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11月4日・5日の予想コメントと的中結果

【11月4日・5日の予想コメントと的中結果】(超万馬券予想の的中結果、日曜メインレース、土曜メインレース、土曜後半レース)
※土曜(11月4日)は【超万馬券予想】を提供していません
※日曜(11月5日)は【日曜後半レース】を提供していません

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【超万馬券予想の的中結果】

■11月5日(日)
河北新報杯
3連単 36万7,100円
3連複  5万6,380円
馬 連   2,190円
複 勝    180円(90%)
◎ネイリッカ2着(2人気)

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【日曜メインレース】

みやこS
3連単  1万 800円
3連複   2,590円
馬 連   1,310円(×5)
ワイド    530円(×5)
ワイド    370円(×7)
単 勝    260円(20%)
複 勝    140円(80%)
◎セラフィックコール1着(1人気)
◎▲×でヒット

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東京11R
アルゼンチン共和国杯(GII) ハンデ戦、◎○▲の人気薄3騎を狙ってみる

東京の芝2500mで争われるGII競走。

左回り。正面直線からのスタート。最初の約100mは上り坂で、上り切ると平坦に。そこから約300m走ってゴール板を通過し、1コーナー途中までが平坦になっている。そこから緩やかな下り坂になり、下りは向正面の中ほどまで続くことになる。

残り約1300mの地点からは、100m弱の間に高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150m~約900mまでは下り勾配になっている。

下りが終わると緩い上り坂に転じ、4コーナーを回って直線に向かう。残り460m~残り300mは高低差が約2mある急めの上り坂。上り切ってからは平坦だが、距離は300m残っている。直線距離は525.9m。コース全体の高低差は2.7m。

芝は開催5週目で、Bコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「内柵沿いに軽微な傷みがありますが、全体的に概ね良好な状態です」と発表があった。

土曜は良馬場。2歳重賞の京王杯2歳S(GII)を勝ったのは1番人気に推されたコラソンビート。直線で外からグッと伸びて差し切るという内容で、勝ち時計は2歳レコードとなる1分20秒6(良)だった。レースは3ハロン通過が34秒2、1000m通過が57秒3と流れ、上がりは11秒6-11秒8-11秒5の34秒9。コラソンビートが使った上がりは33秒2だった。

3勝クラスの芝1800m戦はクロミナンスが1分46秒3(良)でV。こちらも外からの差し切りで、レースの上がりが11秒6-10秒9-11秒2の33秒7、勝ち馬が使った上がりは32秒6だった。

芝1800mの2歳新馬(勝ち馬シンエンペラー)は、スローで流れてラストハロンが11秒1-11秒0と速いラップになっている。

内も走れる状態ではあったが、ラチ沿いとなるとひと息か。外めを気持ち良く伸ばした勢力が速い上がりを使って好走するケースが見られた。

日曜は「くもり時々晴れ」という予報。馬場に大きな影響を与えるほどの雨が降ることはなさそうだ。内の荒れ方は進んでいくことになり、ジョッキーの動かし方にはしっかりと見ておきたい。

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フルゲートの18頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが59キロ、最軽量が54キロで、5キロの上下差がある。

6番枠のアフリカンゴールド陣営が逃げ宣言を出している。13番枠のディアスティマはこれを前に見て2番手か。出脚次第で順列が逆になる可能性もある。好位につけるのは、アーティット、セファーラジエル、テーオーロイヤルあたり。先団は少しバラけた形になるかもしれない。

まったくの人気薄である小手川準厩舎(美浦)の7歳セン馬ヒュミドールに◎を打った。

今年の春は府中でダイヤモンドSを走ってクビ差の2着。直線でみなが外に行く中で内から先頭に立ち、見せ場十分の内容だった。外からミクソロジーが差してレコード勝ちを決めたものだが、ゴールしたあとではヒュミドールは体力が余ってスーッと脚を使っていた。

続くGIの天皇賞(春)は1秒5差の10着。2周目の4コーナーで包まれて動けなくなっていて、スムーズならもっとやれていた。

これまでに府中は4戦していて、芝1800mで3勝クラス1着(33秒4の上がりで差し切り)、ダイヤモンドS(20年)で5着、エプソムカップで6着(0秒5差)、ダイヤモンドS(22年)で2着。すべてで質の高い走りを見せており、高い適性があるのは間違いない。

