【8月6日・7日の予想コメント】

【8月6日・7日の予想コメント】(日曜メインレース、日曜後半レース、土曜メインレース、土曜後半レース)

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【日曜メインレース】

新潟11R
レパードステークス(GIII) 【推奨度:C】 砂の素質馬ズラリ、各馬不安も抱えて…

3歳馬が争うGIII競走で、舞台は新潟のダ1800m。

左回り。正面直線の4コーナー寄りからのスタート、コーナーは4つ。1コーナーを過ぎ、2コーナーの途中から緩い上り坂に。向正面はほぼ平坦で、3コーナーから前から3コーナー途中まで緩い下り坂になっている。3~4コーナーはスパイラルカーブ。コースが横に長い形になっているため、1~2コーナーも3~4コーナーもカーブは少し急である。

直線は完全に平坦になっていて、距離は353.9m。コース全体の高低差は0.6mで、これはJRAの全10場のダートの中で最も小さい数字である。

土曜のダートは稍重から良へと推移した。ダ1800mのレースを見ると、1勝クラスが1分51秒7(良)で決着し、3勝クラスは1分51秒5(良)。1勝クラスは1000m通過が59秒1と速い流れになり、上がりを要す競馬になっていた。

日曜は朝は怪しい空模様だったが、昼前から晴れている。土曜よりも少し時計がかかるぐらいの馬場状態になっていそうだ。

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フルゲートの15頭立て、抽選除外馬が4頭。ダートホースとして飛躍する可能性を秘めた3歳馬がズラリとそろった。ただ、緩さがあったり、折り合い難があったり、揉まれ弱さがあったりと、各馬が何かしら不安を抱えている。

13番枠のラブパイローがハナを主張するが、スピードに乗るまでに少し時間がかかる。他にも揉まれず前で運びたいタイプが複数頭いて、流れは速くなりそうだ。バラけたところを走れればいいが、それが叶うのがどの馬になるのかはわからない。何頭かは直線で詰まることになるだろうし、楽しみではあってもやっかいな一戦である。

栗田徹厩舎(美浦)のホウオウルーレットに◎を打った。

父はロージズインメイで、兄にオメガパフューム(東京大賞典を4連覇、帝王賞)がいる良血馬。2走前に東京ダ1600mの青竜S(オープン特別)を半馬身差の2着に駆けている。続く福島ダ1700mの2勝クラスでは、5馬身差で圧倒する強さを見せた。外から一気に抜け出す内容で、最後は少し流しながらも勝ち時計はタイレコードだった。

今回は中2週での重賞挑戦。攻めではウッドコースと坂路で入念に乗られていて、今週の併せ馬では手前を替えずに気ムラなところを見せていた。動き自体は良くて、問題は見えない疲れ。緩さがあって間隔を開けて使ってきたので、初めての中2週が応える危険性がある。

ヤネは福永祐一。若さが残るのでテン乗りになるのは心配で、あと、これまで横山和生、横山武史、田辺裕信が乗ってきたので、タイプ的に違うジョッキーになるのがどう出るか。

不安な点はあるが、じっくりと構えて末を活かす競馬ができるようになっているし、陣営は「左回りの方がいい」と話している。初の新潟にも対応できそうで、重賞制覇の好機とみた。

藤岡健一厩舎(栗東)のビヨンドザファザーは穴で気になる存在。

トモが甘くてモタつくところがあるが、終いは確実に伸びてくる。外から突き抜けた1勝クラス勝ちは、自身のラスト1ハロンが11秒7前後。続くGIIIのユニコーンSでは、外から長く渋太く脚を使って0秒2差の7着で入線した。良馬場にしては走りやすい状態だったが、1分35秒4の走破は評価されていい。

入念に乗られて仕上がりは良好。新潟のダ1800mは新馬戦を快勝しているが、コーナーがキツく、重賞ともなると楽ではないだろう。あと、北村友一(テン乗り)に動かせるかという不安はあるが、もつれる展開になると穴を開けるシーンも。

▲はハピ。大井のジャパンダートダービーは1コーナーまでのポジショニングがスムーズでなく、外を追い上げたものの4着に終わった。末脚の破壊力は上位で、新潟コースへの対応と遠征疲れがないかが鍵になる。攻めは動いた。

