福島牝馬Sラップ傾向で見るコース形態

1.コース形態

福島1800m

福島牝馬ステークスは福島競馬場1800mで行われる。スタートはスタンド前直線半ばからでいきなり坂を登る。初角までの距離は約300mと短い。小回りコースではあるが3、4コーナーはスパイラルカーブになっているためスピードが殺されにくい。直線の長さは約300mとかなり短い。ラストおよそ150m地点から上り坂になっている。

福島牝馬S過去10年ラップ傾向(2021年は新潟開催のため除外)
Sペース時好走脚質傾向
Hペース時好走脚質傾向
Mペース時好走脚質傾向

スパイラルカーブと直線の短いコース形態の影響から、基本的に先行馬有利な舞台。それはもちろん騎手心理にもあり、初角までの距離が短いことも相まってか序盤の先行争いは激化しやすい。その結果、Hペースになり前が潰れたときは相対的に後方からの馬が利を得て差し届くようになる印象。ラップ傾向としては、道中淀みないペースからゴールに向かって徐々にペースアップしていくか、道中少し緩んだ場合は3コーナー辺りからのロングスパート戦になるパターンが多い。いずれのパターンにしても、序盤の先行争いを除くと平坦なラップが続くことが多いので、持続力勝負になると言えそう。先行馬の頭数と馬場状態にもよるので参考程度に。ちなみに第一回福島開催の最終週ではあるが、福島牝馬Sが行われる最終週のみBコース開催。2023年に関して言えば前週の雨でどれほど馬場が荒れているか、内ラチ沿いがどれだけ使えそうかは要チェック。


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