今回は軽度の骨折明けで6ヵ月ぶりの実戦。攻めで時計を出しているのは坂路のみである。長丁場ということもあって本来なら割り引くべき材料なのだが、10月9日に初時計を出して熱心に乗り込んできた。

1週前に53秒2-38秒1-12秒4でビシッと追われ、今週は55秒5-39秒8-12秒3と大きめ。今週の走りは推進力があって力強く、太め感もなくて見た目には好仕上がりである。ステイヤーズSで5着したこともあって基本的なスタミナ量は豊富。久々で2500mでも乗り切れておかしくない。

ヤネは津村明秀。テン乗りになるが、1週前に稽古をつけて感触はつかんでいるだろう。ハンデは春のダイヤモンドSから増量されずに56キロ。3番枠を引いて内めでタメる競馬をしそうで、うまく立ち回ると大激走があるかもしれない。一発狙ってみる。

奥村豊厩舎(栗東)の5歳牝馬プリュムドールが2頭目の穴馬。

昨年の後半に阪神の芝3000m(内)で3勝クラスを快勝し、続くステイヤーズSでは大外に出すロスのあるコース取りになりながら3/4馬身差の2着に追い込んだ。勝ったシルヴァーソニックは、次走でサウジアラビアのレッドシーフターフハンデキャップを制し、次に天皇賞(春)を3着に好走している。

今回は脚部不安明けで11ヵ月ぶりの実戦。が、早めに栗東に戻してCWコースと坂路で入念に乗られ、いつもより強い負荷をかけているぐらいだ。岡田一族生産のゴールドシップ産駒で土台がしっかりしているし、態勢は整っているとみた。

ヤネは岩田康誠。初コンビになるが、1週前も今週も攻めで跨っている。ハンデは最軽量の54キロ。速い上がりの勝負は得意ではないが、府中では2400mで2勝クラスを勝っていて、2000mを1分58秒5で走破(3勝クラスで5着)したことがある。

ラチ沿いは微妙ではあるが、岩田のことだから1番枠から決め打ち的な騎乗をしてくるかもしれない。豊富なスタミナを活かす競馬ができるとあるいは。

友道康夫厩舎(栗東)の4歳馬アーティットが3頭目の穴馬。

春には阪神の芝2600m(外)でオープン特別を勝ち、今回と舞台が一緒の目黒記念は決め手を欠いて0秒7差の10着だった。

秋緒戦は阪神の芝2000m(内)で、ハイペースで高速決着になる中、直線で早めに先頭に立って4着に残った。ちなみに1800mを1分44秒9で通過している。

中間はCWコースと坂路で意欲的に乗られていて、反動もなく上向いている様子。57キロのハンデで府中というのは楽ではないが、自然とバラけた3番手を進むような形になり、テン乗りになる菅原明良が少し思い切った仕掛けをするかもしれない。完ぺきに事が運ぶと食い下がるシーンがある。

△は道悪の中で3勝クラスを勝った疲れが残っているかもしれないが、本格化して56キロで走れるチャックネイト。以下、レッドバリエンテ、ゼッフィーロ、ディアスティマ、マイネルウィルトスなど、警戒が必要な勢力が多くいる。

午前の段階で、◎ヒュミドールは単勝4,000円の14番人気、○プリュムドールは単勝2,210円の9番人気、▲アーティットは単勝1,850円の8番人気。ハマるとドデカイ配当になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。

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◎3番ヒュミドール
○1番プリュムドール
▲5番アーティット
△4番チャックネイト
※2番レッドバリエンテ
×9番ゼッフィーロ
×13番ディアスティマ
×17番マイネルウィルトス
×11番グランオフィシエ
×7番セファーラジエル
×15番ユーキャンスマイル

【単勝】3番(10%)・1番(10%)
【複勝】3番(20%)・1番(30%)・5番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
3→9
1→全通り
1→9(×2)
1→4
5→全通り
5→9(×4)
5→4(×2)
5→13
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【3連複】(軸1頭ながし)
3→全通り(136点)
【3連複】(軸2頭ながし)
3.9→4(×2)(2点)
3.9→13.14.17(3点)
1.5→全通り(16点)
1.4→全通り(16点)
4.5→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
3.1→全通り(96点)
3.5→全通り(96点)
1.5→全通り(96点)
1.5→9(6点)

