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Palantir (PLTR) 決算解説~FY21Q1~

今回は5月11日に発表されたPalantir (PLTR) のFY2021Q1の決算解説をしていきたいと思います。

なお、PLTRについては過去に目論見書を分析した記事を書いてますので宜しければこちらも是非。

また、前回のFY20Q4決算解説には下記の通りです。

FY2021Q1決算概要

というわけで今回の決算を見ていきます。

概要については、ユーエスさんのツイートをお借りします(ユーエスさんいつもありがとうございます)。

結論としては、全てOKな決算でした。

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✔ Total Revenueは前年同期比49%増の341百万ドル
✔ 米国商業部門の売上高は前年同期比72%増
✔ 米国政府機関の売上高は、前年同期比83%増
✔ 営業キャッシュフローは1億1,700万ドルで、前年同期比4億400万ドルの増加、営業CFマージンは34%
✔ 調整後のフリー・キャッシュ・フローは1億5,100万ドルで、前年同期比4億4,100万ドルの増加、フリーキャッシュフローマージンは44%
✔ GAAPベースの希薄化後1株当たり純損失は▲0.07ドル
✔ 調整後の希薄化後1株当たり利益は0.04ドル

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ガイダンス

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FY2021Q2
✔ 売上高は3億6,000万ドルで、前年同期比43%の増収
✔ 調整後の営業利益率は23%

FY2021通年
✔ 調整後のフリーキャッシュフローは1億5,000万ドル超

また、最高経営責任者(CEO)のアレックス・カープが発表した長期的なガイダンスポリシーに基づき、引き続き以下を見込む

✔ 2021年から2025年までの年間収益成長率は30%以上を見込む

決算解釈

以下は、上の事実関係やPLTRのビジネスモデルを踏まえて、より深く決算を精査し、どの様に今回の決算を理解し、解釈していくべきかを私なりの視点で分析したコメントになります。

有料とはなりますが、より深い分析を確認されたい方や、決算の見方について、勉強されたい方には役立つような内容に仕上げていますので、宜しければ最後までお読みください。

では、以下の点から見ていきましょう。

▶決算メンテナンスの方法
▶決算分析を通して見えたてきたPLTRの収益力
▶今後の見通しについて思うところ
▶上記分析を踏まえた雑感

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