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黄金の朝のありがとう・・・心象風景のエチュード

あまりきちんと覚えていないので、小学生の2年頃か。
父親が下積み時代を終えて、ある会社の正式社員になった頃か。
仕事でも必要だったので、オートバイから自動車に替えた頃だと思う。
たぶん昭和41年頃。トヨタのコロナ3代目だったと思う。
いま考えれば狭い車内に家族4人で日曜日には何処にでも行った。
家が事務所も兼ねていたので、日曜日は父親が家にいるのが
嫌だったのだろう。
街には米軍の基地があって、その前を通って小学校に通っていた時代。
いつも外人さんが乗るジープをなんて早いんだろうと思っていた。

しかしながら、車にいざ乗ってみると狭く
あまり好きではなく、乗るたびに車酔いをしていた記憶がある。
そんな車でたまには泊まりで旅行らしきものもしたようだ。
何処で宿泊した次の日の朝だけがイメージとして残っている。

そして先日、たまたま朝焼けの写真を雑誌で見て
それを思い出したのだけれど
正確に覚えているわけもなく、イメージとして
頭に残る微かな映像を思い出して描いてみた。

実際とはかなり異なっているとは思うけれど
あちらの世界にいる両親に贈ろうと思った。
そして当時は文句ばかり言っていたので
今更だけれど、ありがとうを送っておきたい。


Matin d'or
(黄金の朝)

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