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名古屋グランプリ考察~回る回る名古屋コースを回る~

12/10(木)に名古屋競馬場で行われるG2名古屋グランプリ(2500m)の考察となります。

地方競馬場屈指の小回りコースでもある名古屋競馬場での名物の長距離レース。スタミナはもちろんだが様々な適性も同時に求められる条件になりそう。

今回の考察はそんな名古屋2500mのコース特徴、これまでのレース経験を振り返りながら馬の適性に注目した考察をしていきたいと思う。

枠順

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コース説明

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画像 KEIBAJO.JP

名古屋2500mはこのレースのためだけに使われる条件で年に1度の施行となる特殊な条件。

スタートからゴールまでに実に8回のコーナーワークが要求されることからカーブごとに外に膨れてしまったり、減速してしまうことが大きなマイナスとなる。

直線部分が非常に短く4コーナー出口からゴールまでの直線はわずか194mしかないことから2周目の3コーナー手前から一気に加速をしていき捲るような競馬に出れる馬が有利となるだろう。

過去の配当などはこちらを参照

考察

ポイント① 名古屋競馬場とは?

「日本一当てやすい競馬場」と称されるほど1番人気が馬券に絡み勝ちやすい舞台として有名。

砂厚は9cmと中央競馬と同等の深さに設定されていることから地方競馬特有の深い砂に力負けをするという心配要素が薄いことから交流重賞では比較的に中央勢が好走しやすい傾向にある。

ただし、今年は有力馬がゴール前にて突然故障するケースが多発していることから定期的な砂の補充がされていないのであれば砂厚は公表値より低い可能性があり、例年より速いタイムでの決着となることも想定しておきたい。

ポイント② 名古屋2500mと例年の傾向

昨年のレースを観るとわかる通りスタートで中央勢とそれ以外がはっきりと分かれてしまうため1周目の1コーナーから2コーナーでいきなり5~6頭でのレースとなる(ここで恐らく地元勢は全部消える)

昨年の様に逃げ先行型が並ぶと2500mの長丁場ということで最後はきつくなってしまうが自分のペースで運ぶことが出来れば前に行った馬が必然的に有利になる。よくこういうレースで4コーナー〇番手以内にいない馬は馬券にならないというが嫌でもその位置かそれに等しい位置には最終的にたどり着けるので気にする必要はないだろう。

ただし、今年は他地区から元中央実績馬も参戦してくるのでこの馬たちがどこまで太刀打ちできるかが配当、レースのカギを握るのかもしれない。

言うまでもないが地元勢は参加するだけなので来たら事故。

ポイント③ 出走馬の小回り適性

全部で8回のコーナーワークが要求されるレース。今回は地方競馬場への適性というよりは小回りの得意不得意が要求される要素が高そうだ。

それぞれの有力馬の過去の実績は以下の通りとなる。

(以下、画像は競馬ラボ参照)

マスターフェンサー(川田)

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今年の夏から地方グレード競争に特化したローテーションを組み、チャンピオンズカップは川田騎手が騎乗できないことを見据えてこの舞台を早々に決定し調整を進めてきた。

前走は適性面が不安視された金沢競馬場のレースでしっかりと外から差し切り勝利をしていることから馬場の適性や右左の不得意の課題を完全に克服し、このレースで合計6回のカーブに対応したことから小回りの対策も完了済。

直線が短い舞台なので仕掛けどころがポイントとなり、差すというよりは捲る競馬が出来るとまたこの馬の可能性が広がっていくので、鞍上の川田騎手の手腕次第といったところだろう。

ロードゴラッソ(ルメール)

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昨年秋より積極的に地方競馬の重賞レースに参戦し小回りの競馬場での経験値は豊富な一頭。今年の名古屋大賞典では最後の直線で豪快な差し切り勝ちを収めており砂への適性も問題ない。

2500mという長丁場に関してはやや未知数も前走のブラジルカップは2400mを苦手の左回りで3着と好走。11月段階ではこのレースに向けた調整を行うもその後、出走除外が濃厚となったことで12月の中山を目安に調整を開始。その後、騎手の選定途中に結局繰り上げで出走可能の運びとなり後追い参戦ながらルメール騎手を確保。

サクラアリュール(武 豊)

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非常にズブく反応が悪い馬ではあるが、反応してから動きと捲れるだけのロンスパな脚を使うことが出来る小回りの地方競馬のダートコース向きの競馬をする馬。

中央勢では恐らく1番スタミナは豊富でスピードが無い馬といっても地方勢は更にスピードが無いので中央競馬の様に後方に置いてきぼりということはなさそう(それでも中央勢の1列後ろにはなってしまうが)

自ら動いて捲りに行ければ有力馬の1頭になるが、スローペースで流れそうな今回は前が動いてから自らも動く形では恐らく届かない。主戦の武豊騎手に手が戻ってこの仕掛けどころの難しい馬をどう乗りこなすか?

恐らく中央馬で馬券、勝つのはこの3頭の内のどれかだろう。さすがにミツバは衰えが隠せないのに他より2kg重い斤量を背負されるのはあまりにも酷で、ダイシンインディはこの上位3頭+αが崩れたときの棚ぼた待ち。

そして、地方馬で期待をしていたアングライフェンはまさかの回避という・・・。

まとめ

中央勢圧倒的有利なこのレースだが今年は思わぬ伏兵のワンパンチはあるのか?

さすがに馬券対象の馬が少なすぎるので3連単で今回は買い目を作るので参考にしてくれると幸いです。

それではここからは推奨馬の解説と買い目の公開となる。

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