△は地味なタイプでもバテずに脚を使ってくるトウセツ。※タイセイドレフォンと×の1番手ヘラルドバローズは、脚力は争覇圏にあり、内枠でゴチャつかなければ。

×の2番手メイショウユズルハはブリンカー着用で注目され、他にも警戒が必要な勢力がいる。

午前の段階で、◎ホウオウルーレットは単勝500円台の3番人気、○ビヨンドザファザーは単勝2,100円台の8番人気。◎-○の馬連1点目は7,900円台になっている。ビヨンドザファザー、トウセツが絡むと高配当馬券になり、連勝式は手広く買っていきたい。

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◎10番ホウオウルーレット
○6番ビヨンドザファザー
▲9番ハピ
△8番トウセツ
※2番タイセイドレフォン
×1番ヘラルドバローズ
×3番メイショウユズルハ
×15番カフジオクタゴン
×5番レッドラパルマ
×11番ギャラクシーナイト

【単勝】10番(10%)
【複勝】10番(60%)・6番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
10→1.2.8.9
10→1.2.9
6→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
6.10→全通り(13点)
9.10→全通り(13点)
6.9→全通り(13点)
8.10→全通り(13点)
6.8→全通り(13点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
10.6→全通り(78点)

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札幌11R
エルムステークス(GIII) 【推奨度:C】 タフな流れに…、伏兵の差し馬狙い

札幌のダ1700mで争われるGIII競走。

右回り。正面直線からのスタート、コーナーは4つ。ゴール板を過ぎ、1コーナーまでの距離は約240mとなっている。コースが他の競馬場と比べて円形に近い形で、1~2コーナーのカーブはゆったりしている。向正面の直線部分は300mほどで、後半の3~4コーナーのカーブもやはり緩やか。

直線はほぼ平坦になっていて、距離は264.3m。全体の高低差は0.9mで、起伏の少ないコースである。

土曜のダートは良馬場。ダ1700mのレースを見ると、1勝クラスの牝馬限定戦が1分45秒6、2勝クラスが同タイムの1分45秒6で決着している。重賞に挑むオープン馬からすれば、「適度に走りやすい状態」と言っていいだろう。

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フルゲートの14頭立て、除外馬は1頭。中央の重賞を勝っているのはスワーヴアラミス(マーチS、エルムS、東海S)のみで、地方の交流重賞を勝っているのがダノンファラオ(ジャパンダートダービー、浦和記念、ダイオライト記念)とウェルドーン(関東オークス)の2頭になる。

1番枠を引いたロードエクレールがハナを主張する。ただ、アメリカンシードが掛かる気性のスピード馬で、絡んでいく可能性も…。他にも前で運びたいタイプがいて、小回りコースで全体に息の入りづらい競馬になりそうだ。

野中賢二厩舎(栗東)の7歳馬ロードレガリスに◎を打った。

オープン特別を2勝している実力馬。小倉のプロキオンSは1年1ヵ月ぶりという状況だったが、攻めの気配が良く、実戦では少し捌きに苦労しながら0秒2差の4着に伸びた。右回りだと内にモタれるところがあったが、そんな面を見せなかったのは大きい。

その後は栗東で乗ってから函館競馬場で移動。7月31日、8月3日にウッドコースで大きめの時計を出したが、力感ある走りで好ムードだった。陣営は「痛いところがない。叩いてかなり良くなった」と話している。

ヤネは前走に続いて2度目の騎乗になる富田暁。デビュー6年目で重賞勝ちはなく、正直、センスはひと息である。プロキオンSは内枠でもあって捌きの甘さを見せていた。

今度は外の11番枠で、おそらく外を攻める形になる。その分のロスは出るが、タイミング良く追い上げる競馬ができると勝ち負けに加わってきそうだ。

新谷功一厩舎(栗東)の8歳馬ヒストリーメイカーは穴で気になる存在。

リステッド競走を1勝していて、中央の重賞で2着が4回、3着が1回。前走のプロキオンSでは、外を動いていく競馬で◎に先んじて2着している。

札幌入りしてからは順調に乗られていて、1週前にダートコースで67秒級-12秒級で追われ、今週はラスト1ハロン11秒台で併せ馬で同入した。馬体はいいし、気合の乗りがいいし、本調子を取り戻している印象だ。

ヤネはテン乗りで池添謙一。不必要に外を回すケースが多く、先週のテルツェットでのクイーンS勝ちのように時に内を突いてくる。やっかいなジョッキーだが、今回はプロキオンSと同じ攻め方になるか。

