グランメゾンにて

山梨某ワイナリーの圃場とワイナリー施設が映った
セリフとはいえ「高畝(たかうね)にすることで水捌けを良くしている」と説明があった

知識の薄い私なりに
幾つかの疑問が。

葡萄の木を掘り起こした事があればわかると思うのだけど
土壌条件にもよるけれど
雨の多い日本において
樹齢3、4年もすれば根は数メートルも伸びる

高畝したとしても まともな葡萄を実らせる樹齢になる頃には 高畝の範疇に根は収まり切れないのでは?
と、すると他に高畝の利点は何だろう?
一年通しての作業を思い返しても
浮かばない、、
逆にマイナスの要素は
幾つか考えついた
草生栽培とした場合
高畝の部分は乗用の草刈り機が入れない 
あー、斜めに出来て押すタイプの草刈機もあるね
刈り払い機で人力でやるとしたら相当な作業時間となるし垣根仕立ての葡萄の根元を刈る場合 木をキズ付けないように注意しながらの面倒な作業だろうな

草生栽培を諦めて除草剤を使用しているんだろうか?
あ!一つ利点を思いついた!
SS(スピードスプレイヤー)という乗用の防除の為の機械は噴口の向きを調節出来る
畝の低いところを走った場合 
垣根なのに葡萄の やや下から噴霧出来る事!
平地では全ての噴口が横から上であるのと比べると 葡萄の実や誘引された去年の結果枝には
よく薬液がかかる事になる
ただそれで言うと うちのように棚栽培にしていれば そこはすでにクリア出来てしまうけど、、

以上の事を少ない脳味噌で散々考えた挙句
社長に聞いてみた

やはり答えは「その通りだと思うよ 土壌水分を減らす事にはならないはずだ 高畝の部分の水捌けを良くしたところで 根は水を求めて尚更先に伸びるだろう その先にまで伸びた根と高畝内の根は同体でありながら水分がバラつく。根のどの部分が「水少ないですよ」という信号を出して ホルモンを分泌させるか?根はどのように伸びていくか?を観察していないんだろう」とのこと

他にも何人かに質問してみよう

継続して観察が必要
#醸造用葡萄栽培