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ダイオライト記念考察~紛れを感じない小頭数(´・ω・`)~

3/17(水)に船橋競馬場で実施されるJpnⅡダイオライト記念(ダート2400m)の考察となります。

距離の長いレースという事もあり中央馬の活躍が目立ち馬の実力差が大きく出る手堅い交流重賞。今年は少頭数かつ実力の抜けたメンバーがおりあれやこれや屁理屈を付けずに手堅いところで絞って予想をしていきます。

枠順

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画像 nankankeiba.com

注目はマスターフェンサー。当初は今年の川崎記念を目標に調整、ローテーションを組んできたが直前のアクシデントもあり回避。春はドバイ遠征も視野に入れるも国内のこのレースを休み明けの初戦と選んだ。川田将雅騎手ファーストでこれまではローテーションを組んできたが6月の帝王賞を視野にしたときクリンチャー、ダノンファラオなどお手馬の多い騎手の確保に確実性に欠けることもあってか先を見据える形で松山騎手との新コンビを結成となった。

昨年のこのレースの勝ち馬アナザートゥルースは兄サウンドトゥルーとのコンビを組んでいた森泰斗騎手との新コンビとなる。こちらは先日骨折で引退した兄サウンドトゥルーの無念を晴らすパフォーマンスに期待。近走で唯一大敗したあのレースは度外視で良い。あのレースを経験したゆえか東海ステークスでは厳しいペースの中で2着と奮闘しており近年高速馬場化が目立つ南関東の砂での対応力も問題はない。

距離不安がぬぐえず少頭数ながら大外枠のダノンファラオは馬主や調教師の観点から川田将雅騎手が騎乗も本人は果たしてマスターフェンサーとこの馬どちらが良かったのか?

自分で展開を作らずとも競馬が出来るようになった成長力はあるが依然としてハイペースでは脆いところも見せるも今回は自身が逃げて今回はスローとなることが予想されるだけに後は距離延長の克服がカギとなる。

金沢では大敗をしたエルデュクラージュがここにどれだけ太刀打ちし地方ではリンゾウチャネル以外はやや劣勢でそのリンゾウチャネルも実力面では物足りないここは中央馬4頭の戦いが濃厚か。

コース解説

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画像 うまめし.com

※スタートから最初のコーナーまでの直線距離は354mです。

基本的にこのレース以外では施行がされない船橋競馬場の特殊条件。

スタートの位置は船橋1000mの位置と同様であり最初の直線で隊列が形成される。船橋競馬場はスパイラルカーブで設計されており走りやすくなっている。最後の直線も300m近く用意をされているので浦和競馬場や川崎競馬場のような向こう正面から道中で捲り合いになるような展開にはなりにくい。

また道中でペースが乱れない様であれば最後の直線でのスローからの瞬発力も要求されそうでこの展開となると今回の地方馬には厳しい様相も考えられる。

ポイント

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地方競馬のレースに相性の良いとされる戸崎騎手は苦戦傾向にある。

この頭数とレベルではあくまで参考までの傾向。

推奨馬

本命

1 アナザートゥルース(森泰斗)

展開としてはダノンファラオが単騎でスルスル逃げる形となりそれを後ろから見るような形でアナザートゥルース、マスターフェンサーが前を見ながら最後の直線にて仕掛ける競馬をすることが濃厚。ダノンファラオは2000mまでなら距離の守備範囲でこなせるだけに最後の直線で流石に失速してきたところを後ろから差し切る競馬に期待。

マスターフェンサーとこの馬を比較したときにこの馬を上に選んだのはマスターフェンサーが川崎記念に向けて調整の最中にアクシデントがあった影響もあってかやや調教が物足りない時計に映った点。そしてこの馬に関しては距離の不安もコースの不安もまったくないため連覇も充分に視野。兄のサウンドトゥルーがレースに向けた調整で骨折、引退となり主戦だった森泰斗騎手の予定が空いたところを馬主の関係もあり速攻で確保したのも大きい(恐らくこの一件が無ければ大野騎手が騎乗した可能性が高そうだが)

何度も言うが、日本テレビ盃のあの暴走を除けばG1レース以外では大きな負けはほとんどなく人気よりも確実に走る安定感は随一。兄弟の多くも地方競馬の砂への対応力は見せており鞍上を含めて不安点らしい不安点は存在しない。

東海Sからの短いスパンでのレースとなる今回は坂路中心の追い切りで1週前は重馬場で一杯で追われて52.7秒、最終追い切りは良馬場で馬なりで53秒と調整。

兄弟のレース体質と厩舎の体質故だがどのレースが勝負どころというのが特に無くその都度確実に走って賞金を稼いでくるタイプという点でも馬券を買う側は安心できるのも大きい。

対抗

2 マスターフェンサー(松山)

中間の外傷による川崎記念の回避でG1馬になるチャンスを逃したのは大きな痛手。この馬はこれまで川田騎手のスケジュールを最優先する形でレース選定をしながら川崎記念を逆算した起用法で確実に賞金を積み重ねてきただけに悔やまれる結果である。

そしてこの春からは松山騎手との新コンビで今度は6月の帝王賞を目指した戦いが始まるその第一段のレース。帝王賞までのローテーションを逆算すると次走は5月の平安ステークス(中京1900m)が濃厚なだけに2か月空くここは必勝態勢なのは間違いない。ただし、いつもより仕上がり面に物足りなさを自分は感じるだけにそこだけが気になる。

大敗したり道中で失速したりというのは考えにくいが回は得意の左回りの2400mだが疑問は残すところはある。

3番手

10 ダノンファラオ(川田)

この馬が2400mを逃げ切るようなら相当強いとは思うが2100mの川崎記念でも前が有利な馬場でカジノフォンテンに完敗、後ろから差してきたオメガパフュームにも悠々と先着を許したことを考えるとそこから+300mを走り切るのは酷。

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展開を作ったカジノフォンテンには突き離され脚を溜めるタイプとはいえ地方馬のタービランスやミューチャリーにも上りの時計は負けているので最後どこまで脚を残して直線で耐えることが出来るかが焦点となる。

川崎と違い船橋の長距離は道中で捲られるロングスパンの戦いにはならないので向こう正面で抜かれない分、2~3着争いには参加可能

エルデュクラージュを行かせての2番手だけはしたくないだけに外からハナを奪い切ってスローペースの競馬が濃厚。それでも最後は失速すると見ているが後ろから抜ける馬も不在なので次元の低い3着争いが基本線の想定。

なお東京大賞典の際にも太いとコメントをしていた陣営だが今回も太い模様(体重には反映されない太さがあるのかもしれない)

押さえ

8 エルデュクラージュ(戸崎)

上位2頭が差しに出るので3列目の押さえ。

ダノンファラオが失速してこちらはまだ伸び続けれる脚があれば3着に滑り込みは可能。ただしこちらの場合はそれ以上の着順はほぼ望めない。2頭とも仲良く脚が止まるようだと4コーナーに入って前にいた方になるだろう。

どのレースも勝ちに行こうとする川田騎手とは対照的に戸崎騎手は着を拾いに行くタイプの人間なので馬券を買う側としては最初から3着狙いに徹してほしいところ。

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買い目

3連単
1-2.10-8.10(本線)
2-1.8-8.10(押さえ)

※買い目、一部修正しました


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