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「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。

ーーーーーーーーーーー書籍情報ーーーーーーーーーーーーー
書籍名:話し方のベストセラー100冊のポイントを1冊にまとめてみた。
著者:藤𠮷豊・小川真理子
レポート作成者:佐々木啓吾
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■この本を読んだ理由

先日、雅樹さんとやすと一緒に(株)Senjin Holdingsの増田さんと会食をした。
その増田さんがTwitter上で
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
「話し方のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。
という本をおすすめしていた。

会食の次の日に2冊とも購入した。

話し方を上達させたいと思っていた自分には、ピッタリの本だと思った。

というのも

最近、真斗さんと話す機会が増えた。
真斗さんと話をしているといつも「話すのが上手だなー」と思う。
論理的に話しをしているし、なにより無駄がないと感じている。
結論から話始め、後から具体例を述べて分かりやすく話をまとめている。

打ち合わせの動画をいただき、動画を何本か見せていただいた。
質問に対しては結論から入り、相手が求めていることを分かりやすく説明していた。

話し方を上達させることは、行動目標であるコミュニケーション力向上にも繋がる。

以上の理由が本書を読もうと思った理由だ。

■アクティブリスニング


アクティブリスニングとは一般的には「傾聴」と訳される。
黙って聞くよりも、
「あなたの話に関心がある」
「あなたの話を真剣に聞いている」
という姿勢を強く示すことができる。

〇アクティブリスニングの6つのポイント
1、うなづく・相槌を打つ
→なるほど、いいですね、その通りだと思う
2、アイコンタクトをする
→体を相手の方向に向け、相手の目を見る
3、繰り返す・オウム返し
→「なるほど、〇〇ですね」「そうですよね、〇〇ですよね」
4、別の言葉に言い換える
→つまり - こういうことだよね!
5、質問する
→相手の話を聞いて、その話を深堀したり、関連する質問をする
6、メモを取る

聞き手が上の点を意識するだけで、話し手は「じっくり話を聞いてくれている」という気持ちになる。
6つともすぐ実践でき、効果抜群なので誰もがやったほうがいい。

■話し方にメリハリをつける


声の質  声の大きさ、高さに変化をつける
スピード 人前ではゆっくり話す
間    「間」を意識する
語尾   語尾ははっきり発音する

声の質
聞き手に意識してほしい部分は、声を大きくする。
文脈の中でどこを聞いてほしいのか考えて工夫するとよい。

高い声 明るさ、元気さ、若々しさ
低い声 慎重さ、落ち着き、信頼性

TPOに合わせて、使い分けるのがベストである。

スピード
早口で話すと「落ち着きがない」「何を言っているのか分からない」など、聞き手にマイナスのイメージを与えてしまう。
一方、ゆったりとした口調で分かりやすく話す人は、相手からの信頼を得やすくなる。

具体的には1分間に300文字程度がよい。

・間
大切なことを言う前は、それを話す前の「間」が大切だ。
「間」は場の空気を引き寄せる。一瞬の静寂、タメを作って集中力を高めてから、発言すること。

間を取るメリット
・大切なことを強調できる
・話の展開を知らせる
・聞き手の記憶に残りやすい
・聞き手の集中力が途切れにくい
・耳を傾けてもらいやすい

・語尾
語尾が消える話し方は「自信がなさそう」「頼りなさそう」に聞こえる。
語尾が聞き取りにくい、それだけで悪いイメージを与えてしまう。

日本語は、語尾で肯定文か否定文かが決まる。語尾が不明瞭で聞き取りにくいと、肯定か否定かの区別がつかない。
言葉の最後まで話すことで、聞き手はしっかりと理解ができる。

■「いい質問」で話を引き出す


聞き手上手は相手が話したいであろう事を、こちらから上手に質問して、相手に喋らせてあげている。

〇クローズクエスチョン
「はい」と「いいえ」の2択の質問や、あらかじめ回答の選択肢が決められた質問

・映画は好きですか?   はい/いいえ
・A・B・Cどれが好きですか? A/B/C

相手の考えや事実を明確にできたり、回答を素早く得られたりする。
また、相手が応えやすい。

〇オープンクエスチョン
「はい」と「いいえ」などの選択肢がなく、相手が自由に答える質問

・この映画のどこが好きですか?
・Aについてどうお考えですか?

会話が広がりやすく、たくさんの情報が得られる。
また相手への理解が深まる。

オープンクエスチョンでは「5W1H」を用いて質問するのが基本
・いつから
・どこに
・誰と
・なぜ
・どうやって

クローズ → オープン の順で進めると相手は応えやすい。

■具体的に話す


具体的 = 実際の内容や様子がはっきりわかるさま
〇数字で語る
会話ではできるだけ数字を入れる
・イメージの幅がなくなるから
・相手に正確に伝わるから
・リアリティが増すから

事実たるものは「数字」です。数字でものを言うのが、一番効果的です。
世界共通言語があるとしたら、それは英語ではなく数字です。 
コンサル一年目が学ぶこと 大石哲之

