KBPを通して僕が感じたこと

一番多くかけられた言葉が「わざわざ来てくれてありがとう」だった。
これは主催者のHoshinさんだけじゃなく、たくさんの韓国人ビルダーと挨拶をするたびに何度も伝えてくれた感謝の気持ちだ。
ほかにも「喉乾いてない?ジュース持ってきたよ!」「暑くない?」「ホテルまでの道分かる?」と色々なビルダーが話しかけて気遣ってくれた。感謝のしるしにミニフィグコレクションから宝物の一体をくれるビルダーまでいた。
どれだけ僕はJBFの時に外国人を手厚くお迎えできたんだろうか。

JBFは他のレゴイベントと比べると余りにも大きい。アジア最大規模だ。
だから、そこに外国人ビルダーが居るのが当たり前、来てくれて当然だとついつい思い込んでしまう。

僕は良くも悪くも日本人ビルダーと同じように外国人と接していた。
歓迎する気持ちがあったんだろうかと振り返れば、恥ずかしくも特別何かした記憶がない。すべて運営まかせだった。

それどころか、そんな運営側に届く声には
「〇〇さんの卓の近くは嫌だ!」「VIPパーティの景品を入れる袋を何故くれない!」など協力する気持ちとは程遠いクレームもチラホラあると聞く。

僕らはあまりにも運営スタッフに頼り過ぎている気がする。イベントを成功させるのは参加者一人一人の姿勢なはず。「日本に来てくれてありがとう」を伝えられるのは僕らだ。

もしかしたら、多言語の指差しカードを用意しておけば会話が増えたかもしれない。JBF後に行ける温泉地までのルートや、美味しい店を調べて伝えたら喜んでもらえたかもしれない。英語が苦手でも、個人レベルでもできることはいくらでもあった。

だからすごく反省した。
せっかくの日本で日本人とうまく会話できず、一日中座っていた外国人が居たかもしれないのに。

JBF2023で「初めて日本に来た」ビルダーは何人もいた。来年のJBF2024は、日本楽しかったとたくさん聞こえてくるJBFに次はしていきたい。

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