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こんばんはプロジェクト がんばれ!ロフト編 vol.4 配信イベントがあったよッッ!!!

だいぶ、だいぶ経ってしまったけれどメモは書き溜めてあったのをやっと書き出す所存でございます。

2020年6月6日(土)こんばんは!プロジェクト 〜がんばれ!ロフト編〜vol.4は、金田淳子さんを招いてバキシリーズを語るという回でした。まるで「真夜中のニャーゴ」同窓会ッッ!! でした。ずっとしゃべっているカネジュンさんもゆるりと流れる時間の雰囲気もニャーゴそのもの、リアルタイムでニャーゴを見ていた民としては嬉しい限りでした。まさに「袖振り合うも多生の縁」だ。

バキはちらっとしか読んだことは無くてほぼ知らない域の私ですが、純粋に「好きな人たちが好きなものを好きと言っている話」は飽きないんですよね、私は。

バキの話にしたきっかけとなった金田さん著作本も載せておきますッッ!!

ニャーゴの時、月曜担当が南波さんとこいちゃんで、金曜担当が金田さん。番組帯の中で必ず伝言板をまわす習わしがあったニャーゴ、毎週番組の冒頭で伝言板について話すのがセオリーでして、南波さんとこいちゃんをBL目線で見た初めての女性だったのではないかと(笑)

この自粛期間にこいちゃんが世界史の勉強にハマって古代ギリシャに興味が出てきている。金田さんはニャーゴ時代にも古代ギリシャ時代衣装を身にまとい古代ギリシャの宴をしていた造詣が深い方。こいちゃんもやぶさかではないとのこと。次回はギリシャ特集あるか(笑)

金田さんがバキシリーズを読みだしたのが2018年。男同士の熱い物語に9冊目にしてバキ以外のことが考えられなくなり、辛抱たまらなくなった熱い思いを(このnoteに)書き溜めていたら書籍化のお話をいただいた。南波さんもこいちゃんも、本読んで声出して笑ったのってめったにないと大絶賛。

バキの連載が始まったのは1991年もう30年近くの大作であるのに、なぜにBLヲタクの金田さんの耳に入ってこなかったのか。今でもバキのBL本を出している人がごくごく少数である状態にバキ男性読者様からも同意が多かったという。(単純に筋肉描写にさほど興味がない女性が多いのではとは思う。絵がダメで読まないマンガは私にもよくある)

古くからやおい的人気を誇るマンガは数々あった。キャプテン翼、聖闘士星矢、スラムダンク、るろうに剣心、封神演義、カテキョーヒットマンリボーンなどなど。やおい本を作るのであれば読み手がいない本を出すのは大変。むしろ興味なくても人気ジャンルであればとりあえず本出しとくかという風潮が同人誌界には確かにあった。(ゆえに女子の間で刃牙が広まる隙間がますます無くなって行ったのだろう。)

そんなバキ大好きな人たちでも読み進めていくうちに進めなくなる挫折ポイントがあるらしい。→それをアニメドラゴンボールZになぞらえる3人(笑)悟空とフリーザ戦がいつまでも終わらない話で盛り上がる。マンガでも長かったがアニメがそれに追いつくまいととんでもない牛歩作戦が行われた結果だったが、子供たちは律儀に毎週観てるわけである。こいちゃんはアニメ放送当時、家族そろって夕食の時間だった。ご飯食べ終わるまでに戦闘がまったく進んでいない。子供の自分のためにテレビでアニメを見ているのに「俺のせいじゃない」と居たたまれない気持ちになった(笑)金田さんは当時ハタチは超え上京していたが、たまに実家に戻り母と一緒に見ていた時に、ドラゴンボールを見ていることは一切恥ずかしくは無いが、話(戦い)が進まないことはさすがに恥ずかしかった(笑)

ここでようやく南波さんが金田さんのお召し物に触れる。麻袋に首と腕のところを切っただけの縄文時代のような服。南波さん「克巳の服でしょ」と言い当てられ嬉しそうな金田さん(金田さんは愚地克巳推し)、しかも作ったのではなく「ダメージ加工」で検索して探して探してやっとたどりついた服がマークジェイコブズの古着だったのだ。ヤフオクにて350円でご購入。

【シリーズの順番メモ】①グラップラー刃牙→②バキ→③範馬刃牙→④刃牙道→⑤バキ道(現在連載中)