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京都11R
みやこステークス(GIII) 流れて締まった競馬に、◎は完成前だが重賞でも

京都のダ1800mで争われるGIII競走。

右回り。正面直線からの発走。200mほど走ってゴール板を通過する。スタートしてから1コーナーに至り、2コーナーを回り切るまではほぼ平坦。向正面の前半は軽い上り勾配で、残り約1050mの地点から京都名物の“坂越え”を迎える。

まず、3コーナー手前の残り約850mまで、約200mの間に2.5mほどの高低差がある坂を上る。上り切ってからは一転して下り坂に。4コーナーに入って残り約550mの地点まで、約300mの間に約3mの高低差を駆け下りることになる。

坂越えが終わると平坦に。4コーナーを回り切って直線に入り、ゴールまでずっと平坦になっている。直線距離は329.1m。コース全体の高低差は3.0m。

土曜は良馬場。1勝クラス以上のダ1800m戦は1勝クラスの1鞍しかなく、ヘニータイフーンが馬群を割って伸びて抜け出した。勝ち時計は1分52秒8(良)。レースの1000m通過は62秒7で、上がりは12秒4-12秒4-12秒8の37秒6だった。

3勝クラスにはダ1200m戦が組まれていて、1番人気のパラシュラーマが3番手追走から直線でグッと抜けて快勝している。勝ち時計は1分10秒8(良)だった。レースの前半3ハロンは35秒4で、上がりは11秒7-11秒5-12秒2の35秒4。

日曜は晴れたり曇ったりという天候になりそう。雨に降られる可能性は低そうだ。ダートは土曜と同じ状態と考えておいていいだろう。オープン馬にとっては、“適度に走りやすいダート”といった感じか。なお、クッション砂の砂厚は、従来通りで9.0cmとなっている。

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フルゲートの16頭立て。1着馬にはチャンピオンズカップ(12月3日)の優先出走権が与えられる。

ペプチドナイルがしごいてでもハナを奪いに出そうなムード。ウィリアムバローズ、アイオイト、ワールドタキオン、メイクアリープも基本のスピード値が高い。不要な競り合いは避けてくるとしても、速めのラップが続くようなことになる可能性がある。

寺島良厩舎(良)の3歳馬セラフィックコールに◎を打った。

ヘニューヒューズ×マンハッタンカフェという配合。祖母がハルーワソングで、その仔ハルーワスウィートはシュヴァルグラン、ヴィブロス、ヴィルシーナとGI馬を産んだ。また、4代母の仔にはジャパンカップを勝った名馬シングスピールがいる。奥のある血統だ。

500キロを大きく超える巨漢馬。緩さがあるのは仕方なく、スタートでトモが入らないし、頭が高いフォームである。完成前ではあって、それでもここまで4戦4勝と無敗で来ている。

春には今回と同じ京都のダ1800mで2勝目。重で1分51秒6となると普通の時計に見えるが、この日はかなりタフな馬場になっていて、実は非常に優秀な数字である。3勝目は府中のダ2100mで、走りやすい馬場の中、35秒7の上がりを使って差し切ってみせた。

秋緒戦は3勝クラス、阪神のダ1800m。やはりトモのハマりが悪くて後手に回ったが、3コーナーから外を進出し、直線で早めに先頭に立って3馬身半差で快勝した。ゴールして少し余力があった。

その後は短期放牧へ。状態が良かったので早めに戻して前倒しで使うことになった。“前倒し”となると怖いところがあるが、攻めの気配は良好だ。1週前にはCWコースで大外を回って65秒5-12秒1で外から先着。今週はミルコ・デムーロが跨ってCWコースに入れ、66秒0-11秒7の時計で内から先着している。

軽く走って水準以上の時計が出るし、まだ実が入りそうではあるが馬体はしっかりしてきた。陣営は「本数が少なかった前走よりもいい状態」と話していて、力を出せる仕上がりにあるとみていい。

