覚えておきたい!最高に王道な競馬予想の流れ
どうも北澤です。
今までYouTubeで競馬予想の動画をUPしてきましたが、今年の新たな挑戦としてnoteを始めることにしました。
記念すべき一発目の投稿は、「正攻法の競馬予想方法」についてです。
競馬予想の方法には”正解”がありません。
展開・枠順・血統・騎手・調教・パドックetc・・・人それぞれ重視するものは当然違うでしょう。
どんなに完璧にデータを分析しても
どんなに完璧に展開予想をしても外れる時は外れます。
しかしながら”辿るべき道”というものは存在するように思います。
そこで今回は僕が思う「正攻法」の競馬予想として、一生使える普遍的な考え方・全体的な予想の流れを書きます。
当然僕自身もこの方法を毎週実践して予想していますので
・競馬予想の方法が定まらない
・イマイチ予想方法に自信がない
という方はぜひ最後まで読んでみて下さい(^_-)-☆
全ての基本は能力・実績評価
まず言っておきたいのは、能力・実績評価を一番最初にすべきということ。
どういうことかというと、どんなに調教が良かろうと、どんなに枠順が良かろうと
基礎能力が足りていなければそのレースで好走するのは不可能ということ。
例えるなら、一般人と陸上選手が100m走をすることになったとして
どんなに前者の体調が良く、後者が二日酔いで体調が悪かろうと
ほぼ間違いなく後者が勝つだろうことは想像に難しくないと思います。
もちろんこれは極端な例えかもしれませんが、競馬においても”能力差”はまず初めに判断すべきことです。
ここをはき違えると、能力的に全く足りていないのに「内枠だから」「逃げ馬だから」という理由で無駄な買い目を増やすことになります。
ここについてはYouTubeで詳しく解説しているので、興味があればご覧下さい。
能力評価の方法について
詳しい方法を全部書いていると1万文字以上になってしまうので、詳細は動画に譲りますが
基本的に今回走るクラス(現級)で、1着から0.5秒差以内の競馬をしたことがあるか否かがポイントになります。
この条件を満たした馬であれば、能力的には今回のレースで十分連対(1~2着までに好走)する実力があると判断できます。
※1200m戦に関しては差がつきにくいのでこの限りではありません。
つまり今回が3勝Cなら、過去に3勝Cでそれだけの好走歴があるかどうか
今回がG2なら過去にG2で好走した実績があるかどうかが鍵です。
🌟特に毎年決まった条件で行われる重賞(とりわけG1など)は、好走する馬の特徴が傾向として顕著に現れる。
その傾向の見つけ方は下記動画で詳しく解説している↓
もちろん昇級馬や”今回初めてG1に出走する”といった場合は、前走の勝ち方や相手関係から判断するしかありませんが
基本的にはこの考え方を実践していれば、シンプルかつ合理的に能力評価がおこなえます。
※過去5走において全て0.6秒差以上で負けている馬は、基本的に来ても3着までの可能性が高い。
※前走や過去レースで不利があったため大差負けしているケースもあるので、そこは映像判断も必要。
★問題は”その不利がなかったら際どい勝負になっていたか否か”のジャッジ。
具体的な予想ファクター
上記の視点で勝負になる馬を選別したら、いよいよ詳しく見ていく。
展開
メンバーを見て、先行馬が多いか差し馬が多いかを見ていく。
※実際は、各馬の前半3Fラップや”人気馬にどういう脚質の馬が多いか”も見ていくが、今回はシンプルに説明したいのでその点はまた後日。
逃げ・先行が多ければ差しが決まる想定を、差し馬が多ければ前残りの可能性が高いな、などど見当をつける。
しかしながら、競馬は圧倒的に先行馬が強い。
逃げ馬が多くても、後続も脚をなし崩しに使わされ結果的に前残りということも多々ある。
したがって、軸馬選びは基本的に中団から前に位置取る馬を選択するのがよい。
だから、展開予想は相手選びやレース全体の流れを把握する意味でおこなうと考えるのが良いと言える。
枠順
続いて枠順による影響を見ていく。
競馬は基本的にコーナーを回って走ってくる競技である以上、原則内枠の方が距離ロスが少なく有利である。
特に中山の芝1200m・1600m・2500mに代表されるように、スタート直後にカーブしているコースではその傾向が顕著だ。
特に、中途半端に先行したり中団に位置する差し馬ほど外枠だと距離ロスを被る。
