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第40回 マイルCS(2023/11/18)


(1)コース解説

京都の芝は今週からCコース替わり。
京都で行われるマイルCSの特徴として、道中に勾配がある関係で息が入りやすく、後半から下り坂から加速するようなコース形態となっている関係で最後の4F勝負になりやすい。スピードの持続力と終いの上がり性能が求められる馬が上位を独占する傾向にあると考える。

★当日のトラックバイアス★

トラックバイアスを考えると、コース替わりの影響で前目で競馬をした馬が残しているように見えたが、これは違う。
ラップの通過を見る限り、前残りのレースは全て前半スローペースからの位置取り勝負になっていただけなのでこれを参考に前残りを期待する買い方はトラックバイアスに反すると考える。
ペースがそれなりになれば、差しが届くと18日の11Rから証明されたので、脚質的には後ろの馬を中心に組み立てていきたい。

(2)注目馬

ここまで固めの決着が続いているG1だが、そこには圧倒的な馬が存在した。今回はシュネルが筆頭になりそうだが、戦績だけ考えればNHKマイルのみと上位は拮抗と考えることができる。人気馬もしっかりと評価しつつ中穴ぐらいから馬券は構築したい。

◉:5 ジャスティンカフェ

終いに堅実な脚が使える馬から妙味を加味してここから入りたい。
昨年のマイルCSでは5着に終わったが、内容をみれば突き抜ける競馬をしていたと思う。
4角直線で進路が空いたかと思えば、直線で進路が塞がれる不利があり外に一度目の進路変更。

そこからさらに進路変更をして中を割ろうとするものの、17番ファルコニアが垂れたことによりさらに進路が塞がれて、垂れきるのを待ってからの追い出しと少なくとも3回は不利があった。

追い出しがスムーズであれば全然圏内はあったと思うため、G1でも通用するだけの力は持っているはず。また、穴で狙っていたダノンザキッドもよりもオッズがもらえるのでこちらを本命としたい。
昨年の大阪から京都へと舞台替わりすることもこの馬にとっては+で4角が一気にひらけるような作りになっているので昨年より詰まるリスクは少なく、中間息が入ることで東京などの高速馬場決着よりは明らかに適正舞台であることからスムーズに追い出して勝ち切りまで期待したい。
全走の走りは凡走しているが、
前走(毎日王冠):スタート出負け。シュネルにねじ伏せられたが、上りとしては0.1秒差なのでしっかりと末脚は使えている。本調子ではないのかなと。
やはりここを目標に叩きとして使ってきている感じはしたので、オッズが貰える今回が最大の狙い目に感じる。
ここでテン乗りで典さんではなくて、瑠星を使ってくるあたりも個人的には好感が持てるのでなんとか馬券に絡んでほしいところ。

〇:9 シュネルマイスター

前走の内容を生でみてしまったらこれは買わないといけない。直線ドン詰まりで、これは圏外かなと思っていたがラスト1ハロンだけでギアチェンして3着まで持ってくるあたりは、能力の違いを見せつけた。
積んでるエンジンは素晴らしいものがあるが、毎回かかりが遅くて差し遅れて勝ち切れないレースが続いているが、今回の京都へ舞台替わりは実績があることも考えると有利に働くはず。輸送が苦手な印象があったが、マイラーズCを勝った時と同様に早めに栗東入りして調整していることから、輸送問題も解消されそうで、勝負気配をここも感じるところ。
枠的にも中団をなんとか確保したので、純粋に能力を評価して2番手。

▲:11 セリフォス

昨年度の勝馬で実力を申し分なく発揮した素晴らしい勝利であった。安田記念でもしっかりと結果を出して2着と能力だけで言えば、シュネルと2強であることは間違いない。割引材料となるのは安田記念から直行ローテであること。猛暑が影響して、調整が遅れたと出ているが、調教の内容は割引材料を一掃するほど力強い。福永助手は「帰厩後からここまでは予定通りの調教メニューを消化。徐々に馬の調子としては上向いてきた感じにあります」と期待を寄せていることからこちらも好勝負。気性難であることは頭に入れておきたいので軸向きではない。

△:6 ダノンザキッド

ダノンと言えば皆さんは何が1番手ですか。
私は圧倒的にダノンザキッドであり大好きな馬なんですが、ネクロ砲を受けまして妙味がどんどん薄れているので4番手。中山以外は走るので無難に抑えた方がいい。近走は中距離路線だったが、マイルが気性的にも適正舞台かと。距離短縮でここに持ってこれたことや、適正距離に戻ってくることは狙い目。昨年度のマイルCSをみても直線不利があったなか、こじ開けて2着に好走していることから根性はありそう。

△:15 イルーシヴパンサー

舐められすぎてわろてまいますね。去年の安田記念1番人気馬が近走の凡走からかなり人気を落としているのでここは間違いなく買い時だと思う。元々追走力がない馬なので安田記念といった東京の舞台は苦手。マイルCSの方が合うと思っている。前走もポジションを取りに行って4着といつもと違う脚質で結果を残しているから、ペースが落ち着くこの舞台で、前走のようにポジションをとって中段ぐらいにとることができれば十分にパフォーマンスを上げることが期待できる。

★:12 レッドモンレーヴ

こちらも末脚は堅実に使える馬で、直線で何段階もギアチェンジして徐々に加速するような馬。人気はないが終いの脚は使えるので相手で抑えたい一頭。叩いて上積みを見込んで。

(3)最終見解

ルメール・川田を誰か止めてください。
馬券は以下の感じで購入したいと思います。
単勝  5:1000円
馬連  5-9  :300円
    5-11:200円
ワイド 5-9  :1100円
    5-11:900円
枠連 3-5.6:各500円
3連複  9.11-5.6.12.15:1500円(資金配分)
ワイドBOX 5.6.15:1000円(資金配分) 

写真などは東スポ競馬から引用。

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