初のオープンが重賞。レースは流れそうで、それでも前の組の中には踏ん張りを見せる馬が出てくるはず。ヘタについていこうとするとトモが崩れる危険性があるし、今の段階で楽でないのは確かだ。前走のような競馬をして簡単に勝てるほど重賞は甘くない。

ミルコは前走に続いて2度目の騎乗になり、状況に応じた動かし方をしてくるだろう。55キロで走れるのは有利だし、将来への期待値込みで中心に据えることにした。5連勝を決めるシーンがあっても。

相手はなかなか強力で、穴で気になるのは太秦Sで4着に伸びたマリオロード。メイクアリープは3走前に、のちにJBCクラシックを制覇することになるキングズソードとハナ差の2着に駆けている。

タイセイドレフォン、アスクドゥラメンテは着実に地力を増していて、それぞれ団野大成、西村淳也と腕の立つ若手が騎乗する。ホウオウルーレットは右回りがベストで、上がりがかかる競馬になると浮上が可能に。

ウィリアムバローズはラジオ日本賞を59キロで逃げ切っていて、ハイペースに巻き込まれずに息を入れつつ運べば頭まである。57キロで坂井瑠星となると、やはり脅威だ。

以下はワールドタキオン、ブリッツファング、アイオライトなど。

午前の段階で、◎セラフィックコールは単勝300円の1番人気。無敗馬ということで、少し人気になりすぎている感はある。

連勝式は同馬を中心に手広く買い、ヒモが薄めに抜けてくれると理想的。1着に固定するのは怖さがあるが、3連単はその形でうまく大きめの配当になってくれるのを待ちたい。

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◎15番セラフィックコール
○8番マリオロード
▲7番メイクアリープ
△3番タイセイドレフォン
※1番アスクドゥラメンテ
×10番ホウオウルーレット
×14番ウィリアムバローズ
×9番ワールドタキオン
×6番ブリッツファング
×16番アイオライト
×13番エナハツホ

【単勝】15番(20%)
【複勝】15番(80%)
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【馬連&ワイド】
15→全通り
15→1.14(×6)
15→3.7.9(×4)
15→10.12
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【3連複】(軸2頭ながし)
8.15→全通り(14点)
7.15→全通り(14点)
4.15→全通り(14点)
1.15→全通り(14点)
10.15→全通り(14点)
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【3連単】(フォーメーション)
1着:15
2着:1.3.7.8.10
3着:全通り(70点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:15
2着:全通り
3着:1.3.7.8.10(70点)

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【土曜メインレース】

ファンタジーS
馬 連 4万4,430円
ワイド 1万 600円
ワイド   5,690円
複 勝    630円(20%)
ドナベティ2着(9人気)

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東京11R
京王杯2歳ステークス(GII) 完成前の2歳馬同士の戦い、◎は息が入れば一発も

2歳馬が争うGII競走で、舞台は東京の芝1400m。

左回り。向正面の中ほどからの発走。箱が大きく、ワンターンのコース。スタートして100mほどは緩やかな下り坂。そこから100m弱の間に高低差が1.5mある坂を上る。少し平坦部分を走り、残り約1150mから3コーナー途中の残り約900mまでは下り坂になっている。

下りが終わると緩い上り坂に転じ、4コーナーを回って直線に向かう。直線の残り460m~残り300mは高低差が2mある急めの上り坂。上り切ってからは平坦だが、距離は300m残っている。直線距離は525.9m。コース全体の高低差は2.7m。

芝は連続開催の5週目で、Bコース使用2週目になっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「内柵沿いに軽微な傷みがありますが、全体的に概ね良好な状態です」と発表があった。

先週の芝は、土曜も日曜も良馬場。日曜の明け方に雨が降ったが、大きな影響は受けなかった。

参考にしていいものではないだろうが、天皇賞(秋)(芝2000m)ではイクイノックスが1分55秒2(良)という衝撃的な日本レコードで快勝した。ただ、他のレースでも好時計決着が連発。日曜の3歳2勝クラスの芝2400m戦では、ダノンギャラクシーが2分22秒8(良)で圧勝。土曜の3勝クラスの芝1600m戦は、フィールシンパシーが1分31秒9(良)で勝利した。