ストーリーはちゃんと続いているので順番通りに読んだ方がいいらしい。

【あらすじ】主人公=範馬刃牙(17才)が、父=範馬勇次郎=地上最強生物を倒すために切磋琢磨する物語。めっちゃ強い父・勇次郎がなんだかんだで妻(刃牙の母)を殺したためその復讐劇でもある。

このあとストーリーのあらすじと出てくる濃いキャラたちの名ゼリフとエピソードをどんどん話してゆくお三方。

【金田さんポイント】・刃牙さんが異常に美少年 ・王子(魅力的な男)が大渋滞 ・だんだん筋肉に慣れて他のマンガが虚弱体質に見えてくる(笑)

南波さん:キャラクターが何回も出てくるから愛着湧く。他のマンガは新キャラが出てきてただただ強くなっていったりするけど(刃牙は)思わぬところであの時の雑魚キャラが急に活躍するとか化けていく。

こいちゃん:おすすめポイントはちょいちょい出てくる詩的な表現。宮本武蔵が復活するんですけど(は?)、刃牙と戦う時に刃牙の背後にビジョンを見る。それがどこまでも広がるご馳走の原っぱ。でなんやかんやあって宮本武蔵と再戦する時に見たビジョンがどこまでも広がるご馳走がすべて喰いつくされているという表現。それが結構感動した。あと、花山のお母さんが病気で入院している時バラの花束を持っていく、花山は強すぎる握力で花を絞って出た香水を、やせ細ったお母さんの頬にふわっとあてるっていう、なんて美しいシーンなの!と思って。

やはり長い長い連載だけにお三方のエピソードトークはとめどなくあり全部拾っていると膨大な量になるので惜しいけど割愛。どれもこのマンガを愛する人たちが愛を持って語っており、愛ゆえに批判もあったりして愛が止まらない感想エピソードたちでした。

「愛以外に人を強くさせるものなどあるものか」byオリバ名言

ひとしきり語ったあとお絵描きタイムに入ります。この時ジョージ秋山先生がご逝去されマンガ家の父を持つ南波さんのエピソード。昔ジョージ秋山先生が原稿を落としてその穴埋めとして父親の読み切りが掲載され、その読者アンケートで1位を取った。ジョージ秋山先生のおかげで連載を持てるようになって一家が路頭に迷わずに済んだ。すごい話。

南波さんの推しイラストは渋川先生。小出画伯の推しイラストは愚地独歩。小出画伯なかなか特徴をとらえています(笑)金田さんの推しイラストはもちろん愚地克巳、めっちゃ上手い。

金田さん宛てのお便りを読む南波さん。腐女子にめざめた女の子の話。今までマンガにもアニメにも興味の無かった女の子が鬼滅の刃にどハマりして二次創作を掘り出してからBLの世界にも足を踏み入れた。腐女子というのは男性同士がいちゃこらしていれば喜ぶものと思っていましたが、好きなカップリングでないとまったく萌えない自分に気づきBLの奥深さに感嘆しつつそれまでの自分を恥じました(恥じなくてよろしいw)→金田さん:遠くから見るとすべて同じに見えるもの。だから90年代とかはマンガをよく読む人たちからも二次創作はすべて同じとバカにされていた。好きになって掘り下げていくとあきらかに自分の好みがわかる。ジャンルがある。そこに気づいたあなたはやおい好きのいろはを完全に自分で体得したと言えましょう。

刃牙を読む前からこいちゃんは少し炭酸抜けたコーラが好きだったらしい。→素で刃牙なんですよ→素刃牙。

みんなが好きなカップリングは?→南波さん:花山さんと柴千春、こいちゃん:夜叉猿と巨人安藤、もしくは猪狩と斗羽(金田さん曰く公式カプ)、金田さん:病が進み、克巳と「私」←南波・小出:それありなの?(爆笑)

ドイルと克巳がセックスしていたと金田さんは言い切ったんですが、本当かどうかは是非バキ本編を読んで確かめてください、とのこと。(笑)

金田さん、また是非こんプロゲストに来てくださいね。楽しかった。

自分もそうだけどヲタクが集まって好きなものを語りだしたら止まらないのが本当なのよ。ジャニヲタでもアニヲタでもBLヲタでも。雰囲気は完全に深夜のファミレスで延々話してるようなあの感じ。好きなものを語るっていうのはなんか青春を感じるのですよ。しかももうみんなオトナなのでちゃんと人の話を聞くことのできるヲタクたちでね、それがまた心地よいの。

いくつになっても青春は味わえるものなんだなと思ったわけです。

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