2022上半期の大勝負

こんにちは。
競馬を見ているとこの馬で次こそ大勝負だと思うことがありますよね。
春競馬、そんな大勝負したい馬を見つけました。思いのたけをまとめます。

■馬券スタイル
現地でもPATでも買っています。
PAT成績を見ると2021年は的中率16%回収率98%
2022年(4月まで)は的中率35%回収率228% となっています。
結果的にだいたい6倍返しを狙っていることになり、6回に1回当たると回収チャラ、うまく的中が続くと回収が跳ねるスタイルとなっています。
馬券の券種は単勝~3連複まで同じ軸馬から流します。
単・複・ワイド・枠連・馬連・馬単・3連複の総取りは超気持ちいいですね。
ある程度軍資金があるときは3連単も少し買います。
最悪複勝だけ当たったときにもチャラにはしたいため、軸馬のオッズには気を使います。単10倍複3倍は欲しいと思っています。
そんな馬を見つけ出すため、過去レースから来そうだけど人気しなそうな馬を探すことが楽しいですね。

■軸馬のピックアップ方法
ますは人気が大事です。2.0倍の馬を軸に買うことはほぼありません。
その上で展開が有利に働く馬で馬を選びたいと思っています。
ざっくりいうと「逃げ馬」「内枠の先行馬」「外枠の追い込み馬」みたいなイメージです。
芝のレースは馬場のバイアスが有利不利を分けることがあります。前走不利なバイアスでがんばった馬が、次に有利になりそうとみたらここを狙います。

■そのレースとは?
オークス!ここに全てを集中します。

■オークスの舞台設定 東京芝2400m
牝馬三冠の第二戦オークスは東京競馬場芝2400mで行われます。
牝馬上位陣は例年マイル戦を中心に使われることが多く、未知の距離に挑むことになります。
これは2歳戦からの牝馬番組の影響です。牡馬はダービーを頂点としたローテーション、番組となりますが、牝馬は桜花賞を頂点とした番組となっています。
牝馬の1600m重賞を列記すると、アルテミスS、阪神JF、フェアリーS、クイーンC、チューリップ賞、桜花賞と充実のラインナップです。トライアルのアネモネSもあります。牡馬混合も視野に入れるとマイルで戦うほうが番組選択の自由度が高いです。
一方で3歳4月の時点で2400mの重賞は1つもありません。最終週にダービートライアルの青葉賞(GII)が行われるくらいです。
オークストライアルのフローラS(GII)が2000m。条件戦からやってくる場合に2月東京のゆりかもめ賞(2400m)、3月中京の大寒桜賞(2200m)を使うことができるくらいでしょうか。桜花賞の裏に忘れな草賞(阪神芝2000m)があり、こちらをステップにエリンコート、ミッキークイーン、ラヴズオンリーユーといった馬が後にオークスを優勝しています。
これまでマイルで走ってきた牝馬たちに一気に800mの距離延長、これがオークスの難しいところで、2021年は桜花賞をレコードで制した白毛馬ソダシが8着に敗れる波乱が起きました。
オークスは東京競馬場の芝、Bコースを使用します。あまり語られることがありませんがBコース最終週というのが騎手の感覚を狂わせオークスというレースを難しくしているのではないかと思います。

東京競馬場は左回り


画像がコース図です。紫色の矢印の部分、全てのレースで向こう正面からゴールまでを使用するのに対し、赤の矢印の部分、1コーナーから1センター(競輪用語?)を使うレースは2300m以上のレースに限られます。
2回東京7日目からBコースとなりますが、7日目以降オークスまでの芝のレース番組を見ると、芝のレースが23レース、うち2300m以上のレースは3レースしかありません。ゴール板から2コーナーまでのラチ沿いはほとんど使われていない状態となります。
「マイルのペースに慣れた馬たちが」、「前後半で極端に馬場状態に差のあるコース」を走るため、必然的にオーバーペースとなるのがオークスの特徴と考えます。3コーナー先頭で押し切った馬は2004年のダイワエルシエーロにまでさかのぼります。差してきた馬は後にGI 3勝する豪脚のスイープトウショウでした。
前半57秒のような暴走ペースでもなく60秒前後なのに差しがバンバン決まるわけです。レース後の敗戦の弁として「いい感じに入れたが後半苦しくなった」というコメントがよく出る理由がわかります。さらにいうと、オークスは春の大一番でどの陣営も馬をきっちり仕上げます。逆に2400mの舞台では気持ちが燃えすぎているのではないかと思います。