距離は違うが、天皇賞もフィールシンパシーが勝ったレースも1000m通過が57秒7。それでもラスト1ハロンは11秒7という数字だった。芝のレースは計13鞍あり、ラスト1ハロンが11秒0~11秒7の中に納まっている。

Bコースに替わったこともあり、とにかく軽くてスピードが出る馬場だった。内は走れる状態で、瞬発力があれば外から差し込むこともできた。ただ、後半に速いラップが続くことが多く、“逃げ切り”の決まり手は1件だけ。2番手、もしくはその後ろにつけた馬が抜け出すという競馬が多かった。

今週はBコース2週目、土曜は晴れ予報。内が少し荒れてはいるが、速い時計、速い上がりが記録される状況は続くことになりそうだ。

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◎12番ジャスパーノワール
○7番コラソンビート
▲8番ミルテンベルク
△11番アスクワンタイム
※6番ゼルトザーム
×2番ロジリオン
×1番アグラード
×9番バンドシェル
×10番タイガードラゴン
×3番オーキッドロマンス

【単勝】12番(10%)
【複勝】12番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
12→7.8(×2)
12→11
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【3連複】(軸1頭ながし)
12→全通り(55点)
12→7.8.11(×2)(6点)
【3連複】
7-8-11(×2)・6-7-12・6-8-12・1-7-12・1-8-12(6点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
12.7→全通り(60点)
12.7→8(×2)(12点)
12.8→全通り(60点)
12.11→全通り(60点)

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京都11R
ファンタジーステークス(GIII) 異常な混戦で難解、3連単の1番人気は1万5,000円台、伏兵馬をゴソッと狙ってみる

2歳の牝馬が争うGII競走で、舞台は京都の芝1400m(外)。

右回り。向正面の2コーナー出口からのスタート、外回りコースを使用。最初の200mは平坦で、残り約1200mの地点に達すると京都名物の“坂越え”を迎える。

3コーナーに入って残り約850mまで上りが続き、約350mの間に4mの大きな高低差を上ることになる。上り切ると下りに転じ、4コーナー手前の残り約700mまで約150mの間に3m強の高低差を一気に駆け下りる。

急な下り坂は4コーナー手前で終わるが、そこからも緩めの下り坂が続く。4コーナーを回り切り、直線は若干の起伏があるものの、ほぼ平坦になっている。直線距離は398.7m(Bコース使用時)。コース全体の高低差は4.3m。

芝は連続開催の5週目で、先週までのAコースからBコース使用に替わっている。野芝に洋芝(イタリアンライグラス)をオーバーシードした状態で施行。金曜の段階で、JRAから「今週からBコースを使用します。柵の移動に伴い、傷みがあった箇所はカバーされ良好な状態です」と発表があった。

先週の芝は、土曜も日曜も良馬場。日曜の方が乾いた状態だった。

土曜には芝1400m(外)の競馬が2鞍。GIIのスワンSは、2番手を進んでいたウイングレイテストが直線で早めに抜けて粘り込んだ。勝ち時計は1分19秒9(良)。レースは3ハロン通過が34秒1、1000m通過が57秒0というハイペースで、上がりは11秒6-11秒2-11秒7の34秒5だった。

2勝クラスは勝ち時計が1分20秒4(良)。こちらも1000m通過が57秒2とペースが速く、後方を進んでいたスズハロームが大外から猛然と伸びて追い込み切るという競馬になった。スズハロームが使った上がりは33秒2。

日曜に行われたリステッド競走のカシオペアS(芝1800m(外))は、ショウナンマグマが飛ばして逃げて1000m通過が57秒6。好位の後ろの外で脚をタメていたアルナシームが直線で早めに先頭に立って押し切った。勝ち時計は1分44秒7(良)で、上がりは12秒4-11秒3-11秒7の35秒4だった。

日曜の2勝クラスの芝1800m(外)戦は、1000m通過が62秒4と緩い流れになり、レースのラスト2ハロンが10秒9-10秒9と続けて10秒台になった。

先週に関しては、見た目よりも速い時計、速いラップが記録されていた。内もそれなりに走れて、中ほどを気持ち良く走らせた方が伸びがいいのは確かだった。ペースはスローだったり、ハイだったり、極端に振れるケースが多かった。

