中国不動産仲介プラットフォーム運営最大手KE Holdings(BEKE)についての株価ポテンシャル&投資戦略について徹底検証!
ケイ ( @Kei_IPOstock )です。主に米国IPOに関する情報を発信しています。
当アカウントでは、今回の様な新規IPO銘柄に関する分析や、新規IPO銘柄並びに2020年IPOの主力銘柄に焦点を当て、1週間の振り返りと次週の戦略について考える「米国IPO通信」の発信も行っております。また、会計やファイナンス、IPOについて、出来る限り初心者の方でも理解できるようなコンテンツの発信もしていきたいと思っています。是非当アカウント並びにTwitterのフォローもお願いできますと幸いです。
さて、今回は本日2020年8月12日上場で、中国不動産仲介プラットフォーム運営最大手のKE Holdings(貝殻找房)(Ticker: BEKE) について記事を書きたいと思います。
最近増資が発表され、株価も大幅に下落したことから心配されているかたもいらっしゃるかと思います。
その一方で、ARK Investmentも10月下旬からBEKEについては、新規購入を始めており、BEKEの将来性について興味を持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回のnoteの構成としては、前半では、いつも通りざっくり概要を掴んで頂くために、会社概要やビジネスモデル等で抑える重要な点を記載し、重要な情報を1分程度でインプットできるようにスライドを作成しています。
後半で、BEKEについての投資戦略について詳細に検討を行いました。
最終的には、BEKEに関する投資意思決定のプロセスや株価シミュレーション等、私自身の脳内で考えたことを初心者でもわかるように、平易に文書化しました。
また、BEKEの投資に興味が無い方であっても、米国市場で上場されている活きた銘柄を使った財務分析や会計思考、またファイナンス思考の教材として使ってもらえるかと思いますので、是非最後まで読んで頂けますと幸いです。
Disclaimer:
✔ 本記事は、企業分析の教育用目的に執筆された記事であり、投資推奨並びに投資助言を意図したものではありません。
✔ 最終的な投資判断&投資責任は全て読者の方に委ねられますので、投資を検討される場合は、読者自身で最終的には調査の上、意思決定をしてください。
1.1分で理解するBEKE
【会社概要】
✔ 中国発不動産取引プラットフォーム運営企業であり、中国不動産仲介最大手Lianjiaから2018年にスピンオフ。2019年の同領域国内シェア第1位
✔ IPO時投資家:創業者・自社役員等・創業者関連会社で70%程度、外部の筆頭株主はテンセント。中国政府資本は入っていない模様。他、Softbank Vision FundやHillhouse等大物が並ぶ。なお、Tencent、Hillhouse、Sequoia CapitalがIPO時に公開価格で購入。これら3社のロックアップ期間は365日と他株主に比べて長く、株価に対する自信が窺える
✔ CEOのZuo HuiはLianjia創業者であり、2016年から中国不動産商工会議所副会長を務めるなど業界に豊富な人脈を有する
✔ 同社Visionは3億世帯に総合的に信頼される住宅サービスを提供すること
✔ 設立2001年(Lianjia創業年)、従業員数87,706名
【まとめスライド】
時間が無い方はこのスライドをご覧ください。要点をまとめていますので、このスライドを見れば1分でBEKEのことを理解できるかと思います。
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