■必要な適性は・・
ここまで書いてきた内容をまとめると、私が考えるオークスに必要な能力は上がり3ハロンの確かな末脚と燃えすぎない気性ということになります。

■その馬の名は・・・
プレサージュリフトです。
2月のクイーンC(GIII)の勝ち馬、桜花賞では11着に敗れています。人によっては検討にも上がらないかもしれませんが私の目には大変魅力的に映ります。この馬で大勝負をしようと思います。
・本番の想定人気
単勝20倍、複勝4.0-6.0倍くらいではないかと思っています。
単勝11倍で支持された桜花賞から人気を落とすことは必至です。
・出走レース分析 上がり3ハロンのパフォーマンス
新馬戦:21/10/24 東京競馬場 芝1600m 良 クッション値8.6
勝ちタイム:1.36.7 あがり3ハロン:33.3
後方の15番手から逃げ粘るローシュタインを残り200過ぎで捉え、3馬身差で勝利しています。
2着馬も3着以降に4馬身差をつけており、完全な前残りの展開を豪脚で差しきりました。
このレースの上がり2位は3着のスリールサンセールが34.7 1.4秒も速くラストを駆け抜けています。
当日の芝の全てのレース見渡しても33秒台の馬はおらず。次に速い馬は芝1400m戦のマエマエが34.2となっており、上がりのパフォーマンスはとてつもないものがあります。
前日土曜日(クッション値8.8)では富士S(GII)で2着馬のサトノウィザードが同じ33.3を記録しています。2歳デビュー戦で古馬重賞と同等のパフォーマンスを発揮しています。

これが
こうなる
逃げ馬が後続をちぎり捨てている点にも注目



クイーンS:22/02/12 東京競馬場 芝1600m 良 クッション値8.6
勝ちタイム:1.34.1 あがり3ハロン:33.5
後方の14番手からスターズオンアースを捉え、クビ差で勝利しています。
当時はデビュー戦特有のスロー瞬発力くらべだよねと評価していましたが、このレースを見て評価を改めました。
実際にスターズオンアースは後の桜花賞馬、直線でこの馬をねじ伏せています。
あがりについて3着馬ベルクレスタが33.4と上回っています。この馬も3歳牝馬戦線の上位で活躍しており、阪神JFで大外を捲り上げた反省からかこのレースでは最後方から馬群を捌く末脚比べのレースをしました。通ったコースの差から評価はこちらを上にとります。
他のレースの上がりを見ても3勝クラス1400mでランドオブリバティが33.8と言うことで最高の評価ができます。
翌日の日曜日はクッション値こそ8.9と上がっていますが昼ごろからの雨で同じ基準での評価はしにくいです。共同通信杯は勝ったダノンベルーガ33.7、2着のジオグリフ(のちの皐月賞馬)34.0となっています。

大外プレサージュリフト
先行抜け出しスターズオンアース
最後方から馬群を捌くベルクレスタ


ゴールの様子


桜花賞:22/04/10 阪神競馬場 芝1600m 良 クッション値10.0
同馬のタイム:1.33.4 あがり3ハロン:33.5
最後方から大外を回し11着、内が伸びる馬場を加味すると東京では逆転十分という印象でした。内から2頭めまでの馬たちで上位を占めており、外を回すとノーチャンスと言う馬場に泣いた一戦でした。特に7枠、8枠の馬は全て着外に沈みました。しかしこれで人気を落とすなら悪くないと考えます。