今週からBコース使用になり、内ラチから直線4m・曲線3mのところに仮柵が設置。荒れていた内は隠されることになる。内が走りやすくなるのは当然だが、ジョッキーたちがそのことを意識し、競馬の質が変わってくる可能性がある。並びやペースなど、展開の読みに重きを置きたい。

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◎18番クリノハレルヤ
○1番ドナベティ
▲3番ピューロマジック
△10番イツモニコニコ
※16番ワイドラトゥール
×14番シュークリーム
×17番キャンシーエンゼル
×6番カルチャーデイ
×7番セントメモリーズ
×5番クイックバイオ
×8番テラメリタ

【単勝】18番(10%)・1番(10%)・3番(10%)
【複勝】18番(30%)・1番(20%)・3番(20%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
18→全通り
1→全通り
1→5.7.16
3→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
1.18→全通り(16点)
3.18→全通り(16点)
1.3→全通り(16点)
10.18→全通り(16点)
1.10→全通り(16点)
3.10→全通り(16点)
16.18→全通り(16点)
1.16→全通り(16点)
3.16→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
18.1→全通り(96点)
18.3→全通り(96点)
1.3→全通り(96点)

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【土曜後半レース】

フルーツラインカップ
3連単  13万9,180円
3連複  3万5,110円
ワイド   2,660円
ワイド   5,450円
複 勝    810円(40%)
◎ナンヨープランタン3着(12人気)
△×◎でヒット

福島12R
3連単  1万9,330円(×2)
3連複    2,730円(×3)
ワイド    530円(×4)
ワイド    610円(×2)
複 勝    160円(80%)
◎フライングブレード3着(1人気)
〇△◎でヒット

京都12R
3連単  1万 670円(×3)
3連複    2,140円(×3)
馬 連    670円(×6)
ワイド    300円(×6)
ワイド    400円(×4)
◎ディオ2着(1人気)
▲◎△でヒット

東京12R
3連単  7,580円
3連複  2,480円
馬 連  840円(×3)
ワイド  330円(×3)
ワイド  430円(×3)
単 勝  140円(100%)
◎マイネルケレリウス1着(1人気)
◎××でヒット

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東京12R
3歳以上2勝クラス

2勝クラスの芝2000m戦。芝は連続開催の5週目で、Bコース使用2週目になっている。次元の違うところの話で参考にはならないが、先週の天皇賞(秋)(芝2000m)ではイクイノックスが1分55秒2の日本レコードで快勝した。

10頭立てと頭数は少なく、“ワンペースで切れ味はひと息”といったタイプが多くなっている。昇級馬は地方のダート戦での勝ち上がりで、既存勢力の9頭は全馬が前走で馬券に絡めていない。

◎マイネルケレリウスはルーラーシップ産駒の3歳馬で、母マイネカンナは福島牝馬S勝ち馬になる。春に今回と同じ舞台で1勝クラスを1分58秒4(良)で2着。勝ったブレイディヴェーグは秋に日本レコードとなったローズSで2着していて、相手が悪かった。

夏の新潟で1勝クラスをクリアし、昇級緒戦の前走(東京芝1800m)ではラスト2ハロンが10秒9-10秒9というラップの中を外から4着に伸びている。

中間はウッドコースを中心に熱心な調整ぶり。2000mに延びるのはいいし、ガッツリ追ってくる横山武史で注目される。今回も得意とは言えない上がりの速い競馬になりそうだが、メンバー的に何とか…。

○インナリオは初ブリンカー着で変わる可能性があり、▲ウインルーアは自分で競馬をつくって渋太さを発揮しそうだ。以下はリリーブライト、ピノクル、スウィートブルームなど。

◎マイネルケレリウスは単勝130円と一本かぶりになっている。連勝式は○インナリオが絡むなど、適度に崩れてくれると理想的。

◎2番マイネルケレリウス
○3番インナリオ
▲6番ウインルーア
△1番リリーブライト
※4番ピノクル
×5番スウィートブルーム
×7番パトリックハンサム
×8番モネータドーロ

