
中山競馬場コース紹介 〜この血統を狙え〜
●中山競馬場コース紹介図
https://jra.jp/facilities/race/nakayama/course/index.html
・最後の直線にある急坂。110mの間に高低差2.2m。最大で2.24%の勾配(JRA全10場の中で最大の勾配)。
・向正面が下り坂で道中は速い流れになりやすく、上がりのかかる競馬が多い。 ↓
東京競馬場芝などと比較すると+2〜3秒ほど上がりがかかることが多いため、東京競馬場では鋭さ負けした馬や、一瞬脚を使い先頭にたつも長い脚が使えずに負けてしまった馬が中山開催に変わって好走する可能性が高い。
●中山競馬場(芝コース)の主な特徴
・一瞬の脚が使え器用さのあるステイゴールド系種牡馬は中山向き。条件が上がれば上がるほどその優位度は上昇していく。
・中山はステイゴールドなどのスタミナ・欧州血統がかなり活躍していたが2014年の馬場改修以降、馬場が高速化し、ディープインパクト産駒の成績が向上した。特にディープインパクト産駒の差しが決まるようになった。
※着別度数順
上記のデータから上級条件ではディープインパクトの勝率や複勝率が下がるし、ハーツクライはランク外になっている。
ディープインパクトやステイゴールドは条件関係なく好走するパターンが多い。
しかし、ハーツクライはトニービンの血の影響で加速に時間がかかるハーツクライ産駒は基本東京であり中山では不発のことが多い。
●中山競馬場(ダートコース)の主な特徴
・中山ダートは、芝コース同様に小回りであり、直線は急坂で同じ関東の東京競馬場とは全く異なるコース。
・JRA全10場のダートの砂は同じものを使用しており、深さも9cmと統一されているが、路盤の違いなのか明確な理由はわかっていないが、同じ関東の東京競馬場よりも時計がかかる。
・冬場の開催では、凍結防止剤を撒くことでパワーを要する馬場になる傾向がある。このような時は前残りになるレースが多発するので要注意。
※着別度数順
・下級条件クラスではキングカメハメハ産駒が勝率・連対率・複勝率共にトップ。単勝回収率も111%複勝回収率も88%と好成績をおさめており中山下級条件のキングカメハメハ産駒は要注目。
・上級条件ではカネヒキリ産駒が勝率・連対率・複勝率共にトップ。単勝回収率も138%複勝回収率も105%と、単純に上級条件ではカネヒキリの単複ベタ買いでプラス収支になる。
・キングカメハメハ産駒は上級条件でも着別度数順で1位を記録するも勝率・連対率・複勝率共に数値は下がるし、単勝回収率も48%と半分以下に下がるので上級条件では注意が必要だ。
それぞれ、中山競馬場の大まかな傾向をまとめましたが、コース別に傾向をさらに深堀するので、コース別の記事をご覧いただければと思います。