コスモエルデストの21
まずはこちらをご覧ください
馬体のことはよくわかりませんが、この子は肉質も歩様も柔らかく軽さがあるのに力感も備えており、今までのゴルシ牡馬とはちょっと一味違うなと思いました。
ウイン会員なら他を捨ててでもこの子に行っていると思います。
では血統面を見ていきましょう。
ゴルシとインブリード
「ゴールドシップはアウトブリードがいい」という人もいますが、正確には異なります。
ゴールドシップの血統を見てください。
シップの血統を見ていただきたいのですが、この中でインブリードしそうな馬を考えると
・サンデーサイレンス
・ノーザンテースト
この2頭のみになります。
もし母にこれらの馬を含まないとしたら、必然的にほとんどの馬がアウトブリードになります。
またこの2頭(とディクタス)は社台グループの至宝の血統であり、ゴルシの花嫁に多くいる岡田一族や日高系の牧場にはどうしても少なくなります。
(さすがにサンデーを持ってない馬は減ってきましたが、ゴルシにとってサンデークロスはあまり優位差がない)
そのため、そもそもゴルシは5代血統表上ではインブリードしづらい血統なのです。
では「やはりアウトブリードがいい」となるかというと、そうではありません。
例えばオークス馬のユーバーレーベン
5代血統表を見るとクロスはHaloとHail to Reasonのの薄いクロスがあるだけですが、ロージズインメイ×ブライアンズタイム×ザビールと、Turn-to系を三代連続で掛け合わせています。
また、目黒記念勝ち馬のウインマイティー
この1:58あたりからご覧ください
5代血統表ではわからないですが、ノーザンダンサーインブリードが濃い目であり、ナスルーラも現代競馬としてはかなり濃いです。
持たこの動画では触れていませんが、ザミンストレル≒ニジンスキーやトムフールもおり、母アオバコリンは古いアメリカ血統とナスルーラでガッチガチになっていることがよくわかります。
ゴルシの母にはアウトブリードではなく、ガッチガチに固められた母×アウトブリード気質な父という部分が必勝パターンになってきます。
コスモエルデスト21
前置きが長くなりましたが、本題に入ります。
サンデーサイレンス3×4に目が行きがちですが、ゴルシにとって特に優位性はないので取り上げません。
その他の血統を見ていきますが、良い感じに凝ってる血統です。
ロベルト
特に、ロベルトの血を2つ持っているのが素晴らしいです。
シルヴァーホークとリアルシャダイの父ロベルトはエプソムダービー馬で、その血統はゴルシとニックスのニジンスキー(バックパサー)と近い構成をしています。
(ニジンスキーとバックパサーについてはこちらの記事参照)
上記記事を簡単に要約すると「古いアメリカ血統でパワーマシマシ」という事になるのですが、ロベルトの血統も「古いアメリカ血統でパワーマシマシ」になります。
まずニジンスキー(バックパサー)と同じくしているのはBull lea(と父Bull Dogと全兄Sir Gallahad)、Blue Larkspur、Man o' Warなど
その全てが、古いアメリカを象徴する名馬たちです。
ロベルトはその殆どを自身の血統内でインブリードしているゴリッゴリにコリコリな凝った血統であり、もうそのままゴルシの母にしたい血統です。
これだけパワーあふれまくりな血統はいくらあってもいいですからね(内海)
デインヒル
こちらもアメリカの名血ぞろい
内容が濃すぎてよくわからないことになってますが、
そもそもノーザンダンサー×バックパサーのニジンスキーと同じような血統なんで相性がいいに決まっているし、またバックパサーとは別のアメリカの歴史を濃縮したような血統なので、ヨダレが出そうです。
そんな好相性であることもあり、母4代までにデインヒルを持つ馬は6頭中4頭が勝ち上がりという驚異の勝ち馬率を誇ります。
また、成績も安定しており優秀です。
マックスビューティも実は濃い
ここまで濃い濃いと言ってきましたが、5代母のマックスビューティもゴルシと濃い目にクロスします。
ゴルシと出会うための血統と言いたくなりますね…
まとめ
まとめますと
結論
多分ヤバい(体調不良で語彙力がお亡くなりになった)
適性・能力
基本的には大箱は向かない。
基本はアメリカパワーを活かした小回りマクリになると思われる。
ローカル中心になるが、パワーが上振れしたら中山2200や2500の上級戦で見たい。
流石にジュニパーベリーみたいにはならないと思いますが、デインヒルとヌレイエフというスピード血統が荒ぶってるので、マイルでもやれるポテンシャルはあると思います。
もし1400以下で勝てばお祭りになりますね。
未勝利は通過点でお願いします。
(ウインの岡田将代表も皐月賞を目標と言われたようで、私も同様の見解です。)
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