京王杯スプリングカップ傾向~傾向通りならあの馬だが・・・天気?
5/16(土)に東京競馬場で開催される京王杯スプリングカップの予想になります。
今年は高松宮記念で人気を背負ったあの馬たちが今度は東京に舞台を変えての再戦となるだけに例年とは異なる様相となった。
まずはこのレースの傾向を見ていく。
枠順
外厩情報
京王杯傾向・特徴(過去10年)
種牡馬別傾向
レースごとによって様々でそのときによって来る馬が変わる。
東京1400m種牡馬別成績(2015年~)
数字だとダイワメジャー産駒が、1番上に来るが勢いだけならロードカナロア産駒が現在のトレンド。
騎手別傾向
今年は騎手移動の制限があるが今回は土曜日にレースに乗っても日曜日にヴィクトリアマイルに乗ることが出来る。
逆に言えば、騎手を揃えるだけ揃った上でのレースになるので激戦になる。
人気別傾向
1番人気の信用度はかなり低く穴馬の激走も目立つ。
高速馬場、Bコース初日、安田記念への叩きなど色々な面から人気通りの好走が期待できない可能性があるので注意が必要。
枠番別成績
翌日のヴィクトリアマイルとは少々異なり外になれば外になる程に有利になる傾向がある。
その他
藤沢和雄厩舎に注目
2014年以降のレースを見ると毎年のように絡むこの厩舎
元から東京のマイルコースには強い厩舎として有名だが毎年のように好走馬を輩出してくる。
調教師別傾向
東京1400m(2015年~)
ただしこの厩舎の馬の特徴として雨が少しでも降ると能力を大きく落とす傾向がある。(この部分に関しては詳しくは有料エリアにて触れていきます)
有力馬の一頭タワーオブロンドンの前走はその不安が見事に的中するような大敗だっただけに傾向には少々逆らいにくい。
傾向から挙がる候補馬
タワーオブロンドン(ルメール)
雨が降らなければ買いたい一頭。
最近はスプリンターのイメージが強いが昨年の今頃は1400mがベストと言われてこのレースの出走をファンが喜んでいた一頭。
200mの前走からの距離延長も、高速馬場かつ左回りキラーのこの馬の適性の方が強く出るならこなしてくれそう。
ステルヴィオ(川田)
種牡馬傾向に書いた通りロードカナロア産駒の東京適性の高さを考えればそろそろ馬券になってもいい頃。
怪我からの復帰後は着順ほど内容は悪くなく鞍上の丸山騎手を降ろしてほしいと思っていたがここで川田騎手への乗り替わりは確実にプラス。
傾向まとめ
① レース自体の種牡馬傾向はないが近年この距離で勢いのあるロードカナロア産駒は不気味。
② 人気通りの決着は考えにくい。
③ 藤沢和雄厩舎がレース、距離別どちらでも抜けているが今年は雨予報がマイナス。雨が降らないとこの傾向に喧嘩するのは少々危険。
以上の傾向を基に予想をしていきます。よろしくお願いします。
推奨馬
本命
5 レッドアンシェル(福永) 5番人気
馬場が渋らなくても充分走れる馬でありつつ渋ってもより良さが出るのはさすがマンハッタンカフェ産駒の馬らしい一面がある。
また1400m戦ではこれまで1.1.2.0と好相性という点もやはり非根幹に強い産駒の良さがしっかりと出ている。母父には東京や左回りの巧者が出やすいストームキャットを持つ。
鞍上の福永騎手はこれまでのこの馬の全5勝を記録。前走は福永騎手がワイドファラオに騎乗する兼ね合いでど下手くそ騎手のフォーリー騎手に依頼をするとスタートでフライングを行った挙句に馬が異変を起こしての競争中止と散々たる結果に終わってしまった。その後は無理をせずここに合わせてきたのはプラスで追い切り内容も申し分ないだけに期待したい。
その福永騎手は最近の好調が目立ってはいるがそもそも東京の1400mでは数字の高い騎手でそこに現在の好調が重なるというのは魅力的。
ちなみにこれを本日想定される稍重で限定しても成績が良い。
最終追い切り
栗東 坂路 52.2-38.1-24.9-12.2
全体タイムも良く終いもしっかりまとまっている点から状態面は良さが感じられる。
不安点
前走の負け方が悪すぎる点。馬がレースに入ったときにどれだけ影響を与えるか?
