東京大賞典(12月29日)の狙い馬
大井9R
東京大賞典(GI) 12月29日(水) 発走15:40
JRA勢、奥村豊厩舎(栗東)の5歳馬ロードブレスに◎を打った。
まず地方交流重賞の実績を見ると、4歳の秋に日本テレビ盃(船橋ダ1800m(外))を2馬身差で完勝。続く浦和記念(浦和ダ2000m)はダノンファラオとハナ差の2着で、3着がウェスタールンドだった。
5歳になって緒戦の川崎記念(JpnI・川崎ダ2100m)は伸びを欠いて6着で、次走の名古屋大賞典(名古屋ダ1900m)では3着に駆けている。
4月からの4走は中央。阪神のアンタレスSは、3コーナーで挟まる不利がありながら3着に伸びている。京都の平安Sは動けずに13着に大敗したが、使ってきて疲れがあったようだ。
夏は札幌のエルムSの1走のみ。小回りコースで58キロを背負って反応が悪くなるところがあったが、直線で馬群を割って伸びて3着に上がっている。
秋の1走は阪神のみやこS。出脚は速くなく、軽く押して流れに乗せ、1コーナー前で少しゴチャついて下がる形になる。道中は外に構えて脚をタメていた。4コーナーに来て前の馬がモタついて動きづらくなり、直線も捌くのに少し苦労する。踏み遅れた競馬だったと言っていい。
進路が開いて追われると、大きな走りでグイグイと伸びた。内から抜けようとしたメイショウハリオに襲いかかり、交わすかと思ったところがゴール。ハナだけ届かずの惜しい2着だった。
良で1分50秒8の走破時計はまずまずの数字。自身の上がりは35秒8で、ラスト1ハロンを12秒0前後で駆けている。脚が溜まった分もあったとは思うが、直線の推進力ある伸びはとにかく目立っていた。
その後は放牧に出してリフレッシュさせる。速い時計を出すタイプではなく、栗東に戻ってから大きめを入念に乗り込んできた。最終追いは先週の金曜(24日)。坂井瑠星が跨ってCWコースに入れ、2頭を大きく追いかけるというメニューだった。直線で内に併せ、終いにビッシリと追われて同入。時計は68秒0-53秒0-11秒5だった。
コーナーにさしかかったところでも気合をつけられていたし、これで仕上がってくるだろう。動きはキビキビしていたし、馬体は充実して映った。使い込めないタイプで体調を見極めるのが難しいところがあるが、間隔を取りつつ動ける態勢に持ってきている。
ヤネは坂井瑠星。デビュー6年目になり、今年はキャリアベストとなる53勝を挙げ、重賞を3つ勝った。1つ年下の横山武史は、日本人離れした追いの強さを武器に大ブレークを果たした。追う能力に関しては坂井も高いレベルにあり、人脈作りに成功すれば次代を担うような存在になれる。武史の活躍には刺激を受けているだろう。
ロードブレスとコンビを組むのは3度目。惜敗した前走の雪辱を晴らしたいはずで、追い切りで跨って状態面の感触もつかんでいるはずだ。大井のダ2000m(外)を走るのは初めて。そして、最内の1番枠を引いた。特にズブいタイプではなく、2番枠から外の馬の脚質から並びを想像して、中団かその少し後ろあたりで流れに乗ることができそうだ。
早めに外に動かすのか、後半で外に出すのか、それともある程度は内にこだわるのか…。そのあたりはレースの流れの中で対応していくことになるだろう。大井の砂質が合うかはやってみないとわからないところがある。ちなみに、前日の28日の馬場は稍重になっている。
相手はこれまでよりも強力。間隔を開けつつになっている点は若干の弱みになるかもしれない。それでも力をつけているのは確かで、ロスなくタメていけばGIの舞台でもしっかりと脚を使ってくるだろう。4番人気で配当面で妙味があるし、狙う価値があるとみた。
──────────────
◎1番ロードブレス
【単勝】1番(10%)
【複勝】1番(90%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
1→2.3.5.8.9.11.12.13.15
【馬連&ワイド】
1-9・1-9・1-9
騎手、調教師、馬主、エージェント、専門紙の記者などとのコネクション強化を図ります。有益な予想をお届けすべく、全力で取り組んでまいります。