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破滅的グルメ道を走りだし止まれなくなった

知ってる人は知ってるかも知れませんが僕はとってもグルメです。

「グルメです」って冷静に考えると一番自称しちゃいけない特性ですね。 

なんかお高くとまってる気がするし、うっかり「○○(チェーン店)美味しいよね~」なんてそいつの目の前で言った日にはまず鼻で笑われその後クソ長い講釈を垂れてきそうな、そんな予感さえさせます。

でも仕方ないです。僕は一般大学生よりはるかに旨いものへの欲求が高く産まれてしまったのですから。

知ってる人は知ってるかもしれませんが僕はとっても貧乏です。どうですか?一気に親しみが出てきましたか?

ただ、僕の貧乏は生活環境であったり金使いの荒さ(それもあるけど…)に由来するものではありません。

原因はあまりのバイトしてなさです。

大学一年の頃完璧な無職だった僕は「これではいけない」といっちょ前に思い先輩経由でバイトにありつきました。

これは現在もやっているバイトですが、月2~3回しか入れないというどデカいネックがあります。そのせいで月収入は1万円強がいいとこと、今時東南アジア諸国でももう少し貰ってるぞと言いたくなるような額になっています。

じゃあ新しいバイトやれよと思ったそこの貴方。全面的に正しい。

ただ、これに関して自分の中で言い訳がかなり醸成されており、聞くだけでウンザリしてしまうモノなのでここには書きません。ヘイトを溜めるだけだし。

前置きが長くなりましたが。

このグルメ×貧乏という状態はかなり最悪です。金がないのに「今日は前々から目をつけてたあそこに行こう」みたいな事を延々と繰り返しています。

特に2019年は公務員試験の勉強もあって楽しみが「食べること」ぐらいしか無くなってしまい、より自分のグルメが加速しました。

例えば、池袋エチカの「立喰 美登利」という寿司屋。ここは人気店で昼時は30分~1時間程度並ぶというデメリットはありますが中トロ1貫100円など破格の値段で寿司を楽しむことができます。

特に平日ランチタイムは8貫500円のセットがあり、僕はそのリーズナブルさと旨さのコントラストに惹かれ足しげく通うようになりました。おかげでパックの寿司が食べれなくなってしまいました。親が「今日寿司だよ~」って買ってきたパックの寿司、正直あまり楽しみじゃないです。

ただ、僕はあほなので「あれも食べたいこれも食べたい」と追加注文を連発してしまい、気がつくと会計が1000円超えていたことがザラにありました。

「たかだか1000円でしょ?」と思うかもしれませんがこれは寿司に限った話ではなく、僕はどこに言っても基本的に1000円以上使っています。量を食べたいから金を使っているのではなく、飯の質を高めるため(つけ麺の具材をモリモリにするなど)に金を使っています。グルメが故の行動です。

また、2019年の半ばからは上記に付随して「みはし」のあんみつにドハマりしました。

「みはし」は上野に本店を構えるあんみつ屋で、関東に9店舗存在します。
(みはしHP https://www.mihashi.co.jp/)

「みはし」はとにかく美味しいです。

通常のあんみつも勿論美味しいのですが、特に「フルーツクリームあんみつ」というメニューがヤバイです。

バナナ、キウイ、みかん、杏が所狭しと並べられており、その真ん中に季節のフルーツとして巨峰が鎮座しています。

これ、凄いのがどのフルーツも味がしっかりしてることなんですよね。キウイの甘酸っぱさもバナナのトロピカルな甘さも非常に際立っています

それらがクリーム&あんこという二つの異なった甘さにも負けてないので、口の中に入れるととにかく凄いことになります。「多幸感の爆弾」と僕は心の中で呼んでいます。口には出しません、恥ずかしいので。

いつのまにか「みはし」レビューになっていましたが、とにかく、あんみつの美味しさにうちひしがれた僕は月3回ぐらいのペースで通っています。

勿論、お金もかかります。上記のフルーツクリームあんみつは870円程になります。「なんだ、そんな高くないじゃん」と思った方、正しいです。旨さに対しての値段が釣り合ってないよ?いいの?と食べるときはいつも心配しています。

ただし、食べる回数そのものが多くなれば話は別です。たかだか870円ですがそれが何回も重なればいつの間にか福沢諭吉(日本の武士(中津藩士のち旗本)、蘭学者、著述家、啓蒙思想家、教育者。諱は範(はん)。字は子囲(しい、旧字体:子圍)。揮毫の落款印は「明治卅弐年後之福翁」[1]。雅号は、三十一谷人(さんじゅういっこくじん)[2]。)ぐらいにはなります。急にWikipediaの紹介文を載せました。びっくりしましたか?

そんなわけで、僕は金がないのにグルメ行為をひたすら繰り返している破滅的人間だということがわかってもらえたでしょうか?このnoteを書いてる間も明日はここ行こうかなみたいな事を考えています。

「貧乏舌」という慣用句は、決して貧乏人をバカにしているのではなく、「貧乏ならそれ相応のものを口にしなさい、さもなくば自分が苦しむだけだ」という先人の戒めだったのかもしれないですね。トホホのホ…

おわり

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