【単勝】2番(100%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
2→4.6(×6)
2→3(×4)
2→7.8(×3)
2→5(×2)
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【3連複】(軸1頭ながし)
2→1.3.4.5.6.7.8(21点)
2→1.3.4.6(6点)
2→1.4.6(×3)(9点)
──────────────
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:2
相手:1.3.4.5.6.7.8(42点)
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:2
相手:1.3.4.6(12点)
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:2
相手:1.4.6(×2)(12点)

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京都12R
3歳以上2勝クラス

2勝クラスの芝1600m(外)戦。芝は連続開催の5週目で、先週までのAコースからBコース使用に替わっている。仮柵が設置され、荒れていたラチ沿いは隠されることになる。

10頭立てと頭数は少ないが、内からショーモン、セオ、ディオはオープンで好走歴があり、見逃せない一戦になった。

◎ディオはリオンディーズ産駒の4歳馬で、兄にソウルラッシュ(マイラーズカップ1着、京成杯オータムハンデキャップ1着、マイルチャンピオンシップ4着)がいるという良血馬である。3歳時にスプリングS、アーリントンカップで5着に健闘した。

2勝クラスで3走続けて2着と勝ち切れていないが、これは気を抜く面があるため。約半年ぶりだった前走では、外枠で少し力んだ走りになりながら連対は守った。

中間は栗東CWコースと坂路でじっくり乗り込み、反動はなさそう。ヤネは冷静沈着な騎乗ぶりが印象的な若手の西村淳也で、引き続き好勝負になるとみた。

○ショーモンは春にアーリントンカップを厳しい馬場、厳しい流れの中で3着(アタマ+クビ差)に駆けた3歳の素質馬。復帰緒戦は初ダートで結果を出せず、芝に戻して再出発する。5週開けて攻めはしっかり積んでいるし、本来の力を見せてくれそうだ。

▲セオは春にレーベンスティール(のちにセントライト記念を制覇)を破って1勝クラスを勝ち、白百合S(L)で逃げて3着に粘った3歳馬。夏場は休養に充て、栗東に戻ってから同厩のオープン馬と併せて意欲的に乗られている。ヤネは追う能力に関しては現役トップクラスの坂井瑠星で、2勝クラスなら上位争いに。

以下で、ムーンリットナイト、エアミアーニ、テラステラ、ロンズデーライトにも注意を払いたい。

◎ディオは単勝220円の1番人気で、○ショーモン、▲ディオの3頭で決着すると配当は低くなる。入線順が崩れることもあり得るので、連勝式は手広く買っていきたい。

◎10番ディオ
○3番ショーモン
▲9番セオ
△1番ムーンリットナイト
※7番エアミアーニ
×5番テラステラ
×6番ロンズデーライト

【単勝】10番(10%)
【複勝】10番(90%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→3(×8)
10→7.9(×6)
10→1(×4)
10→5.6(×3)
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
10→1.3.5.6.7.9(15点)
10→1.3.7.9(×2)(12点)
10→3.7.9(×2)(6点)
──────────────
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:10
相手:1.3.5.6.7.9(30点)
【3連単】(軸1頭ながし)
1着:10
相手:1.3.7.9(12点)
【3連単】(軸1頭ながし)
2着:10
相手:1.3.5.6.7.9(30点)
【3連単】(軸1頭ながし)
2着:10
相手:1.3.7.9(12点)
【3連単】(軸1頭マルチ)
10→1.3.7.9(36点)

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福島11R
フルーツラインカップ

3勝クラスのダ1150m戦。スタート地点が芝になり、思われているよりも起伏があって、展開面が結果を大きく左右するコースである。

フルゲートを割って13頭立て。ナックドロップス陣営が逃げ宣言を出しているが、ロックユアハートとマラードザレコードもしごいて出していく可能性があり、テンのラップは速くなりそうだ。

◎ナンヨープランタンは特殊な当舞台を2戦して4着、6着。4着の時は直線で捌きづらくなっていて、6着の時は大外を攻める競馬でロスがあった。

8歳馬でもレースぶりや攻めから、まだまだ元気。1番枠を引いて泉谷楓真&陣営がどんな策を持って臨むかだが、前が苦しくなってスムーズに捌いてくるようだと浮上が可能になる。他力本願にはなるものの、人気がないので狙ってみたい。

