世界の競馬　Vol.1　アルゼンチン競馬　＜第１４回　リーデング情報　2018/7～2019/6＞

鳳凰

2019年12月8日 19:33

前回は2017/7～2018/6シーズンのリーディング情報を見てきました。

今回は2018/7～2019/6シーズンです。

では見ていくことにしましょう。

・種牡馬リーディング

1～10位

11～20位

21～30位

31～40位

41～50位

では系統別に何頭リーディング入りをしているのか見てみましょう。

・ノーザンダンサー系

ノーザンダンサー系が最多の２６頭。
上位５０頭のなんと半数以上がノーザンダンサー系ということになります。
系統別で見るとストームキャット系が１３頭と、ノーザンダンサー系の半数がストームキャットです。
つまり、上位５０頭の1/4ということになります。
他ではダンジグ系が７頭、サドラーズウェルズ系が５頭、ヴァイスリージェント系が１頭です。
トップ１０を見てみるとダンジグ系のCatcher in the Ryeが３位、Orpenが６位、Lizard Islandが９位、ストームキャット系のPure Prizeが８位と４頭が入っています。
１１位～２０位では１２位のSebi Haloと１６位のFortify以外すべてがノーザンダンサー系でした。
特にサドラーズウェルズ系の３頭がとうとう上位２０位以内に入ってきましたね。

・ミスタープロスペクター系

ミスタープロスペクター系は１０頭。
ファピアノ系３頭、フォーティナイナー系、キングマンボ系が各２頭、フサイチペガサス系、シーキングザゴールド系と主流以外が各１頭です。
Roman Rulerが2014-2015シーズン以来のリーディングサイアーに輝いています。
日本人の関口房朗オーナーが所有されていたフサイチペガサスの系統ということでここではフサイチペガサス系と分類しているものの世界的に見ると主流以外の系統ですがこれだけ結果を残していることを考えるとアルゼンチンの地でこの系統が繁栄して欲しいですね。
また、ファピアノ系のSidney's Candy、Manipulatorが４位と５位に入り、トップ１０に３頭が入っています。

・ナスルーラ系

ナスルーラ系は５頭。
Equal Stripesが２位、Not For Saleが７位に入っています。
ただ、例年通りこの系統はこの２頭が奮闘しているものの厳しい結果ですね。

・ターントゥ系

ターントゥ系は３頭。
すべてがヘイローの系統となりました。
ただし、昨年までランクインしていたハットトリックはランク外となってしまいました。

・その他

それ以外の系統は６頭。
A.P.インディ系が３頭、エタン系、ブランドフォード系、ヒムヤー系が各１頭です。
ブランドフォード系のSeattle Fitzが１０位に入るものの、３０位以内にはこの１頭だけでした。

では次にBMSを見てみましょう。

・BMSリーディング

1～10位

11～20位

21～30位

31～40位

41～50位

では系統別に何頭リーディング入りをしているのか見てみましょう。

・ノーザンダンサー系

ノーザンダンサー系は１７頭。
ストームキャット系が８頭、ダンジグ系が４頭、ヴァイスリージェント系が２頭、ヌレイエフ系が１頭、主流以外が２頭でした。
ストームキャット系のBernsteinが２位、Easing Alongが９位、ダンジグ系のOrpenが６位と、トップ１０に３頭がランクイン。
１４位のPure Prizeも順位こそ昨年より一つ落ちましたが、全ての面で昨年以上の成績となっています。
2009年に日本に輸入されたヨハネスブルグも３７位にランクインしています。

・ミスタープロスペクター系

ミスタープロスペクター系は１５頭。
系統別ではフォーティナイナー系が４頭、ファピアノ系、ゴーンウエスト系が各２頭、シーキングザゴールド系が１頭、それ以外が６頭となっています。
トップ１０には４位にLode、５位にMutakddim、７位にRoy、８位にLuhuk、１０位にNumerousと、５頭がランクインしています。

・ナスルーラ系

ナスルーラ系は８頭。
トップ１０には３位のInterpreteのみ。
種牡馬として2013-14シーズンでリーディングサイアーにも輝いたNot For Saleが2015-16シーズンから４７位→２７位→２１位→１１位とトップ１０間近まで上がってきました。
今後トップ１０に入ってくるのではないでしょうか？

・ターントゥ系