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ザ☆チュルチュル大好きッ!_番外編『めとき』な幸せ時間どした(懐;;;

新大久保の隠れた名店『目時商店』
オッちゃんが 亡くなって
はや五年余り・・・

拙者
足かけ七年間の江戸単身赴任中
オフィスが大久保二丁目にあったゆえ

週二で 足げくソワソワかよった
中華麺のみのラーメン店
だが

週二のうち半分は
臨時休業で入れず・・・
オッちゃんの体調が厳しかったのだ

店内はカウンターのみ七席
煮干の香りに燻された店の壁
黄ばんだ歴史を感じる品書き二枚

その品書きは
中華麺と
中華麺 小盛のみ

なんと潔い品ぞろえだろうか
価格差
わずか数十円の違いに

毎回
中華麺にしてしまうが
これが麺二玉分は あろうかの超大盛!

いっつも食後
「次こそは 小盛にしよ;;; 」と思うが
次回もまた 普通盛を注文

図体チッちゃいくせに
食い意地が張りすぎている
チッちゃいオッちゃん だったのだ ;;;;;

煮干+醤油+ラードの禁断中毒性

ぶ厚いチャーシュー

ナルト・メンマ・海苔
刻み葱のみ
すべてがシンプル真剣勝負!

支払いは
オッちゃんと
客の手渡しではなく

カウンターの小皿下に
千円札をおくと
オッちゃんが釣銭を小皿におく

まさに今のコロナ禍においては
完璧な支払い やり取りを
数十年前から遂行していた先見の明 v

客との会話も ほとんど ないまま
ただ ひたすら
中華麺を出すオッちゃん

客はただ出来上がりを待ち
食べ 微笑み 頷き
一気に 汁まで飲み干すv

そして
待ち客が列をなす
外界へ出たところで一言

・・

「今日も 旨かったぁあ~」

跡取りも
後継者も おられなかったゆえ
今となっては 幻の中華麺

っと思いきや
数年前
天六のストライク軒さんが

目時商店リスペクト「ときめき」を
期間限定で出されていた
なんとも秀逸なネーミングv

肝心のお味としては
立派な「ときめき」ラーメン
さっすがと唸ったが

あの弱弱しい
いぶし銀のオッちゃんが出す
「中華麺」ではなかった

食は体をなす
主人のキャラと気合いが 
鉢椀に のり憑依(うつ)る

まさに今はなき『めとき』の
「中華麺」が恋しい
チッちゃいオッちゃんである(寂

 そういえば
 久しく江戸にも
 行ってないなぁあ~ (((((((((((


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