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ここで大負けをするようだとこのまま復活することは難しくなる可能性も。
対抗
2 グルーヴィット(デムーロ)3番人気
馬場の渋っていた中京記念を3歳時に制覇しており前走の高松宮記念でも渋った馬場をこなして距離短縮に加えてメンバーレベルが高い中で6着と好走した点は大きい。この馬の2走前はフォーリー騎手と双璧をなすミナリク騎手だったことを考えてもこの騎手もいかに下手くそだったかが証明される形となった。
Bコース開幕で馬場の内側が伸びやすいことに加えて当日の朝より降り始めた強めの雨の影響で切れ味勝負を避けれるのも速い上りを使う事ができないこの馬にとっても歓迎。産駒成績の良いロードカナロア産駒という点でも芝へのフィット率は高いと見る。
最終追い切り
栗東 坂路 51.5-37.1-24.5-12.6
全体時計もそうだが非常にパワフルな走り方が目に映る。
不安点
鞍上が好調だと言われている中で実は以前から東京の1400m戦は数字が以前からよくない
これで悪いというのはこの騎手の場合は条件を絞れば60%~70%くらいはいくらでも見つかるのでその半分しかないのは物足りない。
鞍上は展開が合わなければレースを止める癖も最近は目立つようになってきただけに負ける時ははっきり負ける可能性も。
3番手
12 ステルヴィオ(川田)4番人気
データ推奨馬のうちの1頭。今回は天栄の短期放牧後は調教で高時計を連発しており長期休養明けからそろそろ結果が欲しい一頭。
この2走の敗因は鞍上にあるだけに馬場が渋る今回もこれが原因で負けるという事は考えにくくこちらも相性の良いロードカナロア産駒という点に加えて東京のマイルの成績が良い川田騎手が鞍上という点でも期待できる点は多い。(ただし雨の影響は違う形で現れるのでそれは後述で)
安田記念を見据えている可能性も低い馬なのでここでの仕上げるだけ仕上げて秋への弾みへしたいという陣営の意図は見える。
不安点
雨で渋るより心配されるのは湿度による喉なりの影響。
喉なりについては天候が関係ない、湿度が高い方が良い、湿度が低い方が良くないなど諸説あるが元川崎競馬場リーディングジョッキーを自称するTJさんによると雨で湿度が高い時は馬が呼吸をするのに苦労をするので馬が走るのには湿度が低く天気が良い時の方が良いらしい。
また、この馬の喉なりの場合は生まれつきのものではなく成長につれて発生したものという点も危ない。喉なりにも2種類があり生まれつきのものだと馬が勝手に呼吸方法を覚えるので特に気しなくていいケースもあるらしいが成長につれてのものは馬が呼吸に苦労をするらしくその面でも少々気になる。
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調教&血統と喉なりどちらが勝るか
当日の馬場が稍重~重の場合の押さえ
8 ショウナンライズ(和田) 11番人気
この馬が来る条件だけはかなり特殊。まず自力では正直オープンクラスがやっとなのでこのメンバーでは勝負にならない。しかし馬場が悪いなら話は変わる可能性が一番高い馬ではある。その裏付けとして昨年の6月に行われたパラダイスステークスでは稍重で勝利しオープン入り、その後惨敗が続いた中での今年のニュイヤーCでの稍重での5着と渋った馬場では好成績が続いている。
馬場別に成績を分けても以下の通りとなる。
稍重で成績が下がるというよりは渋っても成績を残せるタイプと判断するならここでの一発も期待できる。富士Sではまさしくこの馬にとっての馬場ではあったが距離の壁にぶつかり大敗を喫してしまったが1400m戦では見直したい一頭。
