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コンフォートゾーン

コンフォートゾーンとは「居心地のいい場所」である。

結論、居心地のいい場所に居続けると人間は成長しない。

私たちがビジネスをして行くうえでは、4つのゾーンがあると言われている。1つ目がコンフォートゾーン、2つ目がフィアゾーン、3つ目がラーニングゾーン、4つ目がグロースゾーンである。

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■コンフォートゾーン


コーチングや心理学などで用いられるコンフォートゾーンとは、私たちが安心できる、自分のコントロール下にある、と感じられる領域を指している。

例えばいつものお店、道、家に始まり、いつものやり方、いつもの人々など。自分に馴染みがあって、心地よく感じられる空間。
これがコンフォートゾーンと呼ばれるものである。

多くの人は、このコンフォートゾーンに留まる傾向がある。実は、早起きできないとか、転職したいけど勇気がでないとかも、「変化を好まない」人の動物としての性質から来ている。

一方で、コンフォートゾーンは人の成長を阻むことがある。
この安心な領域の中には、変化がない。
成長とは、変化していくことだから、ここに留まっていると、安心ではあるけれど、成長することもできない。

コンフォートゾーンを超えて成長をしていくとき、次の3つの段階があると言われている。

・フィアゾーン
・ラーニングゾーン
・デンジャラスゾーン

■フィアゾーン


コンフォートゾーンを抜けて最初に出会うのは、
この「怖れの領域(フィアーゾーン)」である。
慣れ親しんだものから離れて、新しい環境に行くと、
居心地が悪く感じることがある。
知らないものがたくさんある場所で、人は不安になる生き物。

この領域にいるとき、人は自分に自信をもてず、コンフォートゾーンに戻るための言い訳を探そうとする。(言い訳の谷)

「きっと何も得られないだろうから、やっぱりやめよう」とか。
「私にはまだ早いから、また今度にしよう」とか。

「安心したい」というのは、人の基本的な欲求だから、これはとっても当たり前のこと。

また、「~したほうがいい」「~すべきだ」のような、周りの人の意見に影響を受けやすい、という特徴も現れる。

大切なのは、この領域は一時的な場所であるということ。
怖れを真っ直ぐに見つめ、他人の意見から受ける影響を乗り越えるとき、すぐに次の「 学びの領域(ラーニングゾーン) 」へと到達している自分に気づくはずである。

■ラーニングゾーン


ラーニングゾーンはその名の通り、学びと経験が得られる領域である。
コンフォートゾーンの外にいるにも関わらず、新しい課題やチャレンジに挑む勇気や、自信が自分の中に感じられるようになる。

始めは不安に思えたことも、新しい学びや経験を得ることによって、それは次第にコンフォートゾーンに変わっていく。
自分のコンフォートゾーンがどんどん広がって、今までにはとてもできないと思えたようなことも、でき始めるのがこの領域である。

会社に限らず、プライベートでも同じことが起こる。
普段意識することはあまり無いかもしれませんが、新しい趣味を始めたり、新しい場所へ出かけていくとき、生きている世界は広がり、多くのことにチャレンジできるようになる。

自分のコンフォートゾーンをどこまで広げていけるか。
これが人が成長する上で、鍵になるポイントであると考えられる。


■グロウスゾーン


このプロセスの最終段階は、「成長の領域(グロウスゾーン)」である。

ここにいるとき、人は自由で、「なぜこれをするのか」という、自分の目的をしっかりと意識出来ています。
この段階まで辿りつくには、居心地の悪いこともあるし、打たれてもへこたれない回復力も必要です。

ここまでやってこれる人の数は、決して多くありません。
人はパターンに慣れる生き物だし、「怖い」という気持ちが、私達の起こす行動の向きを決めてしまうから。

「成長の領域(グロウスゾーン)」 まで来ていると、私たちは新しい視点、新しい考え方を持っている。

自分に制限をかけないで、新しいゴールや目標を設定することができるし、それを達成できるという自信もある。

自己肯定感がとても強い状態であると言える。

■コンフォートゾーンを超えていくには!?


人が成長するとき、一番左のコンフォートゾーンから、一番右の成長の領域へと進む。その時一番難しいのは、「怖れの領域(フィアーゾーン)」を抜ける最初のステップである。

特に自分の周りにいる人たちが、コンフォートゾーンに居続けようとする人であるとき、最初の一歩を踏み出すのはとても勇気がいるはず。

新しい行動を起こすためのコツが2つある。
1つ目は、とても小さな変化を設定すること。
2つ目は、新しい環境で、新しい経験をすること。

こういう場所へでかけていくと、コンフォートゾーンに留まるのではなく、あなたと同じように成長の領域へと向けて頑張っている人に会うことができる。それは、同じように旅を続けるあなたにとって、とても心強く、お互いに刺激を与え合うこともできる。

■コンフォートゾーンの体験

私は6月から土日の時間3時間カフェに行き、勉強の時間を作るという目標を立てました。最初は3時間って長いなと思うこともありましたが、
今では当たり前のようにカフェに行き勉強の時間を設けるようになりました。

大変だな → 当たり前

この体験はまさしく、コンフォートゾーンから抜け出して成長をした体験だと思います。

■まとめ

自分のコンフォートゾーンを徐々に大きくしていくことが大切。
最初は苦しいこともあるが、環境を変え、関わる人を変えて頑張る。

頑張っているうちに苦しかったことが、当たり前になる。
自分がコンフォートゾーンにいると思ったら、それは危険である。
負荷をかけて追い込んでいくようにする。

コツコツとコンフォートゾーンを広げていくことで人は成長していく。

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