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日本ダービー2020 予想

展開予想

ハナは枠の並び的にも思い切って津村のビターエンダーが切る可能性が高いとみている。松山のコルテジアが行く可能性もある。
ウインカーネリアンやディープボンドも積極敵に出していくと思うが、は枠的にハナまでは難しいか。
この馬場なので思い切って飛ばす可能性もあるが、ビターエンダーもコルテジアもどちらかというとスローバランスで結果を出しているのでちょっとペースは読みにくい。
いずれにせよハイペースにまで引き上げるのは難しいと考えており、それなりに前目を立ち回れる馬、高速馬場適性・距離適性を見せている馬を狙っていきたい。

予想印

◎05コントレイル
○17ヴァルコス
▲10コルテジア
注02アルジャンナ
△03ワーケア
△12サリオス
△11ガロアクリーク
△13ディープボンド

各馬考察

◎05コントレイル

東スポ杯の時計は2歳馬としては化け物級。既にオープン~重賞級の時計を叩きだしていた。
血統的にも東スポ杯のパフォーマンスからも高速馬場は大歓迎。
距離適性は未知な部分はあるが、明らかに馬場適性が向いていないホープフルS・皐月賞で勝ちきった競馬を見ると、多少長くても能力でこなすと見る。
馬券は3連複を軸に考えてるので、多少距離適性でパフォーマンスが落ちたとしても馬券外に沈むことが考えづらい。人気は抜けているが本命で良いだろう。

○17ヴァルコス

青葉賞は道中~コーナーで内を回し直線で外に出した勝ち馬と比較しても、道中番手を上げてコーナー外を回したこの馬が最も強い競馬をした。
去年のダービー、今年のオークスを見ても思うが、1600-2000で強い競馬をした馬が東京2400でパフォーマンスを落とすケースは多く、距離実績は重要。
青葉賞は超高速馬場で、相手も弱かったかもしれないが、タイムは優秀。
大外枠は痛いのでいくらか割り引くが、各馬がパフォーマンスを落とした場合にこの馬が自動的に2,3着に台頭する可能性は高いと見ている。

▲10コルテジア

皐月賞は、内外の馬場差が大きく、特に最後の直線内を回らされた馬は前後のレースを含め、苦戦をしており、現に終始内を回らされ、最後の直線もインを走らされ10着に沈んだディープボンドは京都新聞杯で勝っている。
そう考えれば、皐月賞で同様に終始内を回りつつ、最後の直線も顕著に悪いインを走らされ7着に踏ん張った(イン組では最上位)この馬は、上位2頭を除けばこの馬がいちばん強い競馬をしたと思っている。
きさらぎ賞はスローから瞬間的なスピードを引き出しており、この馬はある程度スローバランスの方が良いと思っており、今回の舞台にも合うのではないかと思っている。
血統的に高速馬場適性は疑問符であるが、馬券妙味も考え3番手評価とした。
前目のインを取って積極的な競馬をしてほしい。

注02アルジャンナ

父ディープに母系がスピード型の米国血統で固められており、高速馬場のダービー向きの血統。
トップスピードに乗るのに時間がかかるタイプで直線の長い東京コースも大歓迎。
東スポ杯はコントレイルにぶっちぎられたが、2歳時としては十分なパフォーマンス・適性を見せている。
その後の2戦がパッとしないが、きさらぎ賞は明らかな位置取り・仕掛けの遅さが原因、毎日杯は馬場を言い訳にしてしまえば目をつぶることもできる。
内枠も魅力的で、できれば中団にはつけて積極的な競馬を期待したい。

△03ワーケア

この馬のベストバウトはアイビーSだと思っていて、重馬場表記も実質的には標準~やや高速馬場で、スローの中で速い上がりを繰り出して完勝しており、ダービー向きの適正は見せている。
その後の2戦は適性外の馬場・展開・コースだったと考えれば、寧ろ大崩れせずよく走ったと言える。
この鞍上・この枠であれば恐らく好位で競馬をすると思われ、展開的にも恵まれる可能性は高い。
ただ、良くも悪くも現時点では能力・適性が未知数な面があり、鞍上と枠順でちょっと過剰人気しすぎな感はある。

