ZoomInfo 決算解説～FY21Q1～

今回は5月4日に発表されたZoomInfo (ZI) のFY2021Q1の決算解説をしていきたいと思います。

ZoomInfo Announces First Quarter 2021 Financial Results | Zoominfo Technologies, Inc.

なお、ZIについては過去に徹底分析した記事を書いてますので宜しければこちらも是非（私のTwitterフォロワーを千人単位でブーストさせた名作です・・・）。

FY2021Q1決算概要

概要については、ユーエスさんのツイートをお借りします（ユーエスさんいつもありがとうございます）。

📇 $ZI ZoomInfo FY21 Q1

⭕️EPS: $0.13🆚$0.10(予想)
⭕️売上高: $153.3M(+50%)🆚$145.5M

▶️ACV $100K超の新規顧客数: 950以上

▶️ガイダンス
Q2
⭕️EPS: $0.11~0.12🆚$0.11
⭕️売上高: $161~163M🆚$154M

FY21 🌟上方修正
⭕️EPS: $0.49~0.50🆚$0.48
⭕️売上高: $670~676M🆚$653M

▶️時間外 +1%📈

— ユーエスさん🇺🇸米国株投資🍺🥃🍷🍶 (@us_stock_invest) May 3, 2021

結論としては、前回のFY20Q4に続き、全てOKな決算でした。

FY2021Q1決算ハイライト
✔　売上高は、前年同期比50％増の1億5330万ドル。
✔　営業利益は2,800万ドル、調整後営業利益は6,610万ドル。
✔　GAAPベースの営業利益率は18％、調整後営業利益率は43％。
✔　営業キャッシュフロー9,300万ドル、フリーキャッシュフローは9,750万ドルを記録

最近のビジネスハイライト
✔　ZoomInfoプラットフォームは、Forrester Research社の「The Forrester Wave™」においてB2B Marketing Data Providers, Q2 2021におけるリーダー企業に選出
✔　EngageとZoomInfoプラットフォームとの統合ポイントを大幅に拡大し、ZoomInfoやSalesforce.comからEngageへの連絡先の検索・インポート機能を強化して効率化を図るとともに、ターゲット市場のペルソナを設定して、ターゲットに推奨される連絡先を受け取ることができるように
✔　TrustRadiusのセールスインテリジェンスソフトウェア部門において、4年連続でトップレート賞を受賞
✔　2021 TrustArc GDPR and CCPA Practices Validationsを取得し、ZoomInfoがプライバシー保護を重視する企業であることが確認された。
✔　3億5,000万ドルの2029年満期3.875%のシニアノートを発行し、4億ドルのタームローンBをL+300でリファイナンスし、2026年2月に満期を迎えることで、支払利息の削減に成功
✔　ZoomInfo は、年間契約額が 10 万ドル以上の 950 社以上の顧客を獲得し、当四半期を終了

ガイダンス
FY2021 Q2
✔　売上高（GAAP）$161 - $163 million
✔　調整後営業利益（Non-GAAP）$68 - $70 million
✔　一株あたり調整後営業利益（Non-GAAP）$0.11 - $0.12

FY2021通年
✔　売上高（GAAP）$670 - $676 million
✔　調整後営業利益（Non-GAAP）$290 - $294 million
✔　一株あたり調整後営業利益（Non-GAAP）$0.49 - $0.50
✔　アンレバードフリーキャッシュフロー(Non-GAAP）$290 - $295 million

決算解釈

以下は、上の事実関係やZoomInfoのビジネスモデルを踏まえて、より深く決算を精査し、どの様に今回の決算を理解し、解釈していくべきかを私なりの視点で分析したコメントになります。

有料とはなりますが、ZIの財務情報に関しては、過去に徹底分析をした経緯もあり、結構詳しいという自負があるので、より深い分析を確認されたい方や、決算の見方について、勉強されたい方には役立つような内容に仕上げていますので、宜しければ最後までお読みください。

では、以下の点から見ていきましょう。

▶決算メンテナンスの方法
▶決算から考えるZoomInfoの凄さ
▶今後の見通しについて（RPOの状況含む）思うところ
▶上記分析を踏まえた雑感