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MXR CSP035 Shin-Juku Drive 個人的レビュー

今回は今となっては結構レアだと個人的には思ってる…

MXR CSP035 Shin-Juku Driveというオーバードライブをレビューします。
ではいつもの通り一言で言うなら…
「使いやすさと奥深さを兼ね備えたオーバードライブ」でしょうか。

コントロールはアウトプット(レベル、ボリューム)、トーン、ゲイン、そして左上のDARKスイッチの4つ。

歪みは分かりやすいキャラで、バリッとしたアタックのある音の中にしっかりとした太さと粘りがありますね。カラーリングからTS系を思い起こしますが、一応ダンブル系みたいですね。この音が好きな人は多いだろうな。
歪みを上げていくとファズっぽい音になりますね。ゲイン量は高めです。ボリュームへの追従性は良さげなんでボリューム絞って出すクリーンもなかなかに味があって私は好きな音ですね。そういう意味ではクラシカルな音のオーバードライブなのかも。
トーンも分かりやすく効いてくれますが、トーンだけでも歪みます笑
なのでトーンMAX、ゲインはミニマムって設定でも面白いですよ。両方MAXでも同様ですね。そこまで破綻しない音が作れるのは凄いですね。

で、DARKスイッチ。これをオンにするとその名の通りハイカットされたダークな音になりますね。ストラトのフロントを使って粘っこい味のあるソロを顔と一緒に弾きたくなります。軽くディレイかけたらもっと良さげだなぁ。

気になる点は、今(2023/03)では手に入りにくいって事くらいでしょうかね。強いて言えば比較的簡単に、直感的に音が作れるからその音に飽きやすいかもしれない。音自体にも目新しさや独創性はないですけど、万人受けしやすいでしょうね。ただ、個人的に弾き続けるとどんどんハマるキャラでもあります。

MXRとShin’s Musicの鈴木氏のコラボモデル、いやぁ恐れ入りました。ここまでいい音がこんな簡単に作れていいの?って。私の敬愛するエリック•ジョンソン氏のヴァイオリントーンを思い出しました。ファズっぽい所がそうなのかも。

入手は難しいかもしれませんが、見かけた際は是非試奏して見ると、このペダルのヤバさを思い知ることになると思います。ギターはあまり選ばないと思いますが、マーシャルとか相性良さげだと思います。
比較的王道のドライブサウンドが好きな方、クラシカルなオーバードライブをお探しの方、中身の詰まった濃厚な歪みが大好きな方にはオススメです。
分かりやすくも弾き続けると段々と良さが分かってくるスルメみたいな奥深さのあるオーバードライブですね。

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