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想定版より エリザベス女王杯など ~3戦続けて勝つ難しさ~

作成者 松本倫太朗(@staygoldsan)

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エリザベス女王杯

アビリティの「持久力」が求められるG1レースってあまりないのですが、エリザベス女王杯@阪神競馬場は珍しく”持久力”が重要。
昨日の記事で👇書きましたが、阪神で施行されたここ2年は「持久力」上位が1頭は絡んでいます。

秋華賞から距離が200m伸びただけですが、この僅か200mが牝馬にとっては明暗を分けるみたいです。

”秋3戦目”どうなの?
スタニングローズ

とにかく成績が安定していて、ついにG1までも制覇しちゃいました。
今回の課題は、古馬との相手関係云々よりも、”秋3戦目”という点

ここ10年における、エリザベス女王杯が秋3戦目だった馬の総合成績は以下。

全体  :勝率4.1%   連対率10.2% 複勝率12.2% 総数49件
上位人気:勝率18.2% 連対率36.4% 複勝率45.5% 総数11件

定義
・2走前に同年9月のレースを走っていれば”秋3戦目”と定義
・2012~2021年
・上位人気は5番人気までを指す

馬券圏内に入った馬の詳細を見てみると…

2013メイショウマンボ1着 
前走秋華賞1着 前々走ローズS4着

2017モズカッチャン1着 
前走秋華賞3着 前々走ローズS7着

2012ヴィルシーナ2着
前走秋華賞2着 前々走ローズS2着

2013ラキシス2着
前走鳴滝特別1着 前々走甲武特別1着

2014ヌーヴォレコルト2着
前走秋華賞2着 前々走ローズS1着

2015タッチングスピーチ2着
前走秋華賞6着 前々走ローズS1着

重賞ルートではないラキシスは例外。
続けて勝つのは結構難しく、前哨戦負け☞秋華賞好走→エリザベス女王杯優勝。このパターンじゃないと勝ち切れない可能性が高いみたい。

ちなみに、前哨戦と秋華賞を勝ってエリザベス女王杯に挑んだのは、ここ10年では2017年のディアドラだけ。同馬の着順は12着。
「3戦続けて勝つのは厳しいのでは?」これがスタニングローズに対する個人的な評価です。
2、3着に入る可能性はあると思いますが…。

同じく高野友和厩舎
ナミュール

ぶっつけ本番だった前走の秋華賞は、オークスから大幅馬体増で出走。数字上は20㎏増加でしたが、見た目は全く太め感がなく、ゴリゴリに仕上がっている。そんな印象でした。結果、見せ場たっぷりの2着。4コーナーでモタれた等、まだ若い面がありますが、”末脚”に関してはこの世代の牝馬ではスターズオンアースに次ぐ2番手と称してもいいはず。

さて、ナミュールは”秋2戦目”ではありますが、スタニングローズと同様に中3週での実戦。
以下は「高野友和厩舎×NFしがらき帰り」でローテが詰まっている場合とそうでない場合の成績。レース間隔が詰まっている場合はプラス!とは言えない成績。(母数が少ないのは考慮の上)

2020~・単勝50倍以内が対象

特に牝馬の調整は難しいようで、牡馬との成績が大きく開いてしまってます。

2020~・単勝50倍以内が対象・中4週以内

一応重賞レースでは成功例があって、
スタニングローズの秋華賞(中4週)&フラワーC(中4週)やレイパパレの大阪杯2着(中2週)。
失敗例はナミュールの阪神JF4着(中2週)と桜花賞10着(中4週)。

ナミュールでは2度失敗していますが、さあどうか?です。

とにかく走る府中牝馬S組
今年の覇者イズジョーノキセキ

京都時代も含めて、エリザベス女王杯は府中牝馬S組が大活躍しているレース。2桁着順からの巻き返しは2011年のアパパネ以来いないので、ある程度好走した馬なら勝負できるかと。

今年の同レースを制したのはイズジョーノキセキ。
「条件戦orOP特別を勝って→府中牝馬Sそこそこの着順→エリザベス女王杯で好走」
これ☝実は近年のトレンドでして、昨年のアカイイトや一昨年のサラキア、2017年のクロコスミアがこれに当てはまっていました。
で、イズジョーノキセキは、垂水S勝利→府中牝馬S→ここなのでトレンドを満たしていますね。
トレンド云々だけでなく、同馬の末脚は牝馬同士のG1なら通用しても可笑しくないレベル。したがって、色々な観点から見ても面白い馬。そう捉えています。

前走はバイアス負け
デアリングタクト

外を回った馬が軒並み馬券外に沈んだ前走のオールカマー。同馬も、その影響をモロに食らっていました。

なんてったって無敗で3冠を制した馬。宝塚記念を見る分にはまだまだ衰えていませんし、適条件の阪神芝2200mなら…食い込めると思うのですが…。

ポテンシャルはG1級?
ピンハイ

秋華賞には残念ながら賞金が足らず出走することができなかったピンハイ。同日に行われた西宮Sに出走し、ST指数69をマーク。単純計算すると、この数値は秋華賞で4着に値します。”末脚”に関しては同世代でもかなり上に位置すると思うので、昇級の身ですが侮れない存在かなと。

武蔵野S

前走のST指数は驚異の80
レモンホップ

紆余曲折ありながら、ようやく重賞の舞台にたどり着いたレモンホップ。前走時にマークしたST指数はなんと80。重賞、いやG1でもなかなか見ないほど高い数字でした。
同馬は過去に2度だけ2着に敗れているのですが、ともに遠征競馬。関東圏でのレースでは6戦6勝(東京だけですが)。今回は中1週ですが力を発揮できるはず。

福島記念

夏馬
カテドラル

そもそも人気にならないかも?ですが、カテドラルは夏に調子を上げてくるタイプ。秋競馬では減点必至です。

デイリー杯2歳S

2歳世代の重賞戦線は1番人気が不調
ダノンタッチダウンはどうなるか?

今年の2歳重賞戦線は1番人気が軒並みぶっ飛んでいます。勝ったのは札幌2歳Sのドゥーラだけ。
1倍台、2倍台のオッズになるほどの評判が高い馬でも、コロっと負けてしまう。そんな感じが続いています。

ダノンタッチダウンは血統や(ダノンザキッドの弟)、新馬戦の勝ちっぷり、川田騎手が騎乗と、人気になる要素が揃っているので恐らく1番人気になるはず。
しなやかな動きができるので、速い上がりを出すことが可能なんですが、持ち時計が無い分、コロっと負けてしまう。そのパターンも想定しておきたいですね。

ST指数上位は
クルゼイロドスル

指数的にはこちらが優位。東京の未勝利戦を勝ち上がったクルゼイロドスル。(名前読みにくいな…)
その前走時の成績ST指数53は、現2歳世代の新馬・未勝利戦におけるトップの数字(芝で)。レース間隔が詰まっている分、硬さが出ていないか?などに注視する必要はありますが、ダノンタッチダウンよりもこちらから入る方が、オッズも込みで良さそうかなと。

出走表等は必ず主催者発行ものと照合してください

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