人に期待しない事
人に期待しない事。
これは私が社会人になって学んだ事であり、私の信条の一つである。
1.この言葉を学んだ経緯
新入社員で営業職につき、会社の様々な人と関わり合って仕事をすることになった。これは営業に限らず全社会人に共通する事だが、一人で仕事はできない。特に新入社員ともなると、1から誰かに教えて貰わないと何もできない。仕事の赤ちゃんである。。
私は幸いにも面倒見の良い上司、暖かく見守ってくれる先輩、仲のいい同期に囲まれて順調に仕事を覚えていく事ができた。
ある程度の簡単な業務はこなせるようになり、仕事のランクが上がってくると、営業ではわからない製品の事や、必要なデータなどバックオフィスのサポートが必須になってくる。今まで触れても来なかった環境法規制の世界や仕入販売の経済の世界まで入らなければならない。
そうすると、一緒に働くプロジェクトチームの人に色んなお願いをする場面が増えるのだが、自分の思うように100%人が動いたことはなかった。
このデータをいつまでに欲しい、この書類を作ってくれ、この現場作業を進めといてくれ、などお願いした事が期限に間に合わない、指示と違うことをしている。もちろんこれはその人達のせいでは無い。その人達には私の案件以外に膨大な業務があり、想定通りに仕事が進められないのだ。私の指示が悪く、解釈違いをしてしまったのだ。
そうは分かっていても、やはり感情は揺れてしまうもので、期待以上の仕事をしてくれると嬉しいし感謝が湧き上がる。期待以下だとガッカリするし、怒りが込み上げることもある!
そんな中で自然と身についたのが「人に期待しない事」。所詮は他人、所詮は他人事、自分の仕事は誰の為でも誰のものでもなく、自分のものだ。
2.信条とした理由
そう考えると、仕事がとても効率よく進んだし、心に平和が訪れた。私はもともと物凄く感情的な人間だが、仕事の良し悪しで感情に振り回されることがなくなった。
副産物もある。何か業務にトラブルやミスが生じても焦らす騒がず、じゃあ次こうしよう、じゃあこの部分を変えてみよう等、淡々と仕事をこなせるようになった。感情の起伏が少ない分、怒ったり落ち込んだりする手間がいらないのだ。凪の状態でいられる。
(この副産物によって、反省が甘くなってしまうことは良くは無いと思っている。それはまた別の方法で解決したい。)( ・∇・)
3.ここにきてうまくいかなくなった事
ここからが起承転結でいう転。
私は結婚して1年半、旦那さんとのコミニュケーションに苦労している。深掘りすると長いのだが、要は価値観が大きく違う2人なのに自分の価値観を押し付け、違うことに憤りを感じているのだ。
人に期待しないを信条にしているのに未だにこの旦那という生命体にだけ、怒りが込み上げる。自分を理解してもらおうとする。なぜなのか。。
100%期待通りに仕事が進まないように、100%旦那が思う通りに動くわけないのだが、私はまだ期待をしてしまっているらしい。この1年半で裏切られ落胆した経験(トラウマにも近い)があるのに、なんと学習能力の低いことか。
家庭生活も仕事と同じまでとはいかなくても、それに近い凪の状態でいたい。感情に振り回されてストレスを感じたくない。
ほぼほぼ家庭崩壊まで行ったからこそ、奴への信頼が地に落ちたからこそ、一旦落ち着いて期待せず、ある意味他人なのだと割り切って察してみようと思う。
4.まとめ
今回は仕事の効率化の話かと見せかけて結局は旦那の愚痴である。
旦那さんに期待しないことで少しでも心が落ち着き、冷静になれることを願う。
人に期待しないのは決して薄情な気持ちだけではなく、その人の未来に期待している事なのだから。
(未来に期待している裏返しなんだねって友達に言われたから、嬉しかったからそう思うことにしている)
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