北海道の競馬は初めてで、コーナーの緩い札幌は合うはず。前走で好走しても人気になってこないし、狙う価値があるとみた。

▲はブラッティーキッド。緩さがあるし、気性も若いが、それで中央に復帰してから3連勝を決めている。地方も含めると8連勝となった。ローテーションが詰まっていても疲れは見られないし、スムーズな競馬ができれば重賞でも。

△は昨年の2着馬オメガレインボーで、※は昨年の勝ち馬スワーヴアラミス。以下、アイオライト、ロードエクレール、アメリカンシードなど、軽視できない勢力が多くいる。

午前の段階で、◎ロードレガリスは単勝700円台の4番人気、○ヒストリーメイカーは単勝1,400円台の8番人気。◎-○の馬連1点目は5,100円台になっている。高配当馬券が見込めるので、連勝式は手広く買っていきたい。

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◎11番ロードレガリス
○7番ヒストリーメイカー
▲4番ブラッティーキッド
△3番オメガレインボー
※12番スワーヴアラミス
×2番アイオライト
×1番ロードエクレール
×5番アメリカンシード
×9番フルデプスリーダー
×10番ブラックアーメット

【単勝】11番(10%)・7番(10%)
【複勝】11番(50%)・7番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
11→3.12
7→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
7.11→全通り(12点)
4.11→全通り(12点)
4.7→全通り(12点)
3.11→全通り(12点)
3.7→全通り(12点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
11.7→全通り(72点)

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【日曜後半レース】

ライラック賞
3連複  6万5,530円
馬 連   2,760円(×2)
ワイド   1,160円(×2)
ワイド   8,140円
ワイド   7,590円
複 勝    260円(40%)
複 勝    270円(50%)
○アサケレディ1着(5人気)
◎ルーツドール2着(3人気)
◎○でヒット

驀進特別
3連単 4万6,130円
3連複   9,630円
単 勝    180円(100%)
◎トミケンルーア1着(1人気)

新潟12R
馬 連 3,480円
ワイド 1,250円
ワイド 5,830円
複 勝  350円(40%)
エーティーマクフィ2着(8人気)

月岡温泉特別
馬 連 360円(×3)
ワイド 180円(×3)
ワイド 340円(×2)
×◎▲でヒット

HBC賞
ワイド 1,390円
ワイド  610円

札幌12R
ワイド 1,010円
ワイド  830円

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新潟9R
驀進特別 【推奨度:C】 ◎は千直巧者、ヒモ荒れあれば

◎14番トミケンルーア
○10番エーアイダンサー
▲12番レオハイセンス
△11番ジャストザビアンカ

【単勝】14番(100%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
14→10.11.12
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【3連複】(軸2頭ながし)
10.14→全通り(16点)
12.14→全通り(16点)
11.14→全通り(16点)
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【3連単】(フォーメーション)
1着:14
2着:10.11.12
3着:全通り(48点)
【3連単】(フォーメーション)
1着:14
2着:全通り
3着:10.11.12(48点)

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新潟10R
月岡温泉特別 【推奨度:C】 ◎は素質ある3歳牝馬

◎8番セントカメリア
○5番サトノペルセウス
▲6番タガノカイ
△7番ロードカテドラル
※4番ビートザウイングス
×2番ラーグルフ
×3番セグレドスペリオル
×1番トーセンメラニー

【単勝】8番(20%)
【複勝】8番(80%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
8→2.5.6.7
8→2.5.7

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新潟12R
3歳以上1勝クラス 【推奨度:C】 混戦ムード、◎と○は人気薄

◎12番エンブレムコード
○14番エーティーマクフィ
▲15番グレイスフル
△16番モズゴールドバレル

【単勝】12番(10%)・14番(10%)
【複勝】12番(40%)・14番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
12→全通り
14→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
12.14→全通り(16点)
12.15→全通り(16点)
14.15→全通り(16点)
12.16→全通り(16点)
14.16→全通り(16点)

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札幌9R
ライラック賞 【推奨度:C】 混戦ムード、◎○▲は攻め好感

◎13番ルーツドール
○12番アサケレディ
▲11番アインゲーブング

【単勝】13番(10%)
【複勝】13番(50%)・12番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
13→全通り
12→全通り
11→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
12.13→全通り(12点)
11.13→全通り(12点)
11.12→全通り(12点)

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札幌10R
HBC賞 【推奨度:C】 Hペースの激戦、◎○は攻め動く

