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ContextLogic (WISH) 決算解説~FY21Q1~

今回は5月12日に発表されたContextLogic (WISH) のFY2021Q1の決算解説をしていきたいと思います。

なお、WISHについては過去に目論見書を分析した記事を書いてますので宜しければこちらも是非。

FY2021Q1決算概要

というわけで今回の決算を見ていきます。

概要については、ユーエスさんのツイートをお借りします(ユーエスさんいつもありがとうございます)。

ご存知の方も多いかとは思いますが、地合いが悪かったことに加え、決算数値的にはネガティブな印象を持たれた方も多く、決算発表後株価は▲30%程度の大暴落をしています。一方で、翌日の金曜にはショートスクイーズ的な戻しが入ったため+20%位となっており、ボラティリティが凄いことになっています・・・。

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CEOコメント(IRページ翻訳)
Wishの創業者兼CEOのPiotr Szulczewskiは、「Wishは2021年を好調にスタートし、トップライン、ボトムラインともに予想を上回る第1四半期の業績を達成しました。売上高は2020年第4四半期から加速して前年同期比75%増となり、調整後EBITDAマージンは前四半期比、前年同期比ともに改善し、当社のビジネスモデルにレバレッジが効いていることを示しています。当社が最も重視しているのは、効率的なユーザー獲得、マネタイズの向上、リテンションの向上を通じて、長期的な成長を継続させることです。当四半期は、計画通りに進捗し、Wish Localの拡大や製品選択の多様化など、新たな取り組みの機運が高まりました。世界経済が回復を続ける中、Wishアプリで見られる旺盛な需要に満足しています」と述べています。

FY2021Q2ガイダンス

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決算解釈

以下は、上の事実関係やWISHのビジネスモデルを踏まえて、より深く決算を精査し、どの様に今回の決算を理解し、解釈していくべきかを私なりの視点で分析したコメントになります。

有料とはなりますが、より深い分析を確認されたい方や、決算の見方について、勉強されたい方には役立つような内容に仕上げていますので、宜しければ最後までお読みください。

では、以下の点から見ていきましょう。

▶決算メンテナンスの方法
▶決算を通して見えてきたWISHの強みと弱み
▶今後の見通しについて思うところ
▶上記分析を踏まえた雑感

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