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日本テレビ盃 考察・予想~JBCへの戦いが始まる~

9/30(水)に船橋競馬場で開催されるG2日本テレビ盃(1800m)の予想になります。

11月に行われるJBCシリーズの戦いが各距離ごとに始まりだしたが中距離戦線の開幕ともいえる中央馬との交流戦のレース。毎年JBCを見据えた中央のG1クラスの叩きの舞台としても有名だが今年もあのG1馬がスタンバイと楽しみなライナップとなった。

今回もコースの分析や全部でいくつかの観点から考察の方をしていきますのでよろしくお願いします。

解説に入る前に

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情報協力

うまめし.comさん

枠順

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ジャパンダートダービーにて圧倒的1番人気のカフェファラオを破り人馬初のG1制覇となった坂井騎手が騎乗のダノンファラオが秋初戦を迎える。前走は楽な展開で逃げる競馬に出れたが古馬相手にどれだけ力が通用するかは未知数。坂を登るコースを苦手としている節があるため平坦コースの船橋自体はプラスだろう。

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勝ちきれない競馬が続くがとにかく安定感だけは随一なデルマルーヴルは久しぶりに手が合う戸崎騎手とのコンビでこのレースへ参戦。春はドバイ中止の煽りや帝王賞に賞金不足で出走できないなど流れが非常に悪かっただけにここでしっかり賞金を加算し秋の大一番へ進めるかの重要な一戦となる。

この秋は短期免許の外人騎手が参戦できない背景を考えると秋のレースは基本的には戸崎騎手が継続になる可能性が濃厚なだけに元南関東トップジョッキーの相性の良さで久しぶりの勝利を狙う。

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南関東からは地元船橋のミューチャリーが参戦。船橋所属ながら船橋のレース参戦はデビュー2戦目以来という異端児で何と言っても死神のカマのような切れ味鋭い末脚は大きな武器。

前走は大井の内回りというゴール前の直線が非常に短い中でも前を差し切る器用さを見せつけ直線の長い船橋コースで中央勢に一泡吹かせる可能性も。

その他にもルメール騎手鞍上で勝ちに来ているアナザートゥルース、昨年の東京ダービー馬ヒカリオーソ、今年の春まで中央オープンや重賞クラスで好走が続き地方移籍初戦となるアングライフェンなど中央・地方問わずレベルの高いメンバーが揃った。

発走は20:05を予定。

コース解説

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普段の開催でもあまり使用されることがない距離設定で4コーナー出口のポケットから長い直線を走りコースを1周する形状となっている。

船橋競馬場は3コーナーから4コーナーにかけてカーブがきつくなっているがゴールまでの直線が長いため差し脚も充分に届く。近年はほとんど中央の強豪が最後の直線で叩き合うだけのレースとなっているが今年は果たして?

考察

考察1 血統相性とコース経験

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血統相性が最も良いのはゴールドアリュール産駒。中央勢参戦ではパイロ産駒の数字が距離、競馬場別で見ても好成績の部類だろう。

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中央勢で船橋経験があるのはアナザートゥルース(2020年ダイオライト記念)のみで、全国各地の地方競馬場を津々浦々しているパイロ産駒デルマルーヴルも実は船橋は初の参戦となる。右と左、砂厚、砂質を問わず安定して走れる馬だがこの馬場への適性は果たしてどうか?

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地方勢血統最有力のサルサディオーネは船橋コースを最も得意としており1800m重賞に関しても2月の地方重賞報知グランドカップを勝利と適性面に不安は感じない。今年馬券外になったレースはいずれも距離の不安とレース前から陣営がヤラずで捨てたものに限られており右回りが致命的に弱いことからJBCシリーズに向けては意欲が薄くここが勝負のレースとなる。

考察2 騎手別相性

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1800m自体がほとんど開催の無い条件のため数字の参考にはならないため船橋コースを対象に話を進めよう。

まず地元の森騎手だがさすがにストライクイーグルでは実力が物足りず砂を被るのを嫌がるのにまた内枠では競馬にならないのが明確。

こうなると地方勢でポイントになりそうなのは複勝率が飛びぬけて高い御神本騎手だろう。

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本人もインタビューにて「好きなコースは船橋」と答えるほど船橋競馬場の成績が優秀なことで有名(大井所属です)自分の得意とする後方からの差し切り競馬に最も合致するミューチャリーという馬はこれ以上ないパートナーであり先のJBCへ向けて大事なレースとなる。

