第87回 東京優駿（日本ダービー）予想

早速ですが印の方から。

◎15番サトノフラッグ
○5番コントレイル
▲12番サリオス
☆3番ワーケア
△9番ダーリントンホール
△4番レクセランス
△14番マイラプソディ

本命は皐月賞と変わらずサトノフラッグにしました。前走の敗因がハッキリと掴めない点のみが不安材料ですが
元よりダービー向きという評価で馬場コンディションが悪い弥生賞を楽に勝ち切った辺り、既に裏付けされているスタミナもあります
と思えば2歳時に東京でレコード勝ちをしているように時計の出るコンディションもこの馬にとってはプラスに働く可能性が高いです
追切も相変わらずの動きの良さですし、今回はあえて余裕を残す調整にして馬に余力をしっかり残しておく調整スタイルを選択。
実際に前回の皐月賞の時は3週に渡ってヒューイットソン騎手が追切に騎乗し、1週前は一杯に追い、直前も猛時計を出す形でした。

皐月賞時
一週前追切:南W62.9 48.5 35.4 12.2
直前追切:南W65.8 50.3 36.5 12.1

ダービー
一週前追切:南W68.5 53.0 39.1 12.8
直前追切:南W65.8 51.1 36.8 11.9

今回は全てを助手に任せ、かといって緩ませすぎない調整。総合力の高い馬なので皐月賞の結果からの巻き返しは十分に可能と判断しています。

対抗はさすがにコントレイルになりました。
土曜日の競馬を見る限り要求されるのはスタミナよりスピード能力でそれに一番長けているのは間違いなくコントレイル
追い切りを見る限り唯一といっていい不安の材料だった内にモタれる面もなくなっているし、ここにきて弱さが抜けてきているのも強調できる点
そのモタれるのが悪癖ではなく体が出来上がっていなかったが故だったとすると、なかなか末恐ろしいポテンシャルを持っています。
舞台は中山から更に良い東京に変わります。時計勝負ももってこいですし、枠順的にもやりたい競馬が出来るであろうというのもいいですね。
折り合い面で課題のある馬が東京の大歓声でヒートアップしてしまい…というのは珍しい話ではありませんでしたが
今年は残念ながら無観客での開催となるので、その点もコントレイルにとってはとても良い材料となるのではないかと思います。

3番手評価はこちらも皐月賞と変わらずサリオス。
先日挙げたダービー出走馬全頭解説でも触れたのですが、ダービーへ向けて言葉通り体を作ってきたのがこのサリオス
かなりの大型馬で軽さという言葉はどこへいったのやら圧倒的に重厚感のある走りを見せてきていた馬ですが
あのままの体型だったら恐らく中距離が限界になってしまうのですが、そこは堀厩舎らしく見た目からちゃんと作ってきていました（フォトパドックを参照）
今後の活躍の舞台としてはもちろんマイル、中距離路線も目に入ってくるでしょうけど、ダービーへ向けた仕上げという意味ならこの馬も負けていませんね。

そしてこの上位評価3頭に共通する点が、2歳時に東京でレコード勝ちをしているという時計勝負、東京への適性の高さ
面白いのがどれもタイプの違う馬。近年の中では一番面白いダービーなのでどんなレースになるか期待したいですね。

もしかしたらこの上位3頭を逆転できるかもと思っているのが☆評価にした3番ワーケア
皐月賞を介さないローテーションでもダービーで活躍できますし、お世辞にも良いコンディションで開催されていたわけではないので
少なからずダメージというのはあったはずなのですが、この馬ははじめから目標をダービーに定めて皐月賞をスキップ
デビューから2戦の東京で見せたパフォーマンスは圧巻でしたし、コーナーで加速が付くタイプではないので中山は不向きだったと言っていいでしょうね
今回は実績のある東京コースに替わりますし、結果的にルメール騎手はサトノフラッグではなくワーケアを選択しています。
その点からワーケアも勝ちを意識できる馬であることの証明にもなりますし、実際に皐月賞を使っていた馬より早く調整を出来ている点もプラスの材料になります
上位3頭を逆転できるとしたらこのワーケアが最有力候補なのではないかなと判断しました。

以下は皐月賞で力を出しきれなかったダーリントンホール。本質的にはもう少し短い距離の方がいいのかなと思いますが東京に実績がありますし
相変わらず追切の動きは圧巻です、前走で見限るにはあまりにも惜しい、そんな不完全燃焼な競馬だったので引き続きの期待。

大穴での注目はレクセランス。右回りだと内にモタれる癖があるので左回りに変わるのもいいはずで
前走は全く流れに乗れていないながら終いは良い所を見せてくれました、それまで無敗で来ていた事実もありますし
思い切りの良い鞍上が乗るというのも注目していい材料ですね、先行策なら一発あってもいいと思います。

最後に印を回したのが昨年末時点でコントレイル、サリオスに続く3強一角だったマイラプソディ。
走っていないのは気持ちの問題という判断で、チークピーシーズを着用し最終追い切りは左回りを使える火曜日に。と出来る工夫は全てしてきた形
明らかに行きっぷりはよくなっていますし、中山より東京の方がいいのも確か。鞍上も不気味ですしまだ印を打ってもいいのかなと思います。

買い目については結構悩んだのですが、若干特殊な形にしようかなと。
3連単フォーメーション
◎○→◎○▲☆→◎○▲☆△ 30点