東京卍リベンジャーズ沼

昔からアニメをよく見ていた。

今期のアニメで一番楽しみに見ているのは東京リベンジャーズだ。マンガが原作で、少し前からテレビでよく紹介されていた。私もアプリの無料サービスで1巻だけ読んだこともあった。

新宿スワンを書いている和久井健という人が作者で、平成3年生まれの不良中学生が暴走族チームにはいってトップを目指す物語だ。しかしそのトップを目指す理由が、実は主人公は中身が26歳の未来からタイムリープしてきており、未来でこの暴走族が前身となった犯罪組織に殺された彼女を助ける為に奔走していくというストーリー展開になっている。唯の不良物語でないだけあって、女性にも受け入れやすいのか女性人気もある。さらに主人公勢がS62〜H3年生まれで、時代背景がいまの30歳前後の読者からすると親近感がある。30歳前後といったら、ドラゴンボールやワンピースなど、マンガアニメが認知されていった時代を過ごしてきた世代であり、かつ、働き盛りでお金もあって、ある程度の人は子供もいて我が子と一緒にハマれる環境だ。ターゲットととしては最適なのではないか!

こういうマーケティングをきちんとしていたとしたら実に凄い。

そして私はこのマーケティングにまんまとハマった。アニメを切り口に最近漫画も全巻よんだ。出てくるキャラクターが個性的でみんながかっこよく、誰推しかトークでも盛り上がれる。最近のマンガの流行りを押さえており、主人公はぱっと見地味で喧嘩も強くなく、泣き虫だ。でも、この主人公が個性的な仲間に助けられて強い信念を持ってボロボロになっても曲がらずに進んでいく姿は応援したくなってしまう。そして敵キャラも純粋悪ではなく、孤独を抱えていたり、純粋な気持ちを持っていたり、人間味がある。この①主人公が活躍しまくる冒険譚ではない、②仲間も敵も魅力がある、というところは鬼滅の刃にも共通する売れポイントだと思う。

私のバスケサークルでも流行っており、練習中にアニメのOPが流れるとみんなテンションが上がる。仲の良い人同士で好きなキャラ談義をしたり、タイムリープの考察をしたりしている。今日も練習終わりにミニストップでアイス食べながらお喋りした。誰々さんの推しキャラはこの人かー、誰々さんぽいなとか、意外だなとか、あまり中身のない話で盛り上がった。我ながらミーハーだがとても楽しかった。

あと、私って単純と思うのだが、これにハマってからバイク乗ってる友達が羨ましくなったり、タバコ吸ってるおじさんがかっこよく見えたりする。私って単純笑

いまは22巻まで読んだけど、最新巻は24巻まで出ている。みんなともっと話をしたいから、最新巻まで買おうかなと思っている。

これぞ沼。

コロナで出来ることが限られていくと、人とのコミュニケーションツールが減って、いつかは定番の雑談として、今流行っている漫画のネタで会話するのが鉄板になっていくのかもしれない。天気いいですなー、みたいに。

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