見出し画像

バジガクのクラファン炎上Tweetから見える競馬の世界〜競馬関係者が無関心な理由は、○○か〜

ケイタササグリ氏や瀧川競馬塾の悪徳情報商材ネタばかりを記事にしていても、一般競馬ファン、競馬関係者へ行き届きませんので、たまには違うネタを投稿させて頂きます。

<注意事項>
本記事は、1年目の地方馬主の個人的な感想となります。バジガクさんへの事業や、クラウドファンディング出資者への批判ではございません。

1、バジガクとは

東関東馬事専門学院および東関東馬事高等学院の運営に携わる「株式会社 馬事学院」の通称。
南関東競馬、名古屋競馬、金沢競馬場、門別競馬場、笠松競馬場、園田競馬場で、バジガクの冠名を付けている競走馬を見たことはないでしょうか?
バジガク〇〇が、馬事学院の所有馬のようです。
※馬事学院で所有されている競走馬の全てが、バジガクの冠名を付けているわけではないようです。

2、バジガクのクラウドファンディングについて

セリで買い手がいない馬を1頭でも多く救い、競走馬デビューへ!

セリにて主取り(※1)となった1歳馬を購入し、東関東馬事専門学院・東関東馬事高等学院の学生たちの授業カリキュラムの中で、そのサラブレッドの管理・調教等を行ない、競馬デビューを目指す。
そのために、クラウドファンディング(以下、クラファン)にて集めたお金で、競走馬を購入するというコンセプトのようです。
※1 セリにおいて出場した馬に買い手がつかなかったり、売り主の希望額に満たない時、生産者が引き取っていくことをいう。

以下が、過去3年間のクラファンの実績となります。

ご覧の通り、支援の輪が年々、広がっております。

これは、バジガクさんのYouTubeチャンネルに投稿されてるようなメディアでの露出が、後ろ盾になっているのではないかと思います。


3、問題のツイート内容

問題のツイートは、削除されているため、以下に要点を記載します。

・1200名以上の支援者がいるのに、牧場や競馬関係者の支援者が3件だけ
・産廃(産業廃棄物)のような「行き場のない馬」を作り出す関係者が、無関心過ぎると問題提起

クラファンの目標額に達成しないフラストレーションからなのか、上記内容のツイートをバジガク公式Twitterにて発射し、競馬関係者から怒りを買いました。

どこが関係者の怒りに触れたのか、1つ1つ解説していきます。

4、1 炎上ツイート解説


1、セリで主取りとなった馬について
主取りとなった馬については、馬喰が安く買い叩いたり、生産者がそのまま自分名義に出走させたりと、全てが殺処分となっているワケではないという事実があることをお伝えしておきます。

※バジガクさんだけが、売れ残った馬を救っているわけではない。

2、新馬の助成金について
クラファンで出資を募らなくても、新馬に関する助成金があります。
詳細は、以下のnote記事にて記載しておりますが、南関東競馬だと、約100万円の助成金が支給されます。
もちろん、募集枠やその他条件もありますが、助成金がもらえる仕組みがあるという事実をお伝えします。
※バジガクさんが、この助成金を取得しているかまでは、調べておりませんが、個人馬主の多くの方が利用しておりますので、おそらく取得していると思われます。

3、どうして関係者が無関心なのか?

競走馬が、レースに出走するまでには、様々な人間関係(人脈)が必要となります。
生産牧場、育成牧場、調教師、厩務員、騎手、馬主等々
1頭の競走馬には、数多くの方々が携わっております。

○○厩舎では▲▲騎手への騎乗依頼は、禁止。
⬜︎⬜︎騎手と◆◆騎手は、仲が悪い。
△△牧場は、●●万円(破格の安値)で預託してもらえる。
瀧●元騎手と、○○先生は仲良し。
予想家ナ○氏が、ターフィーショップの前で馬主にガチギレされていた等々、ここには、記載できない話が盛り沢山です。

私が言いたいのは、競馬関係者が無関心であるということは、バジガクさんとして、独立して競馬事業が成立してしまっているからだと思います。
ネガティブな言い方だと、孤立という表現となりますが、ポジティブな言い方だと、孤高とうニュアンスが正しいかと思います。
競馬関係者からの協力がなくても単独として成立するだけの力があることは、素晴らしいことだと思いますし、それが支援者の数が年々上昇していることが証明していると思います。

現在でも、レース10日前までは、バジガクの自前の調教施設で調教を行い、自前の馬運車で競走馬は輸送し、レースにはバジガク卒業生の騎手を乗せたりしているわけですから、この炎上ツイートにより、バジガクさんは、また孤独(孤高)への道を突き進む事になるでしょう

最後に、私の個人的な意見を言わせていただくと、競走馬は、文字通り、競走であるので、あえて、売れ残った馬を競走させる必要性はないと感じております。

がしかし、レースに出走する馬が一頭でも多くなるということは、競馬に従事する関係者へお金が回るので、それはそれで良いことだとも思います。

また、バジガクさんが他にも問題提起されております引退馬についてですが、私自身、2歳馬を1頭を共同所有しておりますが、その馬が走るかどうかは分かりません。今は、高額なペットを所有しているようなもので、この後、能力試験に受かってから晴れて競走馬としてデビューできるわけです。

競走馬として役目を終えた後の話は、まだ口にしたくない(考えたくない)というのが、馬主心理だと思います。

週刊元小池 編集長

以上

活動費用に使わせて頂きます!