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一方で中央勢を見るとやはり注目は戸崎騎手。怪我の影響で交流重賞レースに騎乗するのは昨年のあのJBCレディスクラシック以来となるが先日のオールカマーでの復帰後3つ目となる重賞制覇を見てもわかる通り一段とパワーアップして復帰をしたその手腕は南関東のトップ騎手として活躍した地でこそ真の力を発揮するだろう。

このレースの過去10年の成績は2.2.1.2で2010年と2014年にはフリオーソ、クリソライトで勝利もマークしている。

考察3 好調教馬

本日の白山大賞典でも1着マスターフェンサー、3着ロードゴラッソと推奨の2頭が1、3着と好走しこれで5連続馬券内。

今回も2頭をピックアップ🖊

ミューチャリー

船橋競馬場 不良

82.5-63.8-48.9-36.5 強め

併せたハクサンペリーも一杯に追っているのに1.6秒突き離す状態の良さは見事でこの中間も強めの内容で追切のタイムも上々と矢野厩舎らしからぬ仕上がり。JBCに向けての叩きの舞台で軽視も視野に入れていたが、タイムだけなら前走の重賞制覇時よりも優秀で中央勢に一泡吹かせる可能性も出てきた。

アナザートゥルース

美浦 坂路 重

53.2-38.1-24.8-12.3 馬なり

前走は札幌のダートコースで比較にならないが輸送の必要がない分、2走前のアンタレスSなどと比較しても強めの内容はこなし万全で挑めるのは大きいだろう。

一週前に美浦の南Wで強めの追い切りをこなした上で馬なりでこのタイムと終いならコース適性と鞍上を考えても特にマイナスに感じる点は存在しない。継続してルメール騎手に騎乗してもらえばもっと早い段階から活躍できたであろう素質馬なだけにここでも期待充分。

その他の短評

今回は地方馬にやけに好調教馬が目立つのが絶対的能力を考えると万全仕上げのミューチャリーが地方勢では中心だろう。

デルマルーヴルは戸田調教師自らが9月に入り3週間連続跨っているので期待は高そうだが、マーキュリーカップでも不安視された体質面の改善はまだ見えないのが引っ掛かる。元々ポリトラックで追い切りをしても無難にまとめてくるので懸念点まではいかないがワンパンチ足りない仕上がりが続いておりこれ以上やると壊れかねないのだろうか?

考察4 展開と馬場状態

絶対に逃げたいサルサディオーネかヒカリーオーソが前で潰し合いが始まりダノンファラオがそれにどれだけ我慢しながら距離を置けるか?血統的にはひと夏を置いて気性は悪くなっていてもおかしくはないのでこればかりは未知数としか言い様がない。

大外枠のアナザートゥルースはダノンファラオに被せる形でプレッシャーをかけながら3~4番手で前を見ながら仕掛けどころを待つ競馬になりそう。

スタートに難があるミューチャリーは後方からの競馬が濃厚で前のペースが速くなればなるほど展開が向くが向かないと何もできないのが弱いところなのでギャンブル性は強い。

デルマルーヴルは前に行くと脚が無くなるのは昨年の浦和記念で露呈しており今回は戸崎騎手ということで中団からチャンスをうかがう競馬となり、ロードブレスは鞍上を考えると中途半端な競馬で中途半端な結果になりそう。

前のペースが速くなりそうな今回は他の地方馬は参加賞までだろう(さすがに

馬場状態は良馬場でなのでフラットかつ長い直線で前を捕えに行くことも可能。ただし雨上がりのような極端な外差し馬場でもないのでペースが極端に上がらないようだと直線だけの競馬では厳しく差し馬は仕掛けどころが重要となりそう。

まとめ

1番人気過去10年複勝率100%と称されるレースだが1番人気がダノンファラオ?となりそうな今回果たしてその法則が継続するのか非常に微妙なところ。昨年も地方移籍をしたノンコノユメが3着で絡んでいる通り近年は地方と中央間の移籍も活発で地方馬全体のレベルも南関東は上がり何があるかはわからない。

どっちにしても少ない点数で確実に利益を出せる予想と本命を導きたいところだ。

推奨馬

以下有料

内容

本命馬と推奨理由
対抗以下とその理由(相手4頭)
買い目(3連複2点 3連単8点)
本命

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