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さきたま杯傾向~あの厩舎だけじゃない?高配当の裏には地方馬があり~

5/27(水)浦和競馬場で開催されるG2さきたま杯(1400m)の予想になります。

中央馬もさることながら地方馬にもチャンスがあるかもしれないレース。特に浦和はあの厩舎のお庭という意味では何が起こってもおかしくはない。

まずはこのレースの傾向を見ていく。

枠順

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中央馬の参戦

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コース解説

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4コーナーの少し奥からスタートして最初のカーブで位置取りがだいたい決まる。スタートからカーブまでは少し距離があるので真ん中くらいの枠であれば内に切れ込むことも可能。外枠過ぎるとそれより内に初速のある馬がいることが大半なのでなかなか前につけるという事は難しく外々を回されてしまう。

無理矢理にでも内を突こうとすると大怪我をするのは昨年のJBCで戸崎騎手が体現したことは記憶に新しい。

今回もノブワイルドはしっかり内に入りブルドックボスは外枠には入れましたね。さすが小久保厩舎(意味深)

埼玉杯傾向・特徴

浦和1400m種牡馬別傾向(2015~)

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左回りのレースが苦手な馬が多いオルフェーブル産駒が意外と相性が良い。

騎手別傾向(過去10年)

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毎回こういうレースで解説しているが地方上りの中央所属の騎手が成績が良くなりがちだが今年は戸崎騎手が病み上がり、岩田騎手が怪我とそれぞれの出走がない。

浦和1400m騎手別傾向(近1年)

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森騎手の成績が圧倒している。

森騎手はかきつばた記念2着と好走したノボバカラに鞍上予定なだけに侮れない可能性も。

人気別傾向(過去10年)

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1番人気、2番人気の複勝率が共に90%をマークしているわりには配当自体は高めに決まる傾向がある。この背景にあるのは3番人気以下がやや荒れる傾向があるのと上位人気が確実に勝つというわけではないのが背景にあるからだろう。

3連複の配当が毎年安いので軸を決めて狙いにはいきやすいレースな分、幅を広げると簡単にガミってしまうので注意が必要。

枠番別傾向(過去10年)

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地方馬同士のレースよりは1枠の成績が絶望化していない。これは単純な力差が大きいが、8枠はさすがに膨らんでしまう点とスタートのロスが大きく2勝こそしているが数字としては物足りない。

浦和1400m枠番別傾向(近1年)

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成績が良いのは2枠。この枠に先行馬が入ることが大きなポイントになる。

その他

① 4コーナーの位置取り

過去10年の勝ち馬の内8頭は4コーナーで2番手以内につけていたことからわかる通り圧倒的逃げ、先行馬が有利になる。ただしスタートからハナを切るのが絶対に良いとは限らず4つのコーナーでいかに着順を上げながら最後の直線に入れるかが大事になる。先月行われた同距離の地方重賞しらさぎ賞ほどスピードでハナに立つことが求められてはいない。

今年は同型のスピード馬が多いのでどの馬がハナを奪いレースのペースを握れるかがカギになり番手につけて前が止まったところで抜き去る競馬で結果ハナに立つことが出来るか?

② 小久保厩舎の取捨

浦和と言えば小久保厩舎というのは以前の傾向でも何度も解説してきた通り。今回のレースでも交流重賞を何度も勝利しているノブワイルドと昨年のJBCクラシックスプリントの勝ち馬ブルドックボスがスタンバイしている。

しかし、このレースにおいての小久保厩舎は不振傾向が目立つ。

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ノブワイルドは夏馬なのでこの時期は少々割引が必要。年齢を考えてもこの部分の解消が行われるのは考えにくいのは事実だが、内枠を用意したのでとりあえず勝負するつもりはありそう。(いったいなぜこんな解説をしているのかは察してください)

ブルドックボスは前走は地方への再移籍などでゴタゴタしてとても万全でレースを迎えることが出来なかった中でも一定の成績は残せた。後はどこまで前走から上積みが出来るかがカギになる。こちらも外枠から差してこれる枠順を用意できた。(いったいなぜこんな解説をしているのかは察してください)

③ 意外と走る地方馬

小久保厩舎がダメなら地方には出番がない・・・と思ったらこれまた違う。

実は毎年のように絡んでくる地方馬の激走には油断できない面もある。中央馬のレベルの問題や地方馬のレベル上昇、地方への移籍で再度輝く元中央勢など理由は様々。以前に比べて生え抜きの地方馬も減っているだけに以前の成績をしっかり確認した上で印を探す必要もある。

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小久保厩舎以外に出走する地方馬の有力どころを簡単に紹介。

ウインオスカー (山崎)通称 赤い悪魔

今年の春までは中央のオープンクラスに所属していた一頭。鞍上の山崎騎手は今年の羽田盃、昨年の東京ダービーを制覇するなどここ一番に強いタイプ。中央馬相手にG1川崎記念で2着と好走したヒカリオーソの主戦騎手でもありハマると上手い。(ただしやる気がない時の騎乗内容は笑えないほど悲惨)

サイタスリーレッド(矢野)

同じく今年の春まで中央競馬に所属していた一頭で、同距離の重賞オーバルSの2017年の勝ち馬。スピード勝負には定評があるだけにスタートから前に行ければ面白いが、鞍上の矢野騎手は南関東の中では浦和が以前から特に苦手な面があるだけに期待は薄い。

キャプテンキング(和田譲)

1年近くのブランクから臨んだ前走川崎マイラーズではそれを感じさせない内容で3着と好走。このレースには元中央馬の実力馬も多く出走しておりその中での好走の価値は大きい。

地方重賞を4連勝したことや3歳時には中央オープンヒヤシンスSで5着になった経歴からわかる通り実力は秘めているタイプ。一度使われて中央馬相手にどこまで戦えるか?

鞍上は地方競馬を知らない人には間違えられがちだが和田竜二騎手とは一切関係ない(ただしこちらも穴馬を持ってくる点では同様)

傾向まとめ

① 人気馬の決着傾向。波乱があるとすれば地方馬の激走

② 内過ぎる枠、外過ぎる枠はマイナス要素

③ 地方馬は中央上りが多く激走する背景は揃っている

この部分を基に今回は予想をしていきます。よろしくお願いします。

なお今回は3連複1頭軸で相手は3頭のみに絞ります。お楽しみに(/・ω・)/

推奨馬

本命

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