世界の競馬 Vol.0 まえがき

ここでは世界の競馬にふれていきたいと思います。
主に世界各国の競馬の結果、過去のリーデングランキング、過去1シーズンの重賞、Listed競走の結果などを書いていきたいと思います。

ではその前に・・・


国際セリ名簿基準委員会という団体があります。
競走馬のセリを行う際にその馬に関する実績などの表記を標準化するための委員会なのですが各国のパート分けなどもやっています。
なぜ、セリの委員会がパート分けもやっているのか?
その答えは「全世界的にセリ名簿の記載基準の統一性を確立するため」なのです。
つまり、国ごとに異なるレベルにある競馬をPart1~3、障害レースのPart4のカテゴリーに分けています。
では、パート分けがなんなのかというところからいきましょう。
最も高い格付けはPart1で、その下に2、さらにその下に3となります。

Part1
・競走格付け(G1,G2,G3、Listed)がそのまま国際格付けになります。
・全ての重賞競走は国際開放される。
・重賞、リステッドレースはブラックタイプを与えられます。
・勝者には太字のブラックタイプが与えられます。


Part2
・競走格付けがそのまま国債格付けに反映されない。
・競走ごとにICSCの審査を経て国際格付けを取得できる。

といったように違いが設けられています。


現在、ICSCに加盟している国は66ヶ国です。
まずはその国のリストを見てみましょう。


現在、ICSCに加盟している国は66ヶ国
まずはその国のリストを見てみましょう


その66ヶ国でパート分けをされているのは49カ国です。

Part1 17ヵ国

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・欧州 5ヵ国
・アジア 2ヵ国
・北米 2ヵ国
・オセアニア 2ヵ国
・中南米 4ヵ国
・アフリカ 1ヵ国
・中東 1ヵ国

Part2 12ヵ国

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・アジア 5ヵ国
・中南米 4ヵ国
・欧州 1ヵ国
・中東 1ヵ国
・アフリカ 1ヵ国

Part3 20ヵ国

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・欧州 10ヵ国
・中南米 4ヵ国
・中東 3ヵ国
・アフリカ 2ヵ国
・北米 1ヵ国

そしてそれらの中で障害競走を行っている国11ヵ国にはPart4(Jump)と分けかられています。
ここでいう障害競走とはハードル、チェイス共に含みます。

ハードルとチェイスは簡単にいうと障害の種類の違いです。
ここで少しだけふれておきましょうか。
ハードル
・高さ3フィート1/2(約107cm)以上
・2マイルの競走で最低8回、以後1/4マイル毎に1回以上
チェイス
・高さ4フィート1/2(約137cm)以上
・2マイルの競争で最低12回、以後1マイル毎に6回以上
です。
障害の詳細についてはまた後々書いていきたいと思います。

障害レースの格付けをもらっている国は11ヵ国

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・欧州 7ヵ国
・オセアニア 2ヵ国
・アジア 1ヵ国
・北米 1ヵ国

となっています。

では、これらの国を少し視点を変えて見てみたいと思います。

まずはこちらをどうぞ

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では色分けルールを・・・

 赤  英国
薄い赤 英連邦
ピンク 元英連邦
 青  スペイン語圏

です。

いかに英国の影響が強いかがよくわかるかと思います。

色分けに入れてこそいませんが日本の競馬も英国からの影響で、今の競馬のスタイルへとたどり着きました。


では、本編ではこれらの国の情報を少しずつ見ていくことにしていこうと思います。

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