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生き方を考える>「動機善なりや、私心なかりしか」で経営を!

「動機善なりや、私心なかりしか」とは、稲盛和夫先生のフィロソフィーの一節です。

先生は、 世の中で「何か事を起こす際」には、それが「動機が善であり」「私心が無いこと」を確認し、誰にでも理解してもらえる大義があるべきと説いています。

しかし、人はつい自分の都合の良いように物事を考える生き物です。
会社経営で目標を決める際にも、下記の様に考えれば大義が無く私心有りと見なされます。

➽ 経営は金儲けの手段
➽ 楽に稼げる
➽ 人を出し抜ける
➽ 労働者から搾取できる

これらが、私欲を無くした「利他の精神」になると下記に代わります。
➽ 経営は信頼を売る商売
➽ 人生は困難に挑戦すること
➽ 同じ志しの同士と成功できる
➽ 労働者と家族・仲間になる
そして、人生が豊かになる。

動機が善であれば心も純真でありお金儲けも善行の手段となりうる。
仮にお金儲けが善で無いと思えば、それは商売では無くボランティアで良い事になる。

全ては物の考え方一つです。

世の中には、利他の精神で商売をしている場所があります。
それは、スペイン・サンセバスチャンのバル街は有名ですね。そこには、立ち食い居酒屋が数百軒あって世界から観光客が集まります。

その特徴は昔からレシピを同業者に公開し共有する事なのです。

店舗間で競争をするよりも新メニューを共有で作り、同業者同士で力を合わせて地域を盛り上げています。

これは、お金儲けも考え方で目的も過程も善になる良い例です。

結論:「動機善なりや、私心なかりしか」の心で「何か事を起こす際」には、「お客様の困ったことを助けるサービス」がお客様や従業員の満足に繋がり、長く大義ある商売として信用を得て結果的にお金儲けとなることです。

その為にも会社理念や行動指針が重要であり、心の純粋な他利の精神を日々育む事が必要です。

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