ではなぜ重い馬場で好走できるのか?それはこの馬の父親に隠されている。
産駒別でも触れたダイワメジャー産駒についてだが年度別に成績を分けると以下の通りになる。
それではこれを稍重、重で分けるとどうなるか?正解は以下の通り
毎年のように力強い走りで好走例を発生させる産駒として実は評価できる点から穴馬にはもってこい。ちなみにもう一頭のダイワメジャー産駒ラヴィングアンサーは短距離特化をしている上に前走で既に穴を開けておりここで連続して激走するほどの地力はないので軽視して東京実績を考えてもこちらを推しておきたい。
鞍上も和田騎手に乗り替わりという点も非常に魅力的。東京1400mでは滅多に騎乗することのない騎手だがこういう注文がつく馬でこそ良さが出る騎手なだけに油断できない。
昨年の3月に三浦騎手が一度騎乗した際に「暖かくなるに連れてもっと良くなると思います」と発言すると実際に6月の終わりのレースで好走した例もあることから典型的な夏馬であり気温が上がってきたこの時期なら何かあってもおかしくはない。
不安点
ダイワメジャー産駒という事で成長力自体はないので昨年の夏前くらいの能力が出し切れて限界なところ。天気という変則条件で他の能力が削がれたとしてもこのメンバー相手に自力で逆転はかなり厳しいのであれば着順を少々上げるだけに過ぎない可能性の方が高い。
そもそも馬場がそこまで渋らない限りは出番はないのでそれによって取捨がかなり分かれる。(このnoteを配信する時間ではどっちに転ぶかわからないのでこればかりは個人の判断になるが)
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この馬と同じく重馬場巧者のドーヴァーを押さえたい。
消し
10 タワーオブロンドン(ルメール)
再三書いてきた通りだがこの馬及び厩舎は馬場が渋ったら即アウト。
では実際この厩舎がどれくらい馬場が悪くなると成績が落ちるのかを解析していく
※ データは近3年が対象となる
東京 芝 良馬場 オープン以上の成績
9.5.5.37 勝率16% 連対率 25% 複勝率34%
勝利数は全調教師トップとなる
ところがこれが稍重では・・・
1.2.0.7 勝率 10% 連対率 30% 複勝率 30%
近3年で2勝以上しているのは西園厩舎のみで数字上そこまで変わらないようにも見えるが、問題はそこではなく良馬場では他の調教師たちを圧倒しているこの厩舎の管理馬が馬が渋ると他の馬たちと同等まで力が削がれるという点。
東京 芝 1400m 良馬場 オープン以上の成績
3.0.2.4 勝率 33% 連対率 33% 複勝率 55.6%
近3年に複数回勝利をしているのはこの厩舎のみ
同じようにこれを今度は稍重以上で絞ると
0.0.0.1 勝率・連対率・複勝率 0%
これでは裏付けにならないのでなるべく近い距離という事で中山の1600mを追加で調べてみた。
0.0.1.3 勝率 0% 連対率 0% 複勝率 25%
やはり数字は良くないことがわかる。
実際タワーオブロンドンも良馬場と馬場が渋った場合では大きく成績が異なっており高松宮記念では馬場が一気に回復してきた中でのレースだったにも関わらず4コーナーで一気に失速してしまうなど発表されている馬場状態以上に馬自身がデリケートな面が強くなかなか好走に繋がらない。
朝から降っている雨量を考えるとレースの頃にはかなり分が悪い。
印
買い目
単複
5
馬連(ワイド)
5-2.4.8.12
もしこの予想を読んで的中した!大きな何かがあった際にはぜひお願いします。 図々しいかもしれませんがサポート大歓迎お待ちしております。