△12サリオス

能力はコントレイルと共に確かに抜けている。
朝日杯・皐月賞のパフォーマンスが発揮できれば、連は堅いが、朝日杯の競馬を見るとどうしても距離適性はマイル寄りな気がしてならない。
ハーツクライ産駒ではあるが、調教師もダービー後はマイル路線に戻ることを示唆している点も本質的な適性に疑問が残る。
ヴァルコスの項でも述べた通り、皐月賞や桜花賞でパフォーマンスを発揮してきた馬が2400でパフォーマンスを落とすケースが多く、この馬もそれに該当する可能性がそれなりにあると見る。
終わってみれば皐月賞組のワンツーという可能性も高いとは思うが、ここは馬券妙味も考え△評価にとどめた。

△11ガロアクリーク

皐月賞3着は馬場の悪い内を避けられたことが大きいと思うが、それでも他の外を通した追い込み勢よりは高評価せざるを得ない。
スプリングSはスローからの直線勝負で勝っており、スローで流れた場合に台頭する可能性は高い。
後方からの競馬は届かない可能性も高いが、皐月賞出走馬の後方組からは念のためこの馬だけを押さえることにする。

△13ディープボンド

京都新聞杯のレースレベルについては疑問符が付くが、前目の競馬ができ、番手あたりを楽に取れそうで展開利に恵まれる可能性もあるため、念のため押さえる。
2200mを経験していることと、調教量もしっかりこなしている点、コルテジア同様皐月賞は馬場の不利なところを通っていることなども勘案した。

その他

サトノフラッグは高速馬場でのパフォーマンス面に疑問が残る。
2歳時にレコードを出しているものの同日のコントレイル・アルジャンナのパフォーマンスと比較するとかなり物足りない。脚質的にも向かないだろう。100%来ないとは言い切れないが、馬券妙味も加味してバッサリ。

ウインカーネリアンは皐月賞であっと言わせる好走を見せたが、器用にイン前を立ち回りたいタイプだけに18番枠は痛い。追い切りの動きも悪く、血統的にも高速馬場は?

レクセランスは高速馬場では底を見せていないが、ここで他馬を押しのけて馬券内に来るイメージは湧き辛い。内枠を活かす器用な競馬ができるタイプかも疑問。

ビターエンダーはある程度前目に付けるだろうし、津村が思い切って逃げる可能性があるが、プリンシパルSのパフォーマンスは馬場を考えればタイムが遅く、2着馬の猛追を何とか凌いだ内容は評価しづらい。共同通信杯もタイムが遅く評価しづらい。

ダーリントンホールは皐月賞のガロアクリークと比較すると、どうしてもこちらが下になる。ビターエンダー同様、共同通信杯もタイム的に高評価できない。

マンオブスピリットはそもそも京都新聞杯のレベルを評価していないのと、ディープボンドと比較してどうしても脚質的に後ろになる可能性が高いので、こちらを消した。

マイラプソディは前走から追い切りの動きが芳しくなく、今回も調子が戻っているようには見えない。

ヴェルトライゼンデはスプリングSのガロアクリーク、皐月賞のコルテジアなどとの比較で、どうしても下の評価になってしまう。高速府中が合うとはあまり思えない。

サトノインプレッサは枠順は魅力的だが、毎日杯のパフォーマンスも低く、一気の距離延長もどうか。高速馬場でのパフォーマンスも示していない。そこそこ人気しており、押さえるほどの魅力を感じない。

ブラックホールは近走のパフォーマンス・適性・脚質どれをとっても厳しい。


◆買い目

 3連複 (4,18は馬券妙味を考え少額抑える)

 5-2,10,17-2,3,4,10,11,12,13,17,18


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