◎7番アラモードバイオ
○3番ヤマニンルリュール
▲9番サニーオーシャン
△11番ニューアリオン

【単勝】7番(10%)・3番(10%)
【複勝】7番(40%)・3番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
7→全通り
3→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
3.7→全通り(14点)
7.9→全通り(14点)
3.9→全通り(14点)
7.11→全通り(14点)
3.11→全通り(14点)

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札幌12R
3歳以上1勝クラス 【推奨度:C】 ◎は上昇3歳馬、○は速力十分

◎3番メイショウソウゲツ
○10番メルヴィル
▲14番クレマチステソーロ
△16番ヒノクニ

【単勝】3番(10%)・10番(10%)
【複勝】3番(30%)・10番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
10→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
3.10→全通り(14点)
3.14→全通り(14点)
10.14→全通り(14点)
3.16→全通り(14点)
10.16→全通り(14点)

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【土曜メインレース】

新潟11R
新潟日報賞 【推奨度:C】 伏兵馬多し、高配当狙いで手広く

3勝クラスの戦いで、舞台は新潟の芝1400m(内)。

左回り。2コーナー奥の引き込み線からのスタート。内回り使用だが、ワンターンのコース。3コーナーまでの距離が約650mと長くなっている。3~4コーナーはスパイラルカーブ。コースが横に長い形になっているため、1~2コーナーも3~4コーナーもカーブは少し急である。

4コーナーが終わるまではほぼ平坦で、最後の直線も平坦。直線距離は358.7mで、中山競馬場の直線(310m)よりも長くなっている。内回りコース全体の高低差は0.8mしかない。

芝は開催2週目で、Aコース使用2週目になっている。野芝のみの状態で施行。JRAから「1週使用しましたが、大きな傷みは無く全体的に良好な状態です」と発表があった。

開幕週だった先週は、芝のレースでレコードが2つ飛び出した。芝1600m(外)の豊栄特別(2勝クラス)はママコチャが勝って走破時計が1分31秒7(良)、芝1800m(外)の出雲崎特別(1勝クラス)はジュンブロッサムが勝って時計が1分44秒1(良)だった。

直線芝1000mのアイビスサマーダッシュ(GIII)はビリーバーが54秒4(良)の時計でV。16番枠からのスタートで、外で脚をタメ、逃げたシンシティの内から抜けて勝ち切るという内容だった。レースのラップは【11秒8-10秒0-10秒5-10秒7-11秒4】、ビリーバーの上がりは32秒1だった。

週中に相当な雨量があったが、金曜の昼の段階で芝は良馬場。先週と変わらず、速い馬場になっているのは確実である。内回りだとペースは速くなりがちで、その点は十分に注意したい。展開、あと、軽い馬場に適性があるかが重要なポイントになる

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フルゲートの18頭立て。ハンデ戦になり、トップハンデが55キロ、最軽量が51キロで、4キロの上下差がある。ただし、実質上のトップハンデはアルーリングウェイ。アローワンスを取り去ると、57キロという数字になる。

グリンデルヴァルト陣営が前走と同様の積極策を匂わせている。同馬は掛かる気性で、どんなペースになるかはやってみないとわからない。好位につけるのはメイショウハナモリ、ビアイ、シナモンスティック、アルーリングウェイ、ブルーシンフォニーあたりになりそうだ。

穴を狙って、杉山佳明厩舎(栗東)の5歳牝馬グリンデルヴァルトに◎を打った。

2勝クラスの前走は直線の長い府中。1番枠から好スタートを切ってハナに行き、ハミを取って走って後ろを離していく。1000m通過は56秒7で、残り200mの地点でも後続との差は5馬身以上。最後でスピードが大きく鈍ったが、1馬身3/4差で逃げ切る結果となった。勝ち時計は1分20秒8(良)だった。

注目すべきはゴールしたあと。「さすがにバテた…」と思えたが、息を吐くと、またスッと走ろうとしていた。スタミナ、気力が切れたわけではなかった。

その後は放牧に出され、栗東に戻ってからは上がり重点で熱心に乗り込んできた。1週前にはCWで4ハロンからで51秒7-35秒0-11秒7。今週はジョッキー騎乗で坂路に入れ、ラスト1ハロン11秒5を楽にマークしている。いい仕上がりにあるとみていい。

