世界の競馬 Vol.1 アルゼンチン競馬 <第6回 リーデング情報 2010/7~2011/6>

前回は2009/7~2010/6シーズンのリーディング情報を見てきました。

今回は2010/7~2011/6シーズンです。

では見ていくことにしましょう。

・種牡馬リーディング

1~10位

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11~20位

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21~30位

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31~40位

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41~50位

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では系統別に何頭リーディング入りをしているのか見てみましょう。

・ノーザンダンサー系

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このシーズンで最も多く上位入りしたのは昨シーズンと同じくノーザンダンサー系でした。
なんと19頭が上位50頭入り。
内訳を見てみると、ストームキャットが最も多く8頭で、上位入りしたノーザンダンサー系の約半分がストームキャット系ということになります。
しかも、リーディング1位、2位共にストームキャット系です。
次いで、ダンジグ系の5頭、ヴァイスリージェント、ニジンスキーが2頭と続きます。
ストームキャット系、ダンジグ系が多いのは前年と同様の傾向なのですが、前年と比べてヌレイエフ系が数を減らす結果になっています。
この傾向は続いていくことになるのでしょうか?

・ミスタープロスペクター系

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2番目に多かったのはこれも昨シーズン同様にミスタープロスペクター系です。
傾向も昨シーズン同様に主流系統以外のミスタープロスペクター系が最も多く6頭。
フォーティナイナー系、シーキングザゴールド系とスピードが豊富な系統が各3頭。
日本と大きく違うのはキングマンボ系がいないということですね。
切れ味が信条のキングマンボ系ではなく一本調子な面が見られる系統が上位に来ているの印象ですね。

・ナスルーラ系

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3番目に多かったのがナスルーラ系で6頭。
ダノンファンタジーの母ライフフォーセールの父ノットフォーセールが前年に続きランキング入りしていますね。
日本ではあまり見ない系統ですがアルゼンチンで成功しているところを見るとスピードに優れた種牡馬なのでしょうか?
今後もこの系統には注視してみたいですね。

・ターントゥ系

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サザンヘイローがいるターントゥ系は数はそれほど多くなく4頭でした。
Incurable Optimistが昨シーズンの9位から8位にランクアップ。
Southern Haloは昨年と同じ5位、産駒のSebi Haloが昨シーズン26位から19位にランクアップしています。

・その他

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それ以外の系統を見てみるとインリアリティ系が2頭、A.P.インディ、ネアルコ系、ニーアクティック系、ファラリス系、リボー系がそれぞれ1頭ランク入りしています。
インリアリティ系は遡るとゴドルフィンアラビアンにたどり着く系統です。


では次にBMSを見てみましょう。

・BMSリーディング

1~10位

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11~20位

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21~30位

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31~40位

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41~50位

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では系統別に何頭リーディング入りをしているのか見てみましょう。

・ノーザンダンサー系

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ノーザンダンサー系は10頭。
ニジンスキー系が3頭、ヌレイエフ系が2頭それ以外が1頭ずつですね。
ただし、上位20頭に入っているのはノーザンジョーヴの系統のEqualizeの4位のみという形です。

・ミスタープロスペクター系

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ミスタープロスペクター系は9頭。
フォーティナイナー系、ファピアノ系が各2頭。
10位以内にはLuhuk、Lodeの2頭が入っており、20位以内で見ると6頭でした。

・ナスルーラ系

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こちらの最多は昨シーズン同様にナスルーラ系で14頭でした。
種牡馬と同じくグレイソヴリン系以外のナスルーラ系が12頭と圧倒的に多いですね。

・ターントゥ系

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ターントゥ系では昨シーズンと同じくサザンヘイローが1位でしたが全体で2頭のみという結果でした。
ただ、賞金で見ると2位の1.5倍にあたりますし、出走頭数、勝利等数ともにダントツで勝利数も唯一200勝超えでした。

・その他

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その他ではブランドフォード系が3頭で最多、ファラリス系、リボー系、ネアルコ系が各2頭。
バイアリータークを基とするヘロド系も1頭入ってますね。


では最後に横に並べて比較してみましょう。

1~10位

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11~20位

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21~30位

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31~40位

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41~50位

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今回は以上になります。

>次回予告<
リーディング情報 2011/7~2012/6

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