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第57回 スプリンターズS(2023/10/01)


(1)コース解説

スプリンターズSが行われる中山1200mは、スタートして下り坂が続くコースレイアウトとなるので、他場スプリントと比べて前半からペースが上がりやすく、例年高速決着が見込まれるレースになりやすい。
また、4回中山開催は野芝100%+馬場張替え後の馬場となる関係で、良好な馬場状態で行われることが多く、特に2014年の路盤改修工事後は水捌け性能が改善され、全体的に時計が掛かりにくくなっている。
今年も雨の影響をそこまで受けずに来ており高速系の馬場が継続している。こういった時計の速い馬場で、ペースの上がりやすい中山1200mとなれば、

基本的に外に掛かる負荷が強くなる関係で内有利が顕著に出る。

★前日の内容を踏まえたトラックバイアス★

前日のトラックバイアスを見る去年よりも若干時計がかかるような馬場となっている。また雨の影響で重馬場となっており、今日は晴れそうになく内から乾くようなことがないと判断し差しに重点を置いた狙いしたいと思う。ただ前提としてはやはり内有利のバイアスはあるので、大外一気ではなくて馬群から突っ込んでくるような競馬が理想。

(2)枠順確定後見解

★注目馬★


本当は内枠でウインマーベルを本命に考えていたが、某オッズクラッシャーのネクロが指名したので期待値が生まれそうなので印を下げました。😢


◉:13 ジャスパークローネ

当日の馬体はしっかりと確認したいが、期待値を加味してこの馬を本命にする。とにかくイン前有利のTBとなっているわけだが、この馬の出足は一級品でサマースプリントでもしぶとく粘るような競馬を披露している。
今回テイエムが絶好枠をひいた+前走のセントウルでみせた逃げからみると何が何でも富田はハナをきってくる発言をしているが、恐らくジャスパークローネもいききることしか考えていないので、熾烈なハナ争いだと予想。競りかけられてもジャスパークローネの方がはやいとおもうし、この2頭数でペースを作ると思うので、前有利のこの馬は必ず抑えておきたいところ。
ただ連戦の疲れはありそうなので当日の状態面はしっかりと確認したい。
あとはこの枠順によるロスがどこまで響くか。また近走も恵まれていると判断はできるのでそこまで強くない可能性も頭に入れておきたいところ。
ちなみに鞍上の団野は私が思うの短距離路線のエキスパートだと思っているので、高松宮記念をファストフォースで制したように立ち回りは熟知できていると思っています。ここはかなりの買い要素の一つ。
ちなみに中山の成績もよくて【2-0-1-0/3】と中山適正もある。
これは去年のジャンダルムと重なるところがあり、とにかく当日の状態面だけがカギ。

〇:1 ナムラクレア

混沌としているスプリント路線において順当に成績を残しており、軸としては中々かたそうな気がしているので2番手評価。枠も極端であるものの外枠よりは確実によく、出足も遅いわけではないのでポジションを中団より前目に取れてしまえば間違いなく実力上位候補。
去年の大失態(TBに逆らう形で大外ぶん回して掲示板になったのはこの馬だけ)は起こしにくい枠順となったことも今年はプラスに働きそうでインから突いてくる競馬が想像できる。
能力は間違いないものがあり一番G1に近い。昨年度は明らかな騎乗ミスであり陣営もここは絶対に取りたい一戦のはず。
去年と臨戦過程も異なり、前哨戦であるキーンランドCを勝利してここに向かっているわけだがここまで感覚が詰まるのは久々で前回のダメージはどの程度あるのか気になるところ。
調教はしっかりと動いており、1週前追い切りは浜中が騎乗して栗東ウッドでの併せ馬。僚馬を前に置いてじっくりと馬なりで運び、直線に入っても持ったまま。残り1ハロンで満を持して並びかけ、鞍上が手を動かして合図を送ると瞬時に反応して一瞬で抜き去った(6ハロン81・8―11・3秒)。
去年からのローテもに見直し陣営もここはG1と取りに来ている。

△:9 アグリ

いつかG1と取れる器。ただここじゃない。
高松宮記念に出てきてもらってそこでの好走期待。前走は後ろからの競馬をさせたことで脚質の幅は広がっていることを証明済み。まだまだ成長期でありここでも力を示せる可能性は十分にある。

✅:14 エイシンスポッター(穴候補①)

差しが働きそうな今の馬場ならこの馬は狙いたい。ナランフレグと同様に末脚のキレは武器持ち。馬群が捌くことができるし、ナランフレグより外だがその分妙味も生まれていて大河が攻めたイン突きさえできれば馬券内は全然ありえると思っている。枠の不利はあるものの侮れない存在。

✅:7 オールアットワンス(穴候補②)

いい枠を引きながらまだばれていないこの馬をピックアップ。アイビスSDを制したように千直専用機だと思われている本馬だが、純粋に能力は高いと思っている。過去の好走からもギアチェンジできているしアイビスも外枠有利のTBから内枠で好走していることを考えると実力はあると思うのでしっかりと抑える。
ただ、調教でも手前を変えることができていないのはマイナス材料だが、馬群は割れるキャラなので一発に期待。

✅:4   ナランフレグ(穴候補③)

この馬場なら本命まであってもいい。昨年度3着と結果ものこしている舞台で妙味があるのはこちら。後方一辺倒キャラでタフな馬場状態問わず終い堅実に脚を使えるタイプ。昨年よりも若干時計を要している今年の馬場状態で、ロスなく回ってこれる内枠確保であれば、昨年同様かそれ以上の着順を狙える可能性が高い。なお、近走凡走続きも3走前はG1で僅差4着。2走前は合わないマイル。前走は内枠から荒れた内を終始通ったことによるバイアス不利。もともと叩き良化型なだけあって、休み明けな分も響いた。昨年以上に条件が揃うここは妙味的にも十分な狙い目となる。

(左)ナランフレグ

✅:6 ママコチャ 

テン乗りはあまり買いたくないが、これは鞍上強化の川田なのでしっかりと抑え。前走の北九州記念は外ロスがあるかつ、斤量も牝馬で見込まれた中であの脚を使えたので、ジャスパークローネよりも能力は高いと考えることができる。


オッズクラッシャーによってウインマーベルの妙味はなくなったし、この馬場がマイナスに働きそうなのでここは切ろうと思います。
馬券はスプリント路線で荒れそうなのでジャスパークローネとしていますが、穴馬もかなり期待しています。オールアットワンスとエイシンスポッターからの馬券は購入して、しっかりと縦目も抑える予定。
そもそも混沌としているスプリンター路線は走るたびに順位が変わると思うので過信は禁物。軸流しではなくてBOXとかフォメでケアして絶対に当てたいです〇

フォトパドックは競馬ラボより使用


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