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微睡む(まどろむ)

妖精のベッドは花の上。
良い香りに包まれて眠るらしいです。
掛け布団は小さい落葉を集めて縫いわせたもの。
食いしん坊の妖精などは、蜜を吸いながら寝ちゃうみたい。
きっと起きたら口のまわりがベタベタ?!
それだけ妖精と花は関係性が深いんです。
以前ご紹介した機織りをしていたカズミーさんが使っていた糸も
色々な花びらを妖精加工して糸にしています。

って事は、お風呂はバラ風呂?
そこは聞いた事ないですし
見るわけにもいきませんからね。
どなたか女性の方、一緒に入ってきて下さい。
許可を取って、あっちの国まではお連れしますから。


微睡む
いかにも文字のイメージがそのものに近い漢字だと思いますね。
「まどろむ」とひらがなで書いてもいい。
「まどろむ」と音にしてもいい。
大好きな言葉だし、「ねむる」というのとは違って
そこに入る瞬間がとても心地良い。
春先のポカポカした縁側で自分が溶けてしまう感じ。
自分とまわりの暖かい空気が同化して
うららかな風になる。

とても心地よく眠れて
朝の光で目を覚ましかけたとき。
まだ、眠い。まぶしい。まだねむい。
とろとろ、とろとろ
また眠りに引き込まれ・・・
そ・・・
う・・・
・・・・。

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