アシモフ「宇宙気流」まだまだあげればきりがないのですが、

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666-APHRODITE'S CHILD

666-APHRODITE'S CHILD

『音楽』と言う言葉がその通りに『音を楽しむ』ことなら、例えば、今、こうしてパソコンに向かってキーボードを打つ音、或はマウスのクリック音、はたまた、走る車のエンジン音、テレビの声、時計の電子音まですべてがその素材になり、耳に心地よい旋律にのせた素敵な詩だけがそうではないと言えます。ただ、それが無意味な音の羅列ではただの騒音ですから、如何にその音で心象を表現できるかが大切になってきます。
『666』は

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周回遅れで韓ドラにハマった結果

周回遅れで韓ドラにハマった結果

なんとかクラス→イソかわいい
不時着→セリかわいい
ウヨンウ→ウヨンウかわいい
サイコ→サイコかわいい
恋慕→あ、やっぱウヨンウがかわいい(ウヨンウじゃないけどな)
その年→ごめん、やっぱイソがかわいい(イソじゃないけどな)
ビンセンチョ→ホン弁護士めっちゃかわいい
トッポギ→ごめん、今までの全部忘れて、キムゴウンがいちばんかわいい 
かんだま→ちがう、一番かわいいのはムドク、間違いない
グリッチ

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龍臥邸事件

龍臥邸事件

名探偵とその助手が事件を解決するパターンと言えば、やはりコナンドイルが生み出したホームズとワトソンのコンビが思い出されます。このスタイルは多くのミステリ愛好家に親しまれており、後の推理小説でもこれを踏襲した作品がたくさんありますね。ところで、もしこの助手が単独で難事件に遭遇してしまったらどうなるのでしょう。見事解決できるのか、それとも結局、一人で解決できずに誰かの手を借りる事になるのか、とても興味

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アトポス

アトポス

何事にしても第一印象は大切なもので、例えば小説など最初に読んだ作品で評価が決まってしまう事も多いのです。最初に読んだ作品がそれなりですとそれなりの作家になってしまいますが、逆に目が覚めるような作品ですと、その後のその作家の評価がかなり偏ってしまいます。客観的な評価が出来なくなってきますね。
『アトポス』は御手洗潔が活躍する人気シリーズの長編推理小説です。ホラー小説の最新作を完成させたベストセラー作

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バンクシー展 天才か反逆者か

バンクシー展 天才か反逆者か

名古屋で開催されている『バンクシー展 天才か反逆者か』に行ってきた。
元名古屋ボストン美術館で開催されたんだけど、料金もなかなか立派なんで、どんなもんか期待半分不安半分だった。結果的には2フロアに渡って所狭しと多数の作品があり、映像や、ディスプレイも凝っていて満足できる内容だった。

バンクシーは社会批判的な内容のゲリラアートで有名だが、例えば資本主義のもたらす過剰な消費行動、国家間の不毛な争いに

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百億の昼と千億の夜

百億の昼と千億の夜

ここでは『百億の昼と千億の夜』について語りたいと思います。

(本編の重要な内容に触れていますので未読の方はご注意ください。)

『百億の昼と千億の夜』は、日本のSF作家、光瀬龍が1967年に発表したSF小説です。非常に希有な作品で、20世紀の日本SF文学を語る際に、避けては通れないと言っても過言ではないでしょう。もっとも、かなりカルトでマニアックな作品でもありますので、一般の読者にはほとんど知ら

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chasing hope - BONNIE PINK

chasing hope - BONNIE PINK

前作”BackRoom”はセルフリメイクアルバムでした。セルフリメイクアルバムと言えば聞こえはいいですが、過去のヒット曲を引っ張りだしてきてアレンジを直して、1曲だけ新曲を入れたアルバムの事です。これは大物アーチストが曲を書けなくなって売れなくなって、仕方なく過去の遺産で食ってく為の手法で、現役のアーチストがやる事ではないと思っていました。それを愛すべきボニーちゃんがやってしまったのは、かなりショ

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PINK FLOYD / Is There Anybody Out There: Wall Live 1980-81

PINK FLOYD / Is There Anybody Out There: Wall Live 1980-81

ネタのない時に不定期で連載するこのシリーズも9回目になりました。これまで数々のプログレバンドを取り上げてきましたが、いよいよ登場してもらいましょう。Pink Floydです。プログレ界の皇帝、あるいは仙人的存在、あるいは孤高のプログレバンドなどと揶揄されるこの音楽集団は、1967年にイギリスで結成されました。以後、数々の名曲、歴史に残るアルバムを発表し続けて、今なお、世界の音楽シーンに大きな影響力

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人生に物語の名言を

「タフでなければ生きていけない、やさしくなくては生きている資格がない。」
フィリップ・マーロウ/プレイバック
「一流のパイロットだからできることとできないことがわかるんだ。未熟なパイロットが死ぬのはなんでだと思ってるんだ?」
ビル・ケアリ/もっとも危険なゲーム
「この距離でその銃をぶっ放したら、弾はおれの体を貫通してあんたの体も撃ち抜くぜ。」
朝倉哲也/蘇る金狼
「いつだったか、裸足でサボテンの上

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バーバレラ(68年アメリカ映画)

以下のテキストは2009年に書いたものです。

いやー、すげー映画です。何もかもぶっ飛んでます。うわさ以上に軌道を外れてました。もはや人類の存在意義さえもナンセンスです。このような作品が完成して日を見る事ができたのは、まさしく奇蹟と言えるでしょう。
映画『バーバレラ』はジェーンフォンダ主演のSF映画です。宇宙飛行士のジェーン演じるバーバレラは、行方不明になった科学者デュランデュランの捜索を依頼され

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エヴァンゲリオンに至るSFアニメ絶対正義の没落

以下のテキストは、2009年7月に書いたものです。青臭いことを書いていますが、黒歴史としてここに残しておこうと思います。

以下本文。

SFアニメの源流ともいえる作品は、ともに72年放送の「マジンガーZ」「科学忍者隊ガッチャマン」でしょう。おそらく同世代でしたら、その名を知らない人はいないと思います。どちらも興行的には大成功で、後の世代への文化的影響度も大きく、評価も高い作品です。
この2作品で

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