世界の競馬 Vol.1 アルゼンチン競馬 <第4回 リーデング情報 まえがき>
まずは種牡馬の系統の色分けルールを書いておきたいと思います。
色分けしている系統はこちらです。
基本的に産駒数が多く世界的にも多い系統に色付けしています。
同系統の系統はわかりやすいように同系色で色分けしています。
・ターントゥ ~ ヘイルトゥリーズン ~ ヘイロー ~ サンデーサイレンス は赤系統色
・ネアルコ ~ ニーアクティック ~ ノーザンダンサー は黄色系統色
・レイズアネイティヴ ~ ミスタープロスペクター は青系統色
・シアトルスルー ~ A.P.インディ は紫系統色
・ナスルーラ ~ グレイソヴリン は緑系統色
もちろんこれらは遡れば全てエクリプスを介してダーレーアラビアンにたどり着きますがポイントとなる馬で色分けルースを適用しています。
それ以外の系統は以下のように色付けはしていません。
基本的には上の画像の系統で系統分けしています。
今後他国の色分けにも基本的にはこの色分けでやっていきますが色分けの追加などがある場合にはお知らせさせていただきます。
2009/7~2019/6シーズンのアルゼンチンのリーディングをやっていきたいと思います。
アルゼンチンは南半球でに北半球の日本と比べると半年間のズレが生じます。
その理由としては季節が逆になるからです。
そのため種付けも出産も半年間ズレます。
そのために、半年ズレて年の初めからではなく7月から翌年6月になります。
なので、ここでのリーディングも7月から翌年6月になっています。
ところで、皆さんはアルゼンチンの種牡馬と言えば?
と、聞かれて思いつく種牡馬はいますか?
おそらくSouthen Haloなどが思いつくのではないでしょうか?
少しだけサザンヘイローの話をしておくと・・・
サザンヘイローの生まれは1983年
アメリカで現役生活を送り、4歳で引退し、その後アルゼンチンに輸出されました。
その後、2009年に種牡馬を引退、その直後に老衰の合併症により死亡。
サザンヘイローはアメリカからアルゼンチンに輸出された馬ではあるが活躍馬を多く輩出したことで評価が上がり、アルゼンチンからアメリカにシャトル種牡馬としてアメリカで種付けを行ったこともあります。
これは異例のことでありいかに優秀な種牡馬だったかがわかります。
また、知ってる人は少ないと思いますが、実は日本にもシャトル種牡馬として2003年に来日した履歴があります。
静内スタリオンステーションで併用され、68頭に種付けされましたが残念ながら日本では目立った成績は残せませんでした。
アルゼンチンでは1994/95~2001/02の8季連続、03/04、07/08シーズンと計10季リーディング種牡馬に輝いています。
また母父としても2004/05~12/13シーズンで最優秀ブルードメアサイアーにも輝いています。
ではそのサザンヘイローの系統がいまどうなっているのか?
また、日本に関係のある種牡馬はいるのか?
など見所はあると思います。
※ここでのデータは STUD BOOK ARGENTINO のデータを元に作成しています。
では次回から1シーズンごとにSire(種牡馬)、BMS(母父)で見ていきたいと思います。
>次回予告<
リーディング情報 2009/7~2010/6
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?