〇固有名詞を使う
固有名詞 = 人名、社名、地名、国名、商品名、団体名 など


私は学生時代に韓国に行き、美味しいものを食べました。  ✖
私は学生時代に韓国のソウルに行き、サムギョプサルを食べました。 〇

■話は短いほうがいい


話を短くするメリット
・相手の記憶に残る。
・相手に伝わりやすい。

話を短くするために
①余計な言葉を削る
②「言い切る」クセをつける。

①修飾語、接続詞を削る
「とことん」「なかなか」 「そして」「だから」「ところで」
削っても意味が分かるものは削る

②「、」で文章を長くすることも可能だが、極力「。」で言い切ること。
区切ったほうが、聞き手は聞きやすくなる。
まとまった内容を話すときは、事前に話す内容を整理してから話すようにするとよい。

■たとえ話で分かりやすくする


比喩やたとえ話を使うと、聞き手に具体的なイメージを浮かばせることができる。

比喩・たとえ話の効果
・興味を引き付ける
・聞き手の理解を促す
・説明を分かりやすくする
・意味を強調できる

たとえ話をするときは、相手が知っているものを使うのが前提条件
一般的な事象、あるいは相手の知識の範囲内にある事象で例える。


会話とは、聞き手と話し手が言葉を交換することだ。
→会話とはキャッチボールだ。

■語彙力と伝える力は比例する


語彙力とは、その人が持っている言葉の知識と、それを「使い分ける力」「言い換える力」のことだ。語彙力が高い人は、
「状況に応じて使い分ける」「適切に分かりやすく伝える」ことが可能だ。

適切な表現が思い浮かばなければ、考えていることを全て説明することになってしまう。そうすると、話す量が増えてしまい、話す時間も長くなってしまう。それだけあなたの意図していることが相手に伝わりづらくなる。
語彙力がないまま社会人になってしまった人へ ワニプックス

語彙力を高めるためには
①読書をする
語彙力を高める方法として、会話のプロの多くが「読書」を推奨している。

普段の読書量が多ければ、自然に語彙も豊富になる。読書量が豊富かどうかが、話すときの語彙の数に影響を与える。

②辞書を引く
新聞や本を読んだり、人と話をしているとき、分からない言葉が出てきたら、辞書を引くようにする。
そして、自分でも使えそうなものがあったら、普段の会話で即実践して使ってみることがよい。

使っていくうちにボキャブラリーが豊富になっていくのが実感できる。

③メモをとる
「素敵だな」「使ってみたいな」と思える表現を見聞きしたら、メモを取って覚えるとよい。
メモを取ることで後から見返せるので効果的。

■ポジティブな表現をする


ネガティブ言葉をポジティブ言葉に変換する。
選ぶ言葉によって相手に与える印象は変わる。


「疲れた」「めんどくさい」などという言葉は一切使わず、
「頑張った」「よくやった」など明るく言い換えることでポジティブ化できる。

・忙しかった  → 充実していた
・めんどくさい → やりがいがある
・夏が嫌い   → 冬が好き
・なんでもいい → どれも好き
・飽きっぽい  → 切り替えが早い、行動力がある
・八方美人   → 社交的

■まとめ


話し方(見せ方)を変えるだけで、相手に与える印象は大きく変わる。
同じ日本語での会話なので、意識をしなくても会話はできる。
しかし、そこを意識して、より相手に伝わりやすい話し方をしたり、補足をつけ足して相手の頭に想像が浮かぶような話し方をしていくことが大切。

また新しい語彙が出てきたら、調べたり、メモをしたりして自分が使っていけるようにする工夫が大切になる。

■どのように行動するか


・話し方にメリハリをつける。
特に抑揚をつけて話すこと、語尾をはっきり言い切る。
テレアポがちょうどいい練習場だ。相手の返答に対して、抑揚をつけて対応していく。語尾もはっきり言い切って、聞き取りやすい話し方をする。
※リアクションも意識するが、あまり意識しすぎると営業感が出て、毛嫌いされるイメージがあるので、ちょうどいいリアクションを心がける。

・抑揚、言い切りの2つの点を意識することを、テレアポの班員に伝え、1日の終わりにFBをもらう。

・例えと語彙を増やす
本を読むとき、動画を見ていて、聞いたことのない言葉が出てきたらメモをする癖をつける。
また、少し難しい言葉でも「使ってみたい」と思ったものもメモをして積極的に使っていく。
ドキュメントに「語彙帳」「例え 参考」2つのページを作った。
これからは、この2つにメモをして使えるようにしていく。

語彙に関しては1日最低10個、1週間で50個は増やす。書いたものを振り返りで提出する。

会社のチャットを読んで語彙を抜粋する。
また、最近YouTubeで健康に関しての動画を1日1つ見るようにしているので、そこで知らないもの・使いたい語彙を抜粋する。

・話を短くする
質問に対しては答え(結論)から入り、補足を説明する。
少し淡白な会話になってもいい。
必要もなく長くなるくらいなら、短くまとめてあげたほうがいい。
とにかく必要もなく、長々と話すのをやめる。

■結果目標、行動目標


結果目標
周囲から信頼されるコンサルタントになる。

行動目標
①次のテストで1番になる
②コミュニケーション能力の向上

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