新たに。

書き記し。

良いもの作りたいってよく言ってた気がする。
良いものってなんだろうってよく考えてた。いつも。
でも「欲しい」が大事だと思って、オーダー家具デザイナーとしてお客さんの欲しいものを作り出して、作家として自分の欲しいも創造している。でもそれらが良いものかって言われたら、それは良いものだと思ってるけど、客観的には分からない。

限られた条件の中でも、人それぞれの良い物を、自由に選んで使って幸せになるのが一番いい。良いものってみんな自分の中にあるもので、絶対的に良いものって無くていい。ただ結局物を選ぶのって自分の評価だけじゃなくて、人の評価を参考にしたり、物によっては人の目も気にしちゃうこともある。でも自分にとって真に良いものを使いたいし、使って欲しい。

良いものってどこに着目するかで変わる。
各ブランドやそのプロダクトは、その要素を明確にブランディングして、良いもの、欲しがるものをクリエイトしてる。その絞り込んだ価値観に共感する人が評価する。良いものと判断すれば、その人にとっては良いものになる。
当然、着眼点を変えてブランディングすれば、その中で別の良いものが存在する。

そう考えた時に、今までも取り組んできた要素の中で、抽出して絞り込んでみたい要素があった。それは、
・環境負荷
・サスティナビリティ
・自由な表現

環境負荷の低減に対しては、昨今のSDGsの影響もある。
これはご存知のように賛否ある。教育現場などでは重要な取り組みだと教えてるけど、金儲けだの不平等だの色んな意見もある。僕としては、SDGsの項目を見てポジティブな気持ちを感じたし、何か一つでも貢献したいと思った。そして目の届く、手の届く範囲のことでも、見聞きしたり考えたり改善できる事とその手段もイメージしてきた。
サスティナビリティは、当初から長く使える品質と美観を目指してきているけど、別の方法を思いついたから、提案したいと思っていた。
自由な表現は、根本的な創造に対する考えだけど、ユーザーとしてもそれを気軽にできるようにしたいと考えていた。例えばカスタムスニーカーみたいに。

これ良いんじゃないかなと思ってこの1年商品を考えてきたんだけど、まずは一つ形にしようと開発を始めた。
ざっくりとしたブランディングと並行して商品も考えて来たけど、具体的にしていることはまだ無い。
まぁきっとうまくいくだろう。

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