ヘニーヒューズ産駒 レースデータ徹底分析

キズナ産駒、エピファネイア産駒でどういったことを書いているかの参考にしてもらうために今回は無料で公開したいと思います。

データ収集期間 (19年6月~20年1月25日の現3歳世代)

ヘニーヒューズはアメリカから輸入された種牡馬です。
アメリカ繋養時日本に輸入された産駒ではアジアエクスプレスが芝のG1朝日杯を勝利。
ダートでもG3のレパードSを勝利するなどの活躍。
他にもモーニンがG1フェブラリーSを勝利するなどの活躍、ケイアイレオーネがG2兵庫ジュニアグランプリ、G3シリウスS勝利などの活躍。
日本に輸入されました後はワイドファラオなどが活躍しています。

今回は、そんなヘニーヒューズ産駒のレースデータを分析してみたいと思います。
いろんな方向からヘニーヒューズ産駒のレースデータを見てみたいと思います。

馬券に繋がるデータもあると思います。

それでは早速見ていくことにしましょう。

まずは全てのレースを見てみましょう。

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ではこれを順番に分解していきたいと思います。
まずは芝とダートに分けて見てみましょう。

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全体での回収率は単勝92.5%、複勝100.3%となっています。
芝、ダート別で見てみると

単勝88.5%、複勝98.0%
ダート
単勝155.5%、複勝101.0%
となっています。
勝利数は24勝
そのうちダートが28勝と85%以上がダートの勝ち数となっています。
勝率、連対率、3着内率全てダートが芝を上回る結果です。
これを見ても、アジアエクスプレスのイメージは持たないほうがよいと言えるのではないかと思います。

また、出遅れての結果が全体的に悪いのですが、これはダートが主戦場であるがゆえに出遅れてしまうとポジション取りができない結果だと言えるのではないでしょうか。

つぎは、騎手別データです。

総合

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ダート

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マーフィー騎手はもう帰国していますのでそれ以外で見ると幸騎手、三浦騎手、ルメール騎手が勝ち星で上位に来ていますが単勝、複勝回収率は共に100%割れ。
逆に国分優作騎手、川須騎手、松若騎手、石橋脩騎手が複数の勝利をあげ、単勝回収率が100%超えとなっています。

では次に各競馬場の距離別の成績を見てみましょう。

牡馬
芝レース

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基本的に出走数も少ないのですが勝利を挙げているのが新潟1000m、京都1200m、小倉1200mと、短距離のみでしかも直線平坦コースのみとなっていますね。

ダートレース

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一方ダートでは、1200~1800mと、距離が伸びても結果が出ています。
そして、芝とは違い直線に坂のあるコースでも結果を残しています。

牝馬
芝レース

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基本的に牝馬の芝は買えないという結果ですね。

ダートレース

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ダートでは7勝中6勝が1200~1400m。
基本的には短距離がねらいどころですね。

では次はクラス別の成績です。

まずは牡馬です。

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新馬戦から勝ち上がる馬は少なく、使って勝ち上がるという形ですね。

牝馬です。

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こちらは牡馬よりも初戦から動ける産駒が多いですね。

次は月別のデータです。

牡馬

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芝、ダート別

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基本的に10月以降が成績を残していますね。
これはダートのレースが増えてくる時期になると、出走数も増え、成績も残すという形だと思われます。
今年は是非秋以降のヘニーヒューズの牡馬をダートレースで買いたいですね。

牝馬

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芝、ダート別

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特に芝は狙いにくく、ダートの方が買いやすいですが回収率で見ると厳しい結果ですね。

馬場状況で見てみましょう。

牡馬/芝

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牡馬/ダート

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芝、ダート共に良~稍重で、特に稍重での成績がいいのがわかります。

牝馬/芝

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牝馬/ダート

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牝馬は、芝では厳しいですね。
ダートでも回収率だけで見ると単勝は厳しく、複勝では買えるという結果です。
もし、狙うとするのなら馬場だけでなく競馬場や距離のデータと複合的に狙うべきでしょうね。

では次に勝ち上がり馬の勝ち上がりまでに要したレース数を見てみましょう。

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勝ち上がりまでの要したレース数は最小は1、最大は7となっています。
平均レース数は2.6レースとなっています。
牡馬の平均は2.8レース、牝馬の平均は2.4レース。
牡馬は15頭中、初戦に勝ち上がったのは3頭、2戦目が4頭、3戦目が5頭となっています。
牝馬は9頭中、初戦に勝ち上がったのは3頭、2戦目が4頭。
これを見ても牝馬の方が仕上がりが速いと出ていますね。
牡馬は勝ち上がりの60%が2戦目か3戦目となっています。
このあたりがねらいどころだと言えるのではないでしょうか?

ではここからは距離別で実際に上位にヘニーヒューズ産駒が入ったレースのラップタイムを見てみましょう。

まずは芝です。

芝1200m

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この中から良馬場に絞って見てみましょう。

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前傾ラップ向きで持続力勝負向きといったところでしょうか。

次にダートです。

ダート1200m

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この中から良馬場に絞って見てみましょう。

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ダート1400m

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この中から良馬場に絞って見てみましょう。

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ダート1600m

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ダート1800m

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この中から良馬場に絞って見てみましょう。

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ダートでも基本的には同じですね。
決め脚がある産駒が少なく、スピードの持続力に優れる産駒が多いので前半早く入り、その持続力で勝負するタイプが多いようです。
それは距離に関係ない傾向として出ています。

では馬券圏内時の人気も見てみましょう。

牡馬


勝利時人気平均 1.0
複勝圏内時人気平均 4.5

ダート
勝利時人気平均 2.8
複勝圏内時人気平均 3.2

牝馬


勝利時人気平均 6.0
複勝圏内時人気平均 5.6

ダート
勝利時人気平均 1.8
複勝圏内時人気平均 3.4

こうやってみると、ねらいどころになりやすいダートでは非常にシビアな数値になっていますね。
芝ではオッズが甘くなっていますが基本的に狙い目が少ない条件ですので・・・

馬券的には非常に厳しい種牡馬であると言えると思います。

では最後にまとめてみましょう。

牡馬
・ダート向き
・新馬よりも2戦目、3戦目向き
・スピードの持続力勝負向き
・オッズは厳しめ
・牡馬向きの種牡馬
・芝では短距離、平坦向き
・ダートは距離をこなせる

牝馬
・ダート向き
・初戦、2戦目向き。
・スピードの持久力勝負向き
・オッズは厳しめ
・牡馬に比べ成績は下がる
・芝は基本スルー
・ダートは牡馬に比べると距離適性は短くなる

いかがでしたでしょうか?

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