○ユスティニアンも人気薄。昇級緒戦だった2走前には、小倉ダ1000mという条件で狭い内を伸びてハナ+ハナ差の3着に応戦している。前走の9着は遠征後の中1週が応えたものだろう。

中間はひと息入れた形で、栗東の坂路で入念に乗られて気配は良好。こちらは外の11番枠を引いてどういう組み立てをするかだが、福島のダ1150mは合いそうだし、うまく立ち回って末脚を活かせるとあるいは。

▲は2勝クラスでも通用しそうな牝馬のメルシーで、△は夏の福島で0秒2差の5着に駆けているイスラアネーロ。実力的には人気になっているウラカワノキセキが上位で、以下、警戒が必要な勢力が多くいる。

◎ナンヨープランタンは単勝1,990円の10番人気、○ユスティニアンは単勝2,090円の11番人気。どちらも人気はなく、ハマると大きな配当になる。よって、連勝式は手を広げて買っていきたい。

◎1番ナンヨープランタン
○11番ユスティニアン
▲7番メルシー
△8番イスラアネーロ
※5番ウラカワノキセキ
×12番エコロアイ
×4番グットディール
×2番オンザダブル
×10番クインズレモン
×13番マラードザレコード
×9番ギャラクシーナイト

【単勝】1番(10%)・11番(10%)
【複勝】1番(40%)・11番(40%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
1→全通り
1→5(×2)
11→全通り
11→5(×3)
11→12
──────────────
【3連複】(軸1頭ながし)
1→全通り(66点)
11→全通り(66点)
──────────────
【3連単】(軸2頭マルチ)
1.11→全通り(66点)
1.7→全通り(66点)
1.7→5(6点)
11.7→全通り(66点)
1.7→5(×2)(12点)
1.8→全通り(66点)
1.8→5(6点)
11.8→全通り(66点)
11.8→5(×2)(12点)

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福島12R
3歳以上1勝クラス

1勝クラスの芝1200m戦。開幕初日でAコース使用になるが、芝は張替えを行っており、コンディションは良さそうだ。

11頭立てになり、10頭いる既存勢力の中で3頭が前走で馬券に絡んでいる。ただ、レベルが高いメンバーとは感じない。

◎フライングブレードはビッグアーサー産駒の3歳馬。祖母が桜花賞5着のルージュバンブーで、「キングマンボの3×3」という強いクロスを内包している。7月に中京の芝1200mで初勝利を挙げ(勝ち時計1分08秒1)、その後は休養に入った。

1週前に栗東CWコースで66秒8-11秒2で追われ、今週は坂路で54秒8-12秒2。攻めを強化していて、パワーアップしたことが見て取れる。春は実戦でモタつくところがあったが、成長分で楽なってきそうだし、今回の顔ぶれなら1勝クラスでも互角にやれていい。ヤネはテン乗りでも追いの強い松田大作。

相手は順番をつけるのが難しい感じで、メイケイバートン、ホウオウエンジェル、モラトリアムを中心に狙ってみることにした。以下、軽視できない勢力は多い。

◎フライングブレードは単勝530円の2番人気。入線順が狂ったり、ヒモが荒れる可能性があり、連勝式は手広く買っていきたい。

◎10番フライングブレード
○7番メイケイバートン
▲6番ホウオウエンジェル
△3番モラトリアム
※5番ビヨンドザタイム
×2番アクアマリンブルー
×1番オックスリップ
×8番シンデレラスマイル
×11番セイウンスイート
×9番ジェットグリッター

【単勝】10番(20%)
【複勝】10番(80%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
10→1.6.7(×3)
10→2.3.5
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【3連複】(軸1頭ながし)
10→全通り(45点)
10→1.3.5.6.7(×2)(20点)
【3連複】(軸2頭ながし)
1.10→2.3.5.6.7(5点)
【3連複】
1-6-10(×3)(3点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.7→全通り(54点)
10.7→1(×2)(12点)
10.6→全通り(54点)
10.6→1(×3)(18点)
10.6→5(6点)
10.3→全通り(54点)
10.3→1(×2)(12点)

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