逆に逃げや追い込みといった極端な脚質ならば、すぐ内に切り込むことでロスを防ぐことも可能になる。
※実際は馬場の荒れ具合によって内有利や外有利といった状況は刻々と変わるが、ここでは原理原則の話をしておく。
一方で、ダートレースにおいては砂を被る精神的ダメージにより、外枠の方が好走しやすい馬が多いことは覚えておいて欲しい。
もちろん、砂を被ってもパフォーマンスに影響ない馬もいるので、内枠を引いてもOKな馬もいるものの
基本的に砂を被らない方が気持ちよく走れるのは言うまでもない。
※このあたりは、JRAのYouTubeチャンネルでダートレースのジョッキーカメラ映像を見ると、腹落ちして理解できると思う。
だからこそ、逃げや先行馬には外枠を引いた時に好走することが多い馬もいる。
なお中山ダート1200mや京都ダート1400mのように「芝スタートのダート戦」の場合
”芝を走れる部分が外枠の方が多くダッシュがつきやすいから”という理由もある。
しかし、基本的には「砂を被らない」「揉まれにくい」という理由で中〜外の方が良い。
以上より原則として、
・芝=内枠有利
・ダート=中~外枠有利
と覚えておいてもらって構わない。
馬場適性
基本的に「能力評価・展開・枠順」の3点を重視すれば問題ないが、余裕が出てきたら馬場適性も見て欲しい。
これは単に、芝・ダートや良・不良という違いだけではなく
同じ芝の中でも、高速上がりの決着(新潟や京都)向きか、上がりがかかりやすい(中山や阪神の内回り等)馬場向きか
全体的に時計がかかるパワー型か(北海道の洋芝など)といった適性判断が有効になる。
ダートに関しても同様で、新潟のような軽くて速いダートもあれば
中山のように時計がかかってパワーのいるダートなど色々ある。
なお、ダートに関しては雨が降って馬場が悪くなると時計が速くなって先行有利に拍車がかかると思われているが
実際は軽くて走りやすい馬場になることで差しが決まりやすくなる、という側面もある。
そのため、キレ味を生かせる馬場か否かの判断も重要になってくる。
コース適性
最後にコース適性。
単に、”東京の成績が良いから得意”といった分析ではなく
「左回りで直線の長いコースが得意」とか「右回りで直線が長いコースが得意」といった理解の方が本質を理解できる。
ここから更に「コーナー2回(ワンターン)の1800mがいい」とか
「コーナー4回の1800mがいい」といった適性も掴めるようになってくると上級者に近づく。
これは成績を見て結果的にわかる場合もあれば
「コーナリングが下手だな」とか「コーナーで加速できないタイプだな」
といった映像から判断できる部分から理解できる場合もある。
このような観点を持つことで同じ阪神コースでも内回りは苦手で、外回りなら得意な馬がいる理由もわかってくる。
まとめ
以上が競馬予想の基本的かつ王道的な流れだと思っている。
実際はここに距離適性も踏まえて考えるが、距離は過去の結果を見れば即時に判断できるのでここでは省略する。
なお、僕は先述したファクターに加えて「血統」「騎手の特性」といった項目も踏まえて最終判断するし
人によっては調教やパドックといった要素を加味して判断すると思う。
しかし、最初から全ての項目を網羅しようとすると非常にきついし
予想するのが面倒になってしまう人もいると思う。
それではもったいないので、「能力評価・展開・枠順・馬場適性・コース適性」という最優先して見てほしい5項目を説明した。
それでも面倒ならまずは「能力・展開・枠順」の3つ。
この3項目を見る癖をつけるだけで、やらない人より飛躍的に予想精度が上がる。
なお、今日の内容について反響が大きれば、各予想ファクターについて今後深堀していきたいと思う。
また来週以降はメインレースの予想についても、しばらくYouTubeではなくnoteに書くことを予定している。
その際の予想も、今日話してきた要素を加味して結論を出していくので
今回の文章を見て興味がわいた人はぜひぜひ読んでみて欲しい。
ちなみに、noteでのレース予想は1/8シンザン記念からの開始を予定している。
それでは長くなったけど、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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