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Vroomについての徹底分析&投資戦略

ケイ ( @Kei_IPOstock )です。主に米国IPOに関する情報を発信しています。

今回は6月にIPOしましたVroom (VRM)について、目論見書、並びに直近の決算の情報をもとに深く分析をしました。

海外投資家でインフルエンサーのPuruさんも購入しているものの、株価は競合のCarvana (CVNA)と比較し、だいぶ苦しんでいます。

Q3決算を11月11日に控える中、恐らくホルダーのほとんどの人が含み損の状況のため、どうしたらいいねんこの株!と思っている人もいらっしゃるのではないかと思い(かくいう自分が最もそう思っているw)、今回私なりに分析をしてみました。

ちなみに、PuruさんもVRMには頭を悩ませている様子がTweetからも伝わってきています(曰く、VRMが犬小屋から出てこないという何ともナイスな表現をしていますw)。

通常、私のアカウントでは、お忙しい方を対象に1分程度で銘柄のことについて理解できるような1枚スライドをしているのですが、今回は少し趣向を変えて、2部構成で作成しています。

まず、1枚スライドに会社概要やビジネスモデル等を記載し、最低限の情報を1分でインプットできるように作成しています。

次に、銘柄の詳細分析を行いました。

本業が公認会計士で財務分析に強いという事もあり、財務分析に視点が寄ってしまいましたが、

① 株価の現状整理(CVNAと比較して)
② どこが課題なのか(なぜ株価がCVNAのように上がらないのか)
③ なぜその課題が生じているのか
④ それを踏まえて次回決算では具体的にどこを気にするべきなのか

という点について、分析し、最終的には理論株価の算定まで行っています。

公開時点においては、恐らく日本で1番詳しいVRMの分析記事になるかと思います。VRMホルダーの方や今後投資を考えている方の参考になれば幸いです。

会社概要

✔ 中古車業界を変革する中古車販売ECプラットフォーム運営企業
✔ 垂直統合されたアセットライトなアプローチで、中古車両の買取から販売まで、車両の売買プロセスのすべてのフェーズを網羅
✔ 投資家:取締役や自社従業員で49.4%、他、PEのL Catterton16.8%が大口株主
✔ 設立2012年、従業員数800名

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