赤で塗ってあるのが1〜3と5〜7着馬
外を回ったらノーチャンスだった桜花賞
黄色で塗ったサークルオブライフ4着は馬場差を跳ね返す強さ

これまで馬群に入れることなく直線大外追い込み一辺倒の競馬を繰り返してきました。陣営が言うには血統的背景は短距離に寄っているので調教過程で短距離馬としてのスイッチが入らないように気を使ってきたということです。姉のオールアットワンスはアイビスSDの勝ち馬、他のきょうだいの勝ち鞍も芝の1200,1400ということで確かに芝短距離が得意そうな一族です。ゲート練習もそろりと出るようにしているということです。大物の予感がしたためそういった訓練をしてきたということで、なんかミホノブルボン的な感じでワクワクするじゃないですか。
そういえば上がりの話中心になっていますよね、オークスの舞台分析のとおり意図的にばっさりやってます。競馬の巧さよりも確かな末脚というのが私の見立てです。

■ライバルたちは・・・
プレサージュリフトにかける期待の大きさはわかったと。しかしライバルも強い、目が曇っていないか?
そのとおり、ライバルたちを確認していきたいです。
・サークルオブライフ
相手筆頭です。おそらく1番人気になるのではないでしょうか。アルテミスS、阪神JF,桜花賞と追い込みでパフォーマンスを発揮しています。
これまで分析したとおりオークスの舞台も合いそうな印象があります。デムーロ騎手の連覇もありそうです。一方で桜花賞は走らせすぎたかなという印象もあります。反動が心配です。
・スターズオンアース
桜花賞馬です。桜花賞では不利を受けながら馬群を割ってきました。立ち回りの巧さと根性を背景にした強さがあります。しかし末脚ではこちらに分があります。クイーンCのとおりですね。
・ナミュール
チューリップ賞(クッション値10.1)勝ち馬。このレースが強かった。
一方でエスコートする横山武騎手の騎乗に焦りがみられます。オークスでも仕掛け早すぎて後ろを引き出しちゃうんじゃないかなあ。。。あざす!
・ベルクレスタ
重賞戦線で活躍するこの世代のモノサシ馬。モノサシ馬ってリスペクトにかける表現であまり好まないですけど、常にがんばって走っているこの馬と比較することでわかりやすくなります。
この馬に3度先着しているサークルオブライフはやはり上位ということになります。
・パーソナルハイ
桜花賞で低評価を覆し、フローラSで2着。堂々とオークスへ。この中3週はきついのかなあ。。先行脚質だから常に展開利の受ける可能性があり怖い存在。
・アートハウス
忘れな草賞勝ち馬。忘れな草賞は結構オークス馬出します。
スローで追ったら3馬身差の快勝。これを評価する人も多いです。個人的にはかなり馬場のバイアスが効いたのではないかと思っています。桜花賞で内の馬が上位にきました。このレースのアートハウスの進路はまさに内の絶好のところ、しかもパカっと進路も開きました。人気なら軽視のスタンスです。

■ウィークポイント
穴馬ですからどうしても目をつぶって勝負しないといけないところは多いです。
・距離
血統背景は短距離寄りの馬ですので気になります。
・展開
いうて追い込み馬なのでスローになりすぎればどうしようもありません。分析のとおりオークスは前残りの少ない舞台ですが、基本的に先行馬の馬券を買っている人間なので怖いのは怖いです。
・戸崎
あまり考えて乗っていないのでは?と言われる騎手です。感覚派。
一方で戸崎が気負いすぎるとあまり結果につながらない怖さもあります。印象に残るのは2021ダービー、どうしても勝ちたかったんでしょうね、グレートマジシャンで4コーナー大外回しからのロングスパート。負担の大きすぎるレースでグレートマジシャンはいまだ戦線復帰できず。なんとなくペルシアンナイトでレイデオロについていった2017ダービーを思い出します。ルメについていけば大丈夫という。サトノレイナスも引退となってしまったし、結果的には立ち遅れたように見えたシャフリヤールが後のキャリアも含めて実り多いダービーでした。
閑話休題、今回のプレサージュリフトでは末脚勝負に徹していただければと思います。桜花賞でなぜかトライアルっぽい騎乗したのでこちらを最初から狙っていたのでしょうか。。
・枠順
まだ出ていませんが、外枠がいいなあと思います。もまれる競馬未経験なので。じわっと出していってほしいなと思います。
(課金エリアに読むべき内容はありませんが、心に火がついてともに大勝負する気持ちになった人はどうぞ)

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