ヤネは前走で初めて同馬の手綱を取った長岡禎仁。どれだけの気持ちの乗せ方をすればいいかは、つかんでいるはずである。スイッチが入って自滅する危険性があって、なるべくジワッと行かせてもらいたいところだ。

今回は平坦の新潟、直線は短くなる。そして、ハンデが52キロ。周りも早めの競馬をしてくると楽でないが、条件としては整っている。スムーズに先行し、うまく制御が利けば粘り込むシーンがあるだろう。一発があっても。

畑端省吾厩舎(栗東)の5歳牝馬ビアイも気になる存在。

2走前に中京の芝1200mを52キロのハンデでハナ差の2着に駆けたが、勝ったオパールシャルムは次走で福島テレビオープンを制している。続いて阪神の芝1400m(内)を走り、2番手で厳しいラップになりながら2着と0秒1差の4着に残った。

中間は坂路で乗られて目立つ攻め内容。1週前にラスト1ハロン11秒7をマークし、今週は楽な手応えのまま54秒3-38秒7-11秒8で追走先着を果たした。陣営は「今は本当に体調がいい」と話している。

前2走の走りを見ると、新潟の芝1400m(内)への適性は高いはず。時計が速くなっても大丈夫だろう。ハンデは53キロで、別定の前走から2キロ減る。

ヤネの川須栄彦は危なっかしさのあるジョッキーだが、前2走で跨っているし、好位につけて息を入れてあげるような誘導をしてもらいたい。スムーズなら勝ち負けまで。

▲は3歳の牝馬アルーリングウェイ。2戦目にマテンロウオリオン(のちにNHKマイルカップでクビ差の2着)とクビ差の2着に駆け、3戦目のリステッド競走ではママコチャ(先週の競馬で新潟芝1600m(外)のレコードを樹立)を破った。

桜花賞は8着といえ、勝ったスターズオンアースと0秒2差。しかも、直線で内からぶつけられる不利があってのものだ。NHKマイルカップは9着だったが、上積みがなかったと考えられる。

放牧に出して立て直し、1週前に栗東の坂路で52秒2-12秒0で追われて、今週はCWコースで中ほどを通って65秒0-11秒2。ハンデは52キロで、1番枠からソツなく流れに乗ると上位争いに加わってくる。

△のエルカスティージョ(54キロ)は昇級後の3走で見せ場をつくっていて、香港のホーが手綱を取る。※のペイシャフェスタはタメる競馬から鋭く追い込み切った前走が強く、昇級緒戦でも52キロなら。

以下、ワンスカイ、ピーエムピンコ、シナモンスティックなど、警戒が必要な勢力が多くいる。

朝の段階のオッズを見ると、◎グリンデルヴァルトは単勝1,600円台の9番人気、○ビアイは単勝1,100円台の6番人気。どちらも妙味があり、◎-○の馬連1点目は1万4,000円台になっている。

そもそも、馬連の1番人気が1,300円で、3連複が同2,300円台、万馬券が同8,200円台と、割れたオッズになっている。

絞って簡単に当たるようなレースではないし、◎と○の絡みは大きな配当になるので、連勝式は手を広げて買っていきたい。

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◎11番グリンデルヴァルト
○7番ビアイ
▲1番アルーリングウェイ
△15番エルカスティージョ
※10番ペイシャフェスタ
×9番ワンスカイ
×2番ピーエムピンコ
×6番シナモンスティック
×16番ブルーシンフォニー
×8番フェルミスフィア

【単勝】11番(10%)・7番(10%)
【複勝】11番(30%)・7番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
7→全通り
【馬連&ワイド】
1-11・1-7(×2)・6-7・7-9
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【3連複】(軸2頭ながし)
7.11→全通り(16点)
1.11→全通り(16点)
1.7→全通り(16点)
11.15→全通り(16点)
7.15→全通り(16点)
10.11→全通り(16点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
11.7→全通り(96点)
11.1→全通り(96点)

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札幌11R
札幌日経オープン(L) 【推奨度:C】 10頭立てでも混戦、伏兵馬3騎を狙う

札幌の芝2600mで争われるリステッド競走。

右回り。向正面の中間地点からのスタート。コースをおよそ1周半することになり、コーナーは6つになる。全体に円形に近いコース形態で、3~4コーナーも1~2コーナーも緩やかなカーブになっている。

