今夜も結果論 きさらぎ賞

今回も大ハズレの結果に終わった馬券、ではあるが……3連単14万1960円では仕方ない。
大荒れの結果だが、後付けであれば、なんとかこのレースも説明がつく、ということで、結果論で語っていこう。

まずは結果をチェックすると……

1着 4 ダノンチェイサー 3番人気
2着 1 タガノディアマンテ 6番人気
3着 6 ランスオブプラーナ 7番人気
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4着 3 ヴァンドギャルド 1番人気
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7着 7 アガラス 2番人気

というわけで、馬券の結果から、まず最終2.0倍、ずっと1倍台のオッズで推移しつつ飛んだヴァンドギャルド。
事前の予想動画でも、この馬は消しにしていたが、世間一般の評価では前走ホープフルSで「不利があった」から巻き返す、と1倍台。

この馬については、まず過剰人気だったのではないかと思えるのだが、そのポイントとしては
・ホープフルS、東スポ杯のレベルが過信されすぎた
・ホープフルSでの不利が喧伝されすぎた

という2点に凝縮されるだろう。
前者については、アガラスを軸にしてしまった時点でぼくも見抜けていないのだが、後者についてはレース動画を見直して、しっかり判断することができた。
不利を受けて行き場をなくす前、後ろの馬に捲くられて、前に入られてしまったことが原因なのだが、さらにその手前でジョッキーがGOサインを出しているにも関わらず、馬が反応できておらず、後ろから馬が来ても行き脚がついていないのだ。
勝負どころでモタつくところがあって、それが敗因であると言ってしまっていいだろう。
つまり、ヴァンドギャルドに関しては弱いから負けたといっていい。

2番人気のアガラスについては軸にしてしまっているし、体重のせい、週頭の予想動画では消しづらかったということにして、次は来た馬の来た理屈をチェックしていきたい。

勝ったのはダノンチェイサー。
前走、中京のこうやまき賞からの連勝となったが、前走2着馬マイネルウィルトスの「ものさし馬」っぷりが半端ない。
ここ3戦連続2着で勝ち馬が
ダノンチェイサー(次走きさらぎ賞勝ち)
マイネルフラップ(次走シンザン記念2着)
エメラルファイト(前走朝日杯FS6着)

とすべて重賞で通用しているのだ。
戦前の段階でも、「こいつは多分……」ということで印を回していたのだが、ダノンチェイサーが勝った今、もう断言していいだろう。
今年の物差し馬1号がマイネルウィルトスだと。

そして、マイネルウィルトスは今週土曜9Rこぶし賞に出走予定!!
相手も素質馬が揃っているので、マイネルウィルトスを破る重賞クラスの可能性が高い馬がまた出てくるか、このレース結果には要チェックだ。

そして、2着タガノディアマンテはオルフェーヴル産駒!!
前走のエリカ賞で3着に敗れていて、例年レベルの高いエリカ賞も今年は2着馬、4着馬が次の500万下で惨敗していたりして正直買いづらかった。
しかし、新冠タガノFは毎年、2~3歳OPで活躍しているし、どこかで一発穴を開けるかな、という匂いもなかったわけではない。

エリカ賞組がレベル低いと目されるなかで、脚質転換が結果を出すひとつのポイントになった可能性は高く、となると予測はやや困難ではあった。
人気薄で一変するならこの馬かもなあ、という程度の狙いどころしかできない気はする。
もう1点考えるとすれば、ステイゴールド系の、力のいる馬場への対応で、父同様のこのカタチの競馬、というのも実はこの馬にはよかったのかもしれない。
直前の雨でさらに力のいる馬場になったことはかなりプラスで、雨が降っていると知らされたときには「やられた」と覚悟せざるを得なかった。

それでも、3冠馬の父オルフェーヴルはこのレース3着に敗れていて、だからこそ適性面で疑わざるを得なかったのだが、ここは一旦「父を越えた」と喜んでおこうかw

そして、3着のランスオブプラーナは予想動画の最後で、閃け!大穴!!のコーナーにて推奨した馬だった。

血統的には京都外回り向きといえる、父Sadler's Wells系、そして母父マンハッタンカフェで、血統的にも少し注目が必要だった。
欧州血統にとって得意と思われる京都外回り、でもあり、母父マンハッタンカフェもまた、自身や産駒が京都外回りで特筆すべき結果を残しているのだ。
また、矢作調教師にとっても、この距離延長は得意パターンの可能性はあり、2014年に単勝万馬券ながら5着に入ったオールステイも、500万下の芝1400からの距離延長であった。

また、展開的には、短距離で前めの競馬をしていて、逃げることは予期できた。
少頭数の競馬となれば、逃げ馬の前残りに警戒しなければならないのは言うまでもないところで、まずこの時点でチェック対象にあがってくる。
また、今世代、3歳戦線で逃げ馬がイマイチ結果を出してはいなかったが、クラシックトライアルが始まるまでの2~3歳OPにおいて、例年どのOP特別も逃げ馬が穴を開ける例は古馬戦と比べて多かったはずだ。

また、逃げ馬有利になり得る展開の鍵としてもうひとつ、圧倒的1番人気の馬が後ろから、しかも仕掛けどころでモタつくタイプで、他の馬たちの仕掛け遅れの可能性はさらに高まっていたといっていい。

というわけで、14万馬券のカラクリは説明できたところで、今度こそ当てるぞと決意を新たに、来週の競馬に挑みたい。


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