1回目のゴール板を過ぎ、向正面でスタート地点を通過する。そして、3~4コーナーを回って直線へ。起伏はずっとほぼ平坦で、ゴールするまでも同様である。直線距離は266.1m(Aコース使用時)。全体の高低差は0.7m。

芝は開催3週目で、Aコース使用3週目になっている。洋芝3種(ケンタッキーブルーグラス、トールフェスク、ペレニアルライグラス)の混生で施行。金曜の段階で、JRAから「3コーナーから4コーナーの内柵沿いに傷みが出始めましたが、その他の箇所については概ね良好な状態です」と発表があった。

先週は芝2600mのレースが2鞍。2勝クラスの阿寒湖特別は、マリノアズラが逃げて3馬身差で快勝した。勝ち時計は2分41秒1(良)。最初の1000mが64秒7、次の1000mが61秒3で、上がりは11秒5-11秒4-12秒2の35秒1だった。

1勝クラスの積丹特別はディナースターがマクる競馬から抜け出してV。勝ち時計は2分41秒2(良)だった。レースのラップは最初の1000mが61秒6、次の1000mが1分03秒8で、上がりは11秒7-11秒7-12秒4の35秒8だった。

牝馬が争った芝1800mのクイーンS(GIII)は、テルツェットがラチ沿いを伸びて差し切り勝ち。時計は1分47秒8(良)だった。レースの1000m通過は61秒2で、上がりは11秒6-11秒6-12秒0の35秒2。テルツェット自身の上がりは34秒4だった。

今週の土曜は良馬場見込み。朝の段階で芝のクッション値が「7.5」になっている。先週の日曜のクッション値は「7.2」で、大きくは変わらない馬場になっていそうだ。ただ、使うたびに少しずつ荒れていくので、その推移、傾向の変化には注意を払いたい。

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10頭立てのリステッド競走。久々になる馬が多く、全幅の信頼を置ける存在もいない。レースを引っ張ることになるのはタイセイモンストルか。それも流動的で、ペースとかどこで競馬が動き出すとか、やってみないとわからない部分が多い。

矢作芳人厩舎(栗東)のタイセイモンストル◎を打った。

春に新潟で3勝クラスを渋太く勝ち、オープン緒戦はGIIIの函館記念(ハンデ54キロ)。初めてブリンカーを着けて挑み、重馬場の中で少し離れた3番手を進む。4コーナーで楽に先頭に立って、そこで苦しくなって後退した。16頭立ての7着で、悪い走りではなかった。

その後は札幌に移り、先週の金曜、今週の水曜とダートコースで乗られた。今週は同厩のテンカハルと併せてわずかに遅れ、ラスト1ハロンは12秒級。叩いた上積みを見込んでいいだろう。

ヤネの吉田隼人は、同馬の初勝利時に跨っていた(1戦1勝)。集中力の持続に課題があるので2600mの距離がポイントになるが、阪神の芝2400m(外)で2勝クラスを勝っているし、2度目のブリンカーで気持ちが乗るかもしれない。

逃げるにしろ、好位に控えるにしろ、前である程度は楽な競馬ができそうなメンバー。配当面で妙味があるし、粘り発揮に期待することにした。

◎と同じ矢作厩舎のテンカハル(4歳・牡馬)も気になる存在。

3勝クラスからの格上挑戦にはなるが、春に阪神の芝2600m(外)でオープン特別を52キロのハンデで2着に駆けている。直線で早めに抜け出す積極的な競馬で、3着には3馬身の差をつけていた。

函館芝2000m(自己条件)の前走は、大外から0秒5差の6着に差し込んでいて内容は上々。攻めで◎をアオッて気配はいいし、距離が延びる点はプラスに出る。

別定で56キロになるが、食い込む余地があるとみた。浜中俊(テン乗り)というのも買える要素。

▲マンオブスピリットは穴候補。3歳時にはGIIの京都新聞杯でクビ差の2着に駆けていて、叩き合った相手はディープボンドだった。気性が悪くて去勢していて、5歳になった今年の春には万葉Sで4着に伸びている。

今回はノドを手術しての復帰緒戦。条件は楽でないが、乗り込みは順調だし、冷静に走れるようだと激走シーンも。

△は6歳でも確実に力をつけているハーツイストワールで、※は追い込み一手でも末脚がハマるとグッと伸びてくるゴールドギア。以下、ボスジラ、ベスビアナイト、ディバインフォースなどが続く。

朝の段階で、◎タイセイモンストルは単勝700円台の5番人気、○テンカハルは単勝600円台の3番人気、▲マンオブスピリットは単勝1,600円台の8番人気。

3頭を絡めると配当は大きくなるので、連勝式は手広く買っていきたい。さらに※ゴールドギアあたりが頑張ってくれると、ビッグな馬券になる。

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◎8番タイセイモンストル
○3番テンカハル
▲9番マンオブスピリット
△2番ハーツイストワール
※1番ゴールドギア
×10番ボスジラ
×4番ベスビアナイト
×6番ディバインフォース
×7番アドマイヤアルバ

【複勝】8番(10%)・3番(10%)
【複勝】8番(30%)・3番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
3→全通り
9→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
3.8→全通り(8点)
8.9→全通り(8点)
3.9→全通り(8点)
2.8→全通り(8点)
2.3→全通り(8点)
2.9→全通り(8点)
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【3連単】(軸2頭マルチ)
8.3→全通り(48点)
8.3→2.10(12点)
8.9→1.2.4.5.6.7.10(42点)
3.9→1.2.4.5.6.7.10(42点)

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【土曜後半レース】

北辰特別
3連複  1,060円(×2)
馬 連  550円(×3)
ワイド  250円(×3)
ワイド  310円
ワイド  460円
単 勝  270円(50%)
◎スカイフォール1着(1人気)
◎○△でヒット

新潟12R
馬 連 1,390円
ワイド  540円
ワイド 2,020円

ダリア賞
馬 連 840円
ワイド 350円
ワイド 350円

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新潟9R
ダリア賞 【推奨度:C】 ◎は気性課題+初芝も素質秘めて、○は切れ味魅力

◎11番シテイタイケツ
○5番フミサウンド

【単勝】11番(10%)・5番(40%)
【複勝】11番(50%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
11→全通り
5→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
5.11→全通り(9点)

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新潟10R
柳都ステークス 【推奨度:C】 ◎は新潟で一発も、○は末脚上位で

◎8番カナリキケン
○13番クリーンスレイト

【単勝】8番(10%)・13番(10%)
【複勝】8番(30%)・13番(50%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
13→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
8.13→全通り(13点)

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新潟12R
3歳以上2勝クラス 【推奨度:C】 人気薄の3騎を狙う

◎10番ヴェールアップ
○14番フローズンスタイル
▲9番ダノンハイファイブ

【複勝】10番(30%)・14番(40%)・9番(30%)
──────────────
【馬連&ワイド】(ながし)
10→全通り
14→全通り
9→全通り
──────────────
【3連複】(軸2頭ながし)
10.14→全通り(13点)
9.10→全通り(13点)
9.14→全通り(13点)

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札幌9R
北辰特別 【推奨度:C】 3歳馬4騎を上位に

◎11番スカイフォール
○1番サルサロッサ
▲4番ディープレイヤー
△7番ジャスティンカツミ

【単勝】11番(50%)・1番(50%)
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【馬連&ワイド】(ボックス)
1.4.7.11
【馬連&ワイド】
1-11(×2)
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【3連複】(ボックスし)
1.4.7.11(4点)
【3連複】(軸2頭ながし)
1.11→全通り(9点)
【3連複】
1-4-11・4-7-11(2点)

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札幌10R
桑園特別 【推奨度:C】 ◎は右回りが鍵、○▲は人気薄

◎8番ストラテジーマップ
○11番リズムオブザナイト
▲3番マイネルレンカ

【複勝】8番(40%)・11番(30%)・3番(30%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
8→全通り
11→全通り
3→全通り
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【3連複】(軸2頭ながし)
8.11→全通り(12点)
3.8→全通り(12点)
3.11→全通り(12点)

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札幌12R
3歳以上1勝クラス 【推奨度:C】 ◎○は伏兵の3歳馬、▲は実績ある3歳馬

◎3番レディズビーク
○9番サザンステート
▲8番モンタナアゲート

【単勝】3番(10%)・9番(10%)
【複勝】3番(40%)・9番(40%)
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【馬連&ワイド】(ながし)
3→全通り
9→全通り
【馬連&ワイド】
3-8(×3)・8-9
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【3連複】(軸2頭ながし)
3.9→全通り(12点)
3.8→全通り(12点)
8.9→全通り(12点)

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騎手、調教師、馬主、エージェント、専門紙の記者などとのコネクション強化を図ります。有益な予想をお届